ちょっと高松

うどん県&マグマシティの探訪記と日々の暮らし。

砥部

2012-11-05 | 観光

先日の愛媛の旅のお話、最後は砥部(とべ)です。

砥部へ向かった目的は、砥部焼の里を訪れること

白磁に淡い藍色の絵付けが特徴的な砥部焼。やさしい味わいの器という印象があります。

砥部の町内には約100軒の窯元があるそうで、本当ならば窯元めぐりをしたいところですが、さすがに時間的に無理。

ならば、そうした器がどんな場所(環境)で生み出されているのかという雰囲気だけでも肌で感じられたらいいなと

前日に「ぐるっと観光1DAYきっぷ」という一定範囲の路面電車や路線バスなどが1日乗り放題のきっぷを買っておきました。

松山市・東温市・砥部町の観光スポットをめぐることができるので、公共交通機関を使って観光される方にはオススメです。

窓口でこのきっぷを買った時に、記念品のタオルをもらいました

道後温泉駅から市電で松山市駅へ行き、そこでコインロッカーに荷物を預けてバスに乗りました。

バスから見た松山市内の景色です。市電との距離、こんなに近いんですね~。

 

路線バスに乗ること約1時間、目的地である伝統産業会館前というバス停に到着しました。

まず目に留まったのは、砥部焼のオブジェこうしたオブジェが町内に60ぐらいあるようです。

  

また、道路を歩いていて砥部らしさを感じたのが、この白線。

白線の一部がこのように唐草模様になっているんですよ

 

砥部でまず最初に訪れたのは、砥部焼伝統産業会館

砥部焼の歴史的資料や貴重な焼き物が展示されていたり、窯元さんの作品の販売コーナーなどもありました。

器のディスプレイもいいですね。砥部焼でできた陶琴もありました。透明感のあるいい音をしていましたよ

 

販売コーナーにはたくさんの窯元さんの器があって、ここをまわった時に私は自分好みの窯元さんを見つけました

この伝統産業会館にはレンタサイクルがあるので、自転車で町を走ってみることにしました

自転車を借りる時に、窓口で陶街道五十三次スタンプラリーをおすすめいただきました。

愛媛県外から来た場合には、スタンプラリーのポイント5ヶ所をまわると記念のメダルがもらえるんです

(愛媛県の方は53ヶ所すべてまわらないともらえないらしい。)

自転車なら5ヶ所はあっという間ですよ、と言われたので、ついでにスタンプも押して行くことにしました。

 

町で見つけたこの陶壁画、もちろん砥部焼です。

小雨もぱらつくようなお天気でしたが、本降りにはならなかったので助かりました。

  

町の至る所に窯元さんの煙突があります。その傍ではフルーツも栽培していたりして

 

そして、町の至る所に砥部焼の作品。ひとつひとつ見ながらのんびり歩くのも面白いと思います

町の雰囲気を少し感じたところで、観光センターに行ってみました。

ここでは砥部焼の製造工程を見学することができます。時間がある方は絵付けなど砥部焼体験もオススメですよ。

  

そして、お買い物欲しい器はたくさんあったのですが、この後バス→電車で高松まで帰らなくてはならず

コインロッカーに預けてきた荷物もあるので、うどん鉢など大きいものは改めて車で来た時に買うことにしました。

なので今回のお買い物は、なるべくコンパクトにまとまるもので、あまり重くないもの、という条件付き。

まずは夫からリクエストのあった醤油さしを買いました(あの小豆島のお醤油を入れたかったらしい)。

そして持ち帰りやすい豆皿・小皿をいくつか入手。我が家では主に酒の肴のためのお皿です

さらに蕎麦猪口も買ってきました。本来の使い方よりも、お酒を飲む時の器として使うことの方が多い我が家

淡い絵付けが多い砥部焼の中で、これらの品はかなりハッキリとした絵柄です。どうやらこれが私の好みみたい

この後、再び伝統産業会館に戻り、自転車を返しつつ、窓口にスタンプ帳を提出しました。

スタンプ5ヶ所でメダルはもらえるのですが、私はスタンプ帳にあった11ヶ所すべてをまわり、11ウォークを達成

記念メダルをいただいた上、11ウォークの達成で砥部焼伝統産業会館の入館料が無料になりました

(スタンプラリーを始める前に会館の見学を終えていたのですが、チケットを見せたら窓口でキャッシュバックしてくれました。)

この砥部焼のメダルはシリアルナンバー入りいい記念です。スタンプラリーをおすすめしていただいてよかったです

ちなみに53ヶ所すべてをまわるともらえるメダルは、その年の干支がデザインされているみたいです。

毎年まわって、すべての干支のメダルをそろえるというのも楽しそうですね

それから窓口でこんな本を買いました。「古砥部陶片文様集」です。

昔の窯場の物原(不良品の廃棄場所)から出土した陶片から、各時代の文様や器の形を探ったというこの本。

砥部焼の貴重な歴史的資料なのですが、ひとくくりに砥部焼といっても本当に色々なデザインがあって面白い

この器だったらこんなお料理が合いそうだななんて想像しながら見ていると、とても楽しいんですよね~

今回は短時間ではありましたが、砥部の町を見てまわることができて本当によかったです。

今度砥部を訪れる時は、器を買いにお気に入りの窯元さんへ直接行ってみたいと思います


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2 コメント

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Unknown (junjun)
2012-11-07 12:44:25
焼き物っていいよね~。
いろんな種類の焼き物があるから、
自分の趣味にあうものも見つけられるし!!
こまりちゃんのセンスナイス!

砥部焼、白地に淡い藍色ってコントラストがいいね~

11ウォークもできたのね!
お土産の焼き物メダル、可愛い!ぞうさんも有名なのかな?
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>junjunさま (こまり)
2012-11-07 20:08:58
日本国内には色々な焼物があるので、特産地を選んで旅するのも面白いな~なんて思っています。
砥部焼にもいろんなタイプがあって、今度はゆっくり見てお気に入りを見つけたいなと思います(^-^)

11ウォーク、しちゃいました。自転車使ったおかげです。
メダルのゾウさんは、「とべ動物園」のアイドル・ゾウの媛ちゃんみたいです☆
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