memory of caprice

浮世離れしたTOKYO女子の浮世の覚書。
気まぐれ更新。

缶詰愛に溢れた記事

2014-06-16 00:34:32 | グルメ
缶詰博士黒川勇人の「忙中カンあり」
土曜日の別冊「BE]のコラムが面白い。

秀逸なるこだわりの缶詰の紹介なのだが、
旬の食材を、美味しさそのままに閉じ込めるためのこだわりとその味わい方がつぶさに書かれていて、すぐにも買いに走りたくなる。
普段見落としがちな缶づめという一見地味な食品に光を当てたコラムで、このところ楽しみにしている記事の一つ。

6月7日に紹介されていたのは
東信食品工場 「味わらび」 1449円(3缶セット、税込希望小売価格)TEL 024・545・0735

梅雨が近づくと、田舎にいた頃の山菜採りを想い出す・・から始まる紹介文。

わらびという旬の宝物のような食材も缶詰で食べられる。中でも福島の東信食品工場は知る人ぞ知るスゴイメーカーだ。
例えば「味わらび」は各産地から太くて柔らかいわらびだけを取り寄せている。(原料は放射線検査済)
カットしてから一晩水に漬けるが、アクを抜くため晩のうちに何度も水を替える。この完璧なアク抜きこそ、プロの仕事なのだ。
味付けはしょうゆベースでとても薄味だから、わらび本来の風味がどういうものかよく分かる。そして食感がまた、素晴らしい。
表面はぱりっと歯切れよく、中はねっとりと柔らかい。缶詰なのに「フレッシュだべ!」と叫びたくなってしまう。
鰹節をかけるだけで一品料理になるし、蕎麦にのせればあっという間に山菜蕎麦の缶成。
気の抜けたような蕎麦屋のそれより、ずっと美味しいですぞ。

と、こういう調子故、毎週楽しみ。


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