物価の高騰があまりにも激しいので、小物ではあるが、今のうちに買っておこうということで、Marshall MS-2Cを購入した。
だいたい、楽器関連は通販大手のSound Houseがいつも最安なのだが(最安保証を謳っているし)、今回はポイントを含めて考えると音家より安くなる楽天のショップで購入した。
外箱はこんな感じ。
うむ。かっこいい。
Made in Chinaだろうなと思って確認すると、なんとベトナム製。
デカップリングというやつだろうか。
音を出してみると、評判に違わず、いい音がする(音出しにはFender Made in Japan Aerodyne Stratocaster 2022製を使用した)。
いやー、さすが腐ってもMarshall・・・なんて思ったが、振り返ってみるとマーシャルには苦い思い出がある。
大学生になってギターを始め(遅いが)、練習用アンプにマーシャルの弟分的ブランドのParkというのを買った。
これがクソだった。
素人でもわかるしょぼい音。
しかも、今では考えられないが、ヘッドフォン端子がなかった。
音量を上げれば多少いい音がするのかもしれないという余地があったが、下手くそなのにそんなことできるはずもなかった。
今となっては記憶があやふやなのだが、その後、たぶんZoom(※Web会議のソフトウェアではない。日本の企業)の一番安いマルチエフェクターを買ったのだった。
しかし、これもまともな音はしなかった。
当時はアンプシミュレーター機能などない、ただの歪エフェクトだった。
その後、大阪の心斎橋のイシバシ楽器だったか三木楽器だったかで、Fenderの20Wのアンプ(Champion20とかいう名前だったか?)を買った。
さすがにこれは少しマシな音がしたが、20Wというのはどうしても持て余してしまう音量だった。
1Wくらいでいいんだ、とか思ったものだ。
そして、YAMAHAのMD4というミニディスクに4トラック録音できるMTRを買い、録音用に高価だったSans Amp Classicを買った。
当時、アンプシミュレーターといえばこれしかなかったのだが、サンズアンプには決定的な弱点があった。
イコライザーが付いていないのである。
サンズアンプ自体は、マーシャル系/フェンダー系、スピーカーユニットのクローズド/オープンバックの違いなど、かなりきめ細やかに(というか、マニアックに)調整できるのだが、単体では肝心のイコライザーがないので、実際にアンプに繋ぐか、MTRのミキサー部のイコライザーを使うしかなかった。
あぁ、そんな日々ももう遠い彼方である。
帰郷する際に、Fenderのアンプは処分した(引越屋に引き取ってもらった)。
それもまた11年も前の話・・・。
光陰矢の如しであるなぁ。