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そうなんです天木さん、”崖の際”までいかないと、日本人は気づかないのです(安倍の本性)

2014-11-15 | Weblog

安倍首相の「破れかぶれ解散」を私は嘲笑って歓迎する

まともな国民であれば、今度の安倍首相の「破れかぶれ解散」を、嘲笑って歓迎しなければいけない。
 
なぜか。

それは「APEC失敗隠し解散」であり、「沖縄知事選隠し解散」であり、「アベノミクス失敗隠し解散」であるからだ。

要するに安倍政策の失敗を認めた「八方ふさがり解散」であり、それをごまかして、それでも政権にしがみつきたいという「開き直り解散」なのだ。

それでも安倍自民党は勝つだろう。

たとえ安倍自民党が今より議席数を減らすことになったとしても、安倍自民党政権は揺るがない。

たとえ野党が少しばかり議席を増やしたところで、いまの民主党や野党の体たらくでは、安倍自民党政権は微動だにしない。

そこを見抜いた上での解散・総選挙なのである。

しかし、まともな国民は、そんな安倍首相の解散・総選挙など嘲笑って歓迎すればいい。

なぜか。

それは、たとえ安倍首相が今度の選挙に勝って政権にとどまっても、政策の行き詰まりは何も解消できないからだ。

それどころかますます追いつめられて行く。 やりたい放題させてやれ。

日本経済は悲惨になり、格差が進んで国民は分断され、国際的にはますます孤立していく。

その時こそ、安倍政権が行き詰まり、日本が行き詰まる時だ。

そこまで行かないと国民は気づかない。

そこまで行かないと政治は変わらない。

そこまで行かないと本物の野党はあらわれて来ない。

その時こそ、安倍首相が歴史に汚名を残して国民の手で追放される時である。

そうはいかないだろうって?

それもよし。

多数の日本国民はその程度の国民であるということが分るだけでも意味がある。

戦前から続いた、それが日本国民なのだ。

自分だけは、そんな馬鹿な国民にはならない、と気を引きしめ直して、正しく生きて行けばいいだけの話だ。

正しい生き方さえできれば、何も恐れる事はない。

最後に勝つのはそういう国民である。

そういう国民を政治は支配することは出来ない。

それにしても共産党は大したものだ。

志位委員長はきのう11月12日の記者会見で語っていた。

安倍首相は追い込まれて解散・総選挙に出た。共産党は全国に候補者を立てて迎え撃つと。

見事に安倍の本性を見抜いている。

しかし残念ながら共産党が少しばかり議席を増やしても政治は何もかわらない。

共産党では野党協力は進まず、共産党が国民政党になることはない。

安倍自民党政権を喜ばすだけだ。

それにしても安倍首相は情けない。

小泉の様に世間を驚かせて伝家の宝刀を抜くことが出来なかった。

メディアを使って、メディアに書き立てら、おまけに外遊中に事実上の解散宣言をしてしまった。

笑い飛ばすしかない(了)

 
(文)天木 直人(1947年生 )、元駐レバノン日本国特命全権大使、作家。イラク戦争当時、対イラク政策を巡る駐レバノン日本国大使として意見を具申した2通の公電により外務省から外交官を「解雇」されたと主張(外務省は人事の問題であって「勇退をお願いした」と説明)し、外務省を告発する著書が話題となった。

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