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安倍と稲田こそ、自衛隊員に無駄死にを強いる政治家 辻元こそ、防衛大臣にふさわしい(漫画家小林よしのり)

2016-10-17 | Weblog

 

2016.10.15

 

辻元清美の出版記念パーティーにて

 

辻元清美氏の出版記念パーティーに行ってきた。わしは、辻元氏の『デマとデモクラシー』(イースト新書)で
対談していて、わしは憲法改正して自主防衛を目指す者だし、辻元氏は護憲派で平和主義者だから、両者、激論になっていて、評判が良かったらしい。それで、この日の対談相手にもわしが選ばれたようだ。 

辻元清美というと、右派から蛇蝎のように嫌われている。ネトウヨからはデマばっかり流されて、相当イメージが悪くなっている。

ネットの中には辻元清美の「ピースボートに関するデマ」や「バイブレーターに関するデマ」や「東日本大震災時の現地視察に関するデマ」や「支援物資を横流ししたというデマ」や「金正日に会えると号泣したというデマ」や「自衛隊への認識に関するデマ」や「帰化日本人だというデマ」や「内縁の夫のデマ」など、膨大なデマで溢れていて、これほどデマに耐えている政治家はいないだろう。

これらのデマについては辻元清美のオフィシャルサイトを見てみればいい。全部、説明してある。特に「内縁の夫のデマ」に関する秘書の説明がおかしかった。笑えるから覗いてみればいい。 

辻元氏は政治家として年季が入って来て、国会質問の追及も腰が据わっている。言葉が重くなってきたので稲田朋美への追及のときは、とうとう稲田が震えだし、泣いてしまった。

これを稲田萌えのネトウヨおっさんどもは、「憂国の涙」なんて庇ってるのだから、馬鹿もど外れている。
わしのAKB萌えは意識して自分を馬鹿に見せてやっているが、稲田萌えは無自覚に馬鹿をさらけ出しているから脳髄まで馬鹿が浸透している。

言っておくが、わしは自主防衛論者だし、核保有も認める者だ。北朝鮮がノドンに核を搭載できるほどの技術力を持ち、原子力潜水艦まで持とうとしている現状を見れば、ますます核保有は必要と思うほど、タカ派である。 

だがわしは辻元清美の平和主義は承認する。辻元だけは容認する。わしとて対米追従で日本が侵略戦争に荷担するときは、反対に回らねばならないし、南スーダンのPKOにおける自衛隊の「駆けつけ警護」には反対である。自衛隊に「名誉ある戦い」だけをしてほしいのだ。無駄に血を流してほしくないのだ。 

だが、辻元に追及されてようやくジュバに行った稲田朋美が、数時間の現地調査で帰国して、安倍首相に一体どんな報告をしたか知らないが、安倍首相の答弁では、ジュバで起こった戦闘を「衝突」と説明していた。

戦闘地域ではPKO活動ができないから、「衝突地域」ということにしたいらしい。270人も死者を出したのに、「戦闘」が行われたのではなく、「衝突」があっただけというのは、詭弁ではないか? 

こういう欺瞞が現れてきたときは、辻元清美氏に追及してもらうしかないではないか。辻元清美は「自衛隊員の名誉と命を守る」ことに大いに役に立つ存在なのだ。

安倍首相と稲田朋美こそが、「自衛隊員に無駄死にを強いる」政治家かもしれないのに、クソネトウヨどもは自衛隊員の親御さんや家族たちに、責任を取れるのか? 

わしは趣味の悪いファッションをして、だて眼鏡をかけて、靖国参拝という観念的な行動をすることだけでネトウヨの人気取りをする女、その実、国会で追及されたら、ウルウルと涙を光らせて間抜けな男どもの同情を買う女、そんなヘタレが防衛大臣でいいのかと、不愉快でならない。 

辻元清美の方が防衛大臣にふさわしいのではないかとすら思ってしまう。ネトウヨが張り付けたデマだらけのレッテルを全部剥がしたら、辻元の実相が見えてくる。戦争が嫌いなのは悪いことではない。

あと一歩、辻元清美を追い込んで、「されど日本を戦力で守るべきときは守る」という覚悟さえ持たせればいいのだ。安保法制の議論のとき、「個別的自衛権で守る」と明言した辻元だから、もはや空想平和主義者でもあるまいと思う。


新潟県知事選 米山氏初当選確実 (再稼働反対で与党系破る 10/16/23時27分) 更新10/17/01:30

2016-10-17 | Weblog

更新:与党敗北、政権打撃

新知事に米山氏 柏崎再稼働に「反対」
投票率53% 野党系は本県初

新潟日報 10/17/01:30

任期満了に伴う第20回県知事選は16日投開票され、無所属新人で医師の米山隆一氏(49)=共産、自由(旧生活)、社民推薦=が、無所属新人で前長岡市長の森民夫氏(67)=自民、公明推薦=に約6万3千票差で勝ち、初当選した。米山氏は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に否定的な考えを前面に打ち出しており、再稼働反対の民意が示された形。国が進める再稼働が困難になる可能性がある。

新知事の誕生は12年ぶりで、本県初の野党系となった。共産党の推薦を受けた知事も初。森氏を推した自民党は県議会の約3分の2を占めており、原発再稼働問題をはじめ、人口減少、経済活性化といった課題が山積する中、米山氏がどう円滑に県政運営を進められるかが今後の焦点となる。

泉田裕彦知事が4選出馬を突如取りやめ、新人4人の争いとなった今知事選。米山氏は野党3党のほか市民団体などが支援した。

米山氏は再稼働問題を最大の争点と位置付けた。「福島事故の検証なくして再稼働の議論はできない」と、泉田知事の路線継承を強調。選挙戦中盤からは「現状では再稼働は認められない」と主張を強めた。

自主投票の民進党の一部が終盤、米山氏の支援に回った。野党統一候補が自民党候補を破った7月の参院選新潟選挙区に続き、野党が連勝する形となった。

米山氏は16日夜、新潟市中央区の選挙事務所で「原発再稼働の話がきっとすぐ来る。約束した通り、現状では認められないとはっきり言う」と述べた。

自民、公明両党から推された森氏は県市長会や町村会、建設業界などの推薦のほか、民進党の支持団体・連合新潟の支援を得て組織戦を展開。自民党が党本部直轄で支持団体を引き締めたが、及ばなかった。

ともに無所属新人で行政書士の後藤浩昌氏(55)と元団体職員の三村誉一氏(70)は浸透しなかった。投票率は53・05%で、前回2012年よりも9・10ポイント上昇した。

当日有権者数 194万4050▽投票者数 103万1408▽投票率53・05%▽無効 1万8109▽持ち帰り 11▽不受理 1


<新潟県知事選>米山氏初当選確実 再稼働反対で与党系破る

毎日新聞 10/16

任期満了に伴う新潟県知事選は16日投開票され、無所属新人で医師の米山隆一氏(49)=共産、自由、社民推薦=が、前同県長岡市長、森民夫氏(67)=自民、公明推薦▽元団体職員の三村誉一氏(70)▽海事代理士の後藤浩昌氏(55)の3新人を破り、初当選が確実になった。

米山氏は現状での東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対している。7月の鹿児島県知事選でも九州電力川内(せんだい)原発の一時停止を求める三反園訓(みたぞのさとし)氏が当選しており、政府の原発政策に影響を与える可能性が出てきた。米山氏は出馬表明が告示6日前と出遅れたものの、再稼働に慎重だった泉田裕彦知事(54)の路線を継承すると明言し、争点を絞って脱原発派を取り込んだ。与党が全面支援した森氏の敗北は安倍政権の痛手になる。

与野党対決ながら、民進党が自主投票を決め、支援は野党間でばらつきがあった。しかし森氏との接戦が伝わると、民進党から脱原発を主張する国会議員らが有志で支援するようになり、終盤には蓮舫代表も応援のため新潟入りした。野党統一候補が自民現職を降した7月の参院選新潟選挙区に続く勝利となった。

森氏は県内の幅広い首長から支持され、連合新潟の支援も受けた。告示直後は再稼働に積極的には触れなかったが、原発が争点化するにつれて「再稼働ノーも辞さない」と踏み込んだ。閣僚経験者らも応援に入り、自公は組織の引き締めを図ったものの、再稼働を進める自民には不信感があったとみられ、与党支持層を固めきれなかった。

知事選は当初、4選を目指す泉田知事と森氏の事実上の一騎打ちとなる見通しだったが、泉田知事は8月末、県出資企業のトラブルを巡る地元紙の報道を理由に出馬を取りやめた。自公は森氏を支援し、民進の次期衆院選候補予定者だった米山氏が離党し出馬した。

初当選を確実にした米山氏は新潟市内の事務所で、「原発再稼働に関しては、皆さんの命と暮らしを守れない現状で認めることはできないとはっきりと約束します」と述べた。

 

【新潟県知事選】市民が民進に認めさせた野党共闘
http://tanakaryusaku.jp/2016/10/00014618
2016/10/14 田中龍作ジャーナル



推薦を出さなかった民進党の蓮舫代表は米山候補を「仲間」と強調した。これも市民の危機感が後押しした野党共闘の成果だ。=14日夕、新潟市内 撮影:筆者=


「蓮舫さん、来ないと思ったのに来られた。ここにいる皆さんの熱意じゃないか。皆さんの熱意が黒岩(宇洋・民進党県連代表)さんを動かし、執行部を動かした。次の選挙(=総選挙)で野党共闘としてもう一度一つになるチャンスを与えてくれたのは皆さんです」。

新潟市の繁華街できょう(14日)夕方、開かれた市民集会で自由党の山本太郎議員が詰めかけた有権者に語りかけた。(主催:新潟に新しいリーダーを誕生させる市民の会)

山本議員の他にも蓮舫代表、阿部知子、小熊慎司衆院議員(以上民進党)、笠井亮衆院議員(共産党)らがマイクを握った。

主催者は市民集会をもともと屋内で開くはずだったが、もっと多くの有権者に訴えようと、会場を繁華街のそれも屋外に移した。

原発を再稼働させてはならないとする市民の危機感が、米山隆一候補への猛烈な追い風を吹かせ、国会議員たちを呼び込む力となった。



「新潟県としてNOを貫けるのは米山さん」。新潟市内の支援者たちがプラカードを作成した。=14日夕、新潟市内 撮影:筆者=


野党共闘は連合に頭が上がらない民進党の体たらくで、一時瓦解していたが、ここへ来て形になった。

民進党の蓮舫代表は昨夜、米山候補から直接要請の電話があったことを明らかにした―

「米山候補は言った。『何もなかったところから、新潟県民が立ち上がった。だから命を守りたい』と。電話を受け、私(蓮舫)に何ができるんだろう。一緒になって思いを訴えたい」。

蓮舫代表は応援に入ることを決めた経緯を話した。悩んだ末の新潟入りだった。

蓮舫代表の演説が終わると米山候補がマイクを受け継いだ―

「2週間前、遠くに見えた相手候補が間近に迫っています。『この暮らしを、ふるさとを、命を守って欲しい。何より子どもの未来を守って欲しい』という皆さん一人ひとりの思いが、私をここまで支えて下さった」。

選対本部長の森ゆうこ議員が集会の最後を締めくくった。今回の選挙戦を象徴しているようだった ―

「私の時(夏の参院選挙)は市民と野党は一つだった。でも今回は違うんです。自民党や公明党の支持者が『自分は原発再稼働賛成じゃない』と私の所に電話をかけてくる。原発再稼働反対の県民は一つなんです」。

安倍政権の下、国策である原発再稼働の是非を真っ向から問う新潟県知事選挙。

再稼働推進派のオール与党(自公・連合)候補か、それとも再稼働に慎重な泉田路線を継承する野党候補か。最後まで予断を許さない展開となってきた。



「原発ゼロの会」事務局長の 阿部知子議員は4回も新潟入りした。山本太郎議員(中央)、笠井亮議員(左)も応援に駆け付けた。=14日夕、新潟市内 撮影:筆者=

 ~終わり~