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海外メディア、安倍に国連で説明を(マスコット芸者閣僚山谷えり子 在特会のおもてなし)

2014-10-03 | Weblog

2014年9月29日に山谷の辞任を求める抗議行動が総務省前で行われた.

週刊文春2014年9月25日号で当時「在日特権を許さない市民の会」(在特会)関西支部長の増木重夫との写真を示された山谷えり子は「ザイトクカイって何ですか? どういう字を書くんですか?」「誰のホームページですか? その方、存じ上げません」と述べ、「在特会」の名前を聞くのも初めてのような対応をしている。

また2014年9月25日、外国特派員協会での記者会見において、「(在特会を)知らなかったとは言っておりません」などと週刊文春で報じられた発言を否定した。これについて週刊文春側は山谷とのやりとりの音声を公開し、山谷に反論している。

そもそも、内閣府に属し下位組織として警察庁を所管する国家公安委員会は、「国民の良識を代表する者が警察を管理することにより、警察行政の民主的管理と政治的中立性の確保を図ろうとする」ものとされ、その委員長は国務大臣であり、内閣総理大臣の指名で就任する制度である。

だから国家公安委員長たりうる人物は国民の良識を代表する者でなければならないはずだ。だが山谷えり子自身は白を切っているが、一方の増木重夫は山谷えり子について「二十年来のお付き合いがありますねん」と説明している。

外国では政権が閣僚を指名する場合、本人や家族の素性や経歴はもとより、過去の所属団体や出版物を基に言動や政治思想にいたるまで厳しくプリ・スクリーンにかけられる。なぜならば議会の承認委員会ではさらに厳しくチェックされるからだ。たとえば米国では、過去に南米からの不法移民を家政婦に雇っていたことが発覚し閣僚指名からはずされた政治家もいる。それほどまでに閣僚の資質が厳しく問われる。それが日本の場合はチェックなしの素通りだ。さらに恐ろしいことに山谷えり子を閣僚に指名したのは、国民から人格が疑われている異常男の安倍だ。

この8月、安倍政権は国際人種差別撤廃委員会から幾つかの勧告をつきつけられた。ヘイトスピーチ対策はそのうちの一つで、「ヘイトスピーチの発信及び憎悪への煽動を行う公人及び政治家については適切な制裁措置­を実行する」ように勧告されている。情けない安倍日本だが、山谷えり子なぞは国家公安委員長にふさわしくないさいたる人物であり辞任してしかるべきである。日本の国民やマスコミがまったく騒がないのもおかしな話だ。また安倍は任命責任を逃れることができない。安倍は本件で失墜した日本の国際信用を回復させるために国連の場で申し開きの説明をおこなうことだ。安倍や右派メディアが騒ぎたてる朝日新聞の誤報どころの問題ではない。

山谷えり子とは:昭和25年生、聖心女子大文学部卒、元サンケイ系列情報紙の記者。参議院議員2期。現、国家公安委員会委員長及び内閣府特命担当大臣(防災担当)。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


山谷えり子氏、在特会幹部らと記念写真の舞台裏

 

 なんの冗談なのか国家公安委員長に就任した山谷えり子が、在特会幹部らと記念写真を撮っていたという情報が話題になっている。

ネトウヨ問題を何年も追い続けて来た身としては非常に「いまさら」なのだが、現時点で在特会~山谷えり子の繋がりばかりがフィーチャーされているため、「最も注視すべき点はそこではない」と説明させていただきたい。

まず、今回話題になっている写真に写っている人物は、山谷えり子と、荒巻靖彦・西村斉・遠藤健太郎・増木直美・増木重夫といったメンバー。それぞれ在特会や、その元になった維新政党・新風といった、ネトウヨ系団体に所属している。

直近のネタとしては、朝鮮学校襲撃・徳島県教組襲撃といった事件で逮捕・有罪判決を受けた連中に注目が集まるのだろうが、ここで最も注目せねばならないのは「増木重夫」である。増木に比べたら在特会などどうでもいい素人集団だと言っていい。

増木は教育再生・地方議員百人と市民の会の設立者にして元事務局長、また在特会・関西支部長を務めたこともあり、さらには救う会大阪の事務局長でもあった人物だ。おまけに新しい歴史教科書をつくる会や、自由主義史観研究会の会員でもある。彼は私塾を経営しており、そこから地方議員に当選したりと、政治運動へ流れる人間を排出している。

例えば、元吹田市議の神谷宗幣などは、増木の塾で働いていた過去があり、龍馬プロジェクトという全国の若手議員を横で繋ぐ超党派の組織を立ち上げた。このプロジェクトメンバーには、収賄容疑で逮捕された美濃加茂市長・藤井浩人なども含まれている。

私個人としては、神谷氏にしろ係争中の藤井氏にしろ、若い人材が日本を変えてくれる事に期待しているので、どちらかといえば好意的に見ており、藤井氏に関しては同情的ですらあるのだが、そういった私情を差し引いても悪い筋と繋がり過ぎている。

という訳で、ここで話をその悪い筋であるところの増木重夫に戻そう。増木氏がいったいどういう背景の人物かというと、在特会らとは違い明らかなプロである。それも街宣右翼などではなく、もっと政治活動に深く関わろうとするスタンスを持っており、先にも挙げた私塾の繋がり以外にも、様々な右系の連中と親交がある。

例えば在特会桜井誠の直接の師匠とも呼べる西村修平などは、かなり長い期間この増木と行動を共にしており、日本全国を街宣行脚していた。西村の側近らは 「いくらなんでもお金が掛かり過ぎる」と何度も指摘していたようだが、西村はその度に「いいよいいよ増木君が出してくれるから」と気にもとめなかったようだ。 ここから組織内部で「M資金」という単語が生まれたらしい。(元内部関係者談)

この増木は救う会大阪の代表を務めていた時代に、救う会の全国協議会に除名処分を受けている。一時期救う会に様々な右翼団体が入り込み、中には任侠系も多く含まれていたため、あちこちでトラブルが巻き起こっていた。そこで任侠と看做された支部や、活動内容に問題のあった支部がごっそりと除名されたのだが、その中に増木の救う会大阪も含まれていたのだ。ここで増木は除名された恨みからか、全国協議会に対して「あいつらは任侠に支配されている」と暴言を吐いて回るなど、酷い内ゲバを見せていた。ちなみに救う会大阪の除名理由は、金銭の不透明さと、万事においてやり過ぎる姿勢を問題視されたためだ。

この「やり過ぎる」という部分において、後の在特会らの暴れっぷりを見れば理解が早いだろう。今にして思えば、救う会全国協議会はこれを危険視して先に手を打ったと考えても良いかもしれない。

増木氏は今回の山谷氏の写真騒ぎを受けて「私が関わっていた当時の在特会はヘイトスピーチや犯罪行為は行っていなかった。差別的な活動をやり始めたので私は距離を置いた」などと言っているのだが、冗談も大概にした方がいい。

山谷との写真が撮影されたのは2009年なのだが、この前も後も在特会はすでに今と殆ど変わらない活動をしていた。例えば、在留許可を巡って日本で産まれたフィリピン人の女子中学生に対し、わざわざ学校周辺の通学路などを街宣コースに選び、口々に「国に帰れ!」などと騒ぎ立てるといったお約束の活動だ。これは弱い立場の女子中学生個人を標的にしていた、日本男子とは思えぬ卑劣なやり方であった事を付け加えておく。

ついでに言うと、山谷えり子との記念写真の後の増木重夫にも触れておこう。彼はあの写真が撮影された後に3回も逮捕されている。 

・2009年4月 小学校長への脅迫(写真に写っている遠藤と共に逮捕) 

・2010年10月 車庫飛ばし(妻の直美も逮捕)

・2011年11月 保険金詐欺

増木重夫という人物は、常にオカミに見張られているも同然で、下2つに関しては「脅かし」の意味があったのではないかと思われる。可哀想といえば可哀想ではあるのだが、増木はそれだけ危険視されているという証明にもなるだろう。

さて、山谷えり子は「講演後などに記念撮影を頼まれたら断れない。 相手が誰かも知らない」といった逃げを見せているが、それもまた大嘘である。少なくとも、増木重夫とはそれなりに馴染みだったはずだ。

山谷えり子は増木が事務局長を務める百人の会の顧問を務めており、百人の会のHPのTOPに山谷の写真が掲載されているような関係なのである(増木が2009年に小学校長脅迫で逮捕された直後こそ慌てて削除されたが)。それで「知らない」は通る訳がない。そういうつまらないウソをつくから、かえって疑いが強まるのだ。

余計な事を言えば、山谷にしても増木にしても、国際勝共連合(創始者は統一教会の文鮮明)の関連会社が発行する「世界日報」に連載したり、たびたび記事に取り上げられていたという共通点がある。

山谷に関しては、かの「純潔教育」に賛同するかのような言動を繰り返しており、彼女の過去の発言をまとめると「歪んだキリスト教に感化された保守派」と目されても言い訳が効かないのではなかろうか?

この辺りは安倍内閣の人選に共通する「薄気味悪さ」であり、安部首相自身も度々国際勝共連合絡みのメディアに取り上げられている(この国際勝共連合・統一教会と、日本の右翼業界とを繋ぐ反共思想については、別の記事としてまとめねばならない分量になるので割愛する)。

兎にも角にも、こういう背景のある人物が、現政権により「国家公安委員長」兼「拉致問題担当相」に就任したのだという事実を、よくよく覚えておいていただきたい。強い日本を再生するために、保守派の声が強まるというまではいい。 片側だけの声が強いよりはよほど健全である。しかし、それにしたって「筋」や 「品格」というものがあるのではないか?(文:荒井禎雄/東京ブレイキングニュース) 


 「山谷えり子議員、在特会元幹部との写真問題・質問と回答」全文掲載

2014年9月18日TBS RADIO

http://www.tbsradio.jp/ss954/2014/09/20140918.html

2014年9月18日のTBSラジオ放送で、自民党・山谷えり子参議院議員(国家公安委員長)が在特会元幹部と5年ほど前に一緒に写真に納まっていた問題について、番組から山谷議員に送った質問状と回答の全文を掲載いたします。

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【「荻上チキ・Session-22」から山谷議員に送った質問】(9/18 16時20分 送信)

質問1
きょうの会見では「在特会の人とは知らなかった。」とお答えになっていますが、在特会の方とわかっていれば写真を撮らなかったということでしょうか? また、今後、このような場合は、どのように対応されますでしょうか。

質問2
週刊文春の記事によりますと、「ザイトクカイって何ですか?」とお答えになったと報じられていますが、「在日特権を許さない市民の会(通称・在特会)」についてどのような認識をお持ちでしょうか?また、在特会の主張について、どのようにお考えでしょうか?

質問3
きょうの会見で、「暴力的な行為を煽る、心を煽るというようなヘイトスピーチは憂慮に堪えない状況と思っている」とおっしゃっていましたが、国家公安委員長としてヘイトスピーチに対して、具体的にどのような対応を考えてらっしゃいますか?

質問4
また、在特会は山谷議員のおっしゃる「暴力的な行為を煽る、心を煽るというようなヘイトスピーチ」を行っている団体に該当するとお考えでしょうか?

質問5
ネオナチや在特会など、排外主義的な団体のイベントに参加したり、メッセージを寄せるなど、国会議員がその団体に賛同しているかと受け取られかねない行動をとることについて、どのようにお考えでしょうか?

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【山谷えり子参議院議員(国家公安委員長)事務所からの回答】(9/18 21時18分 受信)
(※問1〜問5に対する個別の回答ではなく、以下の3項目の形でのお答えでした)


お問い合わせの件につき、下記の通り回答申し上げます。

在特会の関係者であったということは承知しておりませんでした。政治家として、いろいろな方々と色々な場所でお会いする、また写真を言われれば応じることもあるが、個々の方々の身分などに関しては承知しておりません。

同団体については、在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼等に付与されている「特別永住資格」の廃止を主張するなど、「在日特権」をなくすことを目的として活動している組織と承知しています。

特定の人々や集団に対して、侮辱であったり、差別感情を煽ったり、あるいは名誉毀損、憎悪の心を煽っていくなど、実際に暴力行為等々も発生しております。平和な愛し合う社会をつくるため、またそのような理想を求めながら歩いている21世紀の人々にとって、ヘイトスピーチは憂慮にたえない状況であると感じている。
警察としては、必要な警備を実施するとともに違法行為を認知した際には、法と証拠に基づき厳正に対処しているものと承知しており、国家公安委員長として警察を督励してまいりたい


 「山谷えり子大臣 外国特派員協会 会見」質疑応答の全文掲載

2014年9月26日TBS RADIO

http://www.tbsradio.jp/ss954/2014/09/post-301.html

第2次・安倍改造内閣で国家公安委員長、拉致問題担当大臣などに任命された山谷えり子参議院議員が2014年9月25日、日本外国特派員協会で会見を行いました。冒頭のスピーチでは北朝鮮による日本人拉致問題の全面解決に向け、意欲的に取り組む姿勢を示しました。質疑では在特会元幹部との写真問題について質問が集中しました。

<山谷えり子 拉致問題担当大臣 会見・質疑>

TimesのRichard Lloyd Parry:最近、「マスキシゲル」さんについて質問されたされたかと思います。彼は在特会と深い関連を持っているということでございますが、この質問が出た時には大臣は彼が在特会と関係にしていることを知らなかったとおっしゃったと思いますが、マスキ氏の方は15年前から大臣を存じ上げているという風に言っているということであります。色んな疑問がありますので、疑問を晴らす意味で伺いたいと思います。何年前からマスキ氏をご存知なのでしょうか?そして、何回くらいお会いされているのでしょうか?そして、せっかくこの場にいらっしゃっているのですから、在特会についての気持ちをはっきりと申し上げてもらえますでしょうか?つまり、こうゆうような組織は認められないとか、容認出来ないというお気持ちであるかどうかについてお話いただけますでしょうか?

山谷大臣:私は、選挙区が全国でありまして、たくさんの人々とお会いいたします。そのマスキさんという方が在特会の関係者ということは存じ上げておりません。

TimesのRichard Lloyd Parry:その質問の後半ですが、在特会の価値、在特会が訴えるような政策に反対されますか?

山谷大臣:一般論として、色々な組織についてコメントすることは適切ではないと考えております。

THE DAILY BEASTのジェイク・アデルシュタイン:同じテーマになりますが、言い方を変えさせていただきます。よく大臣の話に出てくる国連も、米国の国務省も、また大臣がご担当されております警察庁もそうですが、この3つの組織は全て、在特会は憎悪、ヘイトクライムの犯罪、ヘイトクライムのグループと指摘しています。つまり、彼らたちは差別的な気持ちを扇動しまして在日韓国人、朝鮮人に対する差別を促すような組織であると言っているわけでございます。やはり、警察庁のトップといたしまして、はっきりとこの場でヘイトクライム、ヘイトスピーチなどは、こういった差別的な行為は絶対許すべきではない、人種差別はよくないというようなことをおっしゃっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?

山谷大臣:さきほど、サインをとお願いされまして、私は「和を持って尊しとす」という風に揮毫をさせていただきました。日本というのは和を持って尊しとする一人ひとりの人権を大切にしてきた国柄でございます。そして、ヘイトスピーチに関しましては、特定の集団や人々に対して非常に差別的な決め付けをしたり、また名誉毀損をしたり、あるいは侮蔑的な感情を煽ったり憎悪の感情を煽るということでですね、それは、誠によくない、憂慮に耐えないことであります。そして、昨今の日本で、ヘイトスピーチをする人、そしてそれにまた反対する人々との間で暴力的な行為すら起きている。遺憾に思っております。警察といたしましては、必要な警備を行い、そしてまた違法行為があれば法と証拠に基づいて厳正に対処していかなければならないと思います。

フリージャーナリスト・田中龍作:大臣は週刊文春の記者のインタビューで在特会は知らないと答えています。今も、タイムスの記者の質問に対しても幹部とはいつごろ付き合いがあったのか?名前も知らないとおっしゃいました。それで、警察行政のトップが務まるのでしょうか?今、これだけ国連から問題とされているという団体のことを知らなくて、警察行政のトップが務まるのでしょうか?それこそ、辞任にあたりませんでしょうか?

山谷大臣:ヘイトスピーチ、ヘイトクライムに関しましては、先程も申しましたが憂慮に耐えない遺憾に思います。平和で愛しあう世の中を作りたい、そんな21世紀を作りたいと思う多くの人々。私も当然でございますが、それに対するチャレンジだと思っております。週刊誌のやりとりに関しましては、事実ではございません。

フランス「アルティエル」放送:慰安婦問題について伺いたいと思います。朝日新聞の記事が出ましてから、日本の右翼系のメディアというのは非常に強く朝日新聞を攻撃しているわけであります。私から見ますとこれはやっぱり政治的な背景があるのではないかと思います。政府の方からこのような動きを流しているのではないかと感じております。それによってメディアが自己牽制というのでしょうか、あまり自由に物事を書かないようになるのではないかという風に感じております。また圧力をかけて朝日新聞の社長の辞任を促しているのではないのかと思います。こういう背景において質問をさせていただきますが、日本の国において報道の自由の状態はどう思いますでしょうか?

山谷大臣:日本は、報道の自由がある国だと私は考えております。私も元記者として真実が明らかになっていくことを望みます。

国民新聞論説委員・藤田寛之:私からしますとですね、朝日新聞の記者とはいいませんが、日本にはですね、日本を非常にヘイトしているんじゃないかと思うような、あるいは外国特派員がいたりしますが、こういった方々を取り締まっていただけるのでしょうか?

(記者席から「Right Wing!」と声が飛ぶ)

山谷大臣:言論の自由と一人ひとりの人権は守らなければならないと考えています。

NHK・カワダ記者:拉致問題担当大臣として山谷大臣に伺います。きょう、政府の方が29日に日朝の協議を行うと発表されましたが、北朝鮮側からは初期段階を超える結果を今のところ出せないというようなことを言ってますけども、日朝政府間協議の場で、どのように北朝鮮側に姿勢を問いただすのでしょうか?もう一点、今回は第一回目の報告ではないのかもしてませんが、一方で北朝鮮側としては先日、ソン・イルホ大使も先日、日本側に提示するという準備は出来ているという趣旨の発言もされていますが、もしその4つの分科会があるなかで、拉致以外について北朝鮮側から提示された場合、日本政府としてはどのように対応されるのか教えていただきたいと思います。

山谷大臣:拉致問題担当大臣としてのスピーチを頼まれて、きょうここに参りまして、拉致問題の質問をしていただきまして、ありがとうございます。最初の報告は夏の終わりから秋の始め頃ということでございましたが、先日の報告というより連絡ですね、初期段階であるからそれ以上のことは言えないというような、それはですねとても報告とは言えるものとは言えません。そのような連絡を受けまして、日本といたしましては、それは一体どういう意味なのであるか、調査の内容、色々な分科会での作業、どのくらい開いてどういうことを今、プロセスの中でやっているのかどうかを当然、聞かなければならないわけでございます。で、北京の大使館ルートを通じて、そのことを申し入れて参りましたところ、9月の29日、中国の瀋陽において、日本の外務省、伊原アジア大洋州局長と、そしてソン・イルホ大使が会合を開くことがセッティングがされているという状況であります。どのようなやりとり、あるいは北朝鮮側の回答がくるか、今はまだわからない状況ですので、余談を持って何かということをですね、この場でお話することは難しい状況にございます。

ジャーナリスト・江川紹子:またちょっとヘイトピーチのほうに戻って申し訳ありません。さきほどから色々、お話になりましたけども、現状ではですね、警察がヘイトスピーチをしている人たちを守っているかのように見える映像、あるいは全く無抵抗の老人をですね、そのヘイトピーチをしている人たちが殴る蹴るの暴行をしているのに、警察官が特に取り締まる様子もない映像がインターネットで流れてこれが日本のイメージを著しく損なっていると思います。そういう現状を踏まえて、警察を監督する大臣としてこういったヘイトピーチの問題に関して、その警察がきちっと対応していく、現行法で出来る限りのことをやっていくというお考えはここでお聞かせいただけますでしょうか?

山谷大臣:私も色々なグループがぶつかっているという映像をいくつか見ています。暴力行為、違法行為があれば、当然、法と証拠に基づいて厳正に対処なければならないと思っております。警察を督励してまいりたいと思います。

ドイツのフリーランス・ジークフリード(?):さきほどの話を聞いておりますと、先ほどの問題人物についてお会いしたが、何回くらいかはわからない。あるいは彼の組織についてはよくわからないという話がありました。しかし、大臣は警察組織のトップとしてご活躍されているわけでございますので、警察組織のトップの方はやはりこういう問題の組織、特に右翼団体について、あらゆることを知っておくべきだと思いますがいかがでしょうか?つまり、それを知らなかったとおっしゃるのは問題ではないでしょうか?

山谷大臣:知らなかったとは、言っておりません。週刊誌の書きぶりは正しくなかったと先ほど、お答えしました。ヘイトスピーチ、ヘイトクライムというのははよくないことだと、申しました。そして違法行為があるのならば法と証拠に基づいて、警察としては厳正に対処していくべきだと考えております。

TBSラジオ・長谷川裕:先日、番組(※「荻上チキ・Session-22」)の方から書面で山谷議員にいくつか質問をさせていただいて、書面でお答えいただいたものがあるのですが、その中で、在特会につきましてどのような団体という認識をお持ちですかという質問をさせていただいたのですが、『同団体については、在日韓国人・朝鮮人問題を広く一般に提起し、彼等に付与されている「特別永住資格」の廃止を主張するなど、「在日特権」をなくすことを目的として活動している組織と承知しています。』こうお答えいただきましたが、この場合の「在日韓国人、朝鮮人問題」並びに、「在日特権」というのは何を指してらっしゃるのかお答えいただきたいと思います。

山谷大臣:本当にこのところ、たくさんの取材を受けてたくさん回答をしております。今、お読みになられた部分は恐らく、全体をお示しくださっていないのでちょっと確かでないのですが、今、お読みになっている部分は恐らく、在特会のHPから引用したものをそのまま記しているんだろうという風に思います。ということであります。

TBSラジオ・長谷川裕:そういった問題や特権があると、大臣自身もお考えでしょうか?

フリージャーナリスト・田中龍作:これ一番大事なこと。What is 在日特権?

女性ジャーナリスト:なぜ引用したんですか?

山谷大臣:あの在特会が言っている、「在日特権」というのが、詳しくは何を示すのか。在日特権という定義というものはそれは、いろいろなグループがいろいろなことをカギカッコで言っているんだと思いますが、法律やいろいろなルールに基づいて特別な権利があるというのは、それはそれで、私が答えるべきことではないと思います。

フリージャーナリスト・田中:大臣が在日特権があると認めた回答ですよ!?

司会者:(騒然とする場を静止して・・・)ありがとうございました。
     
山谷大臣:拉致問題の解決のためには、国際連携が大切でございます、どうぞ皆様お力をお貸しいただければと思います。ありがとうございました。


参考:

2014

山谷えり子国家公安委員長、在特会関係者から献金発覚

http://matome.naver.jp/odai/2141120095263329401

山谷えり子氏が在特会幹部と写真 5年前、関係者がHP公開

http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014091701001607.html

山谷氏「ザイトクカイって何」 相談する間柄でも初耳?

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-20/2014092002_02_1.html

「山谷国家公安委員長辞めろ」総務省前 響く唱和」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-10-01/2014100105_02_1.html

2013

ヘイトスピーチに1200万円賠償命令「人種差別 違法」

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/10/08/kiji/K20131008006769450.html?feature=related