曇り、27度、93%
そんなに使いもしないのに、手元に溜まってしまったもののひとつがサングラスです。沖縄より南の香港です。サングラスは目の弱い人には、必需品。昨今、紫外線の目への影響も言われ始め、香港人も少し日が照ればサングラスをかけます。そのうえ、女優眼鏡ともいわれる大きめサングラスの流行です。確かに大きめなサングラスは、顔の大半を隠してしまうので、すれ違う人がきれいに見えます。
私がサングラスをかけないのは、しばらくかけていると鼻に当たるパッドの所がシミのようになります。残りはしないもののやはり気になります。よくサングラスをかける主人は、無くすこともしばしばです。つまり、私がサングラスを蓄えたのではなく、使わないからなくさない、傷めないだけのことことかもしれません。
細めのサングラス、手前の黒は手に取ってみていただけなのに、主人が買ってくれたもの。いずれはグラスを入れ替えて老眼鏡にするつもりです。後ろのはスポーツタイプ、汗止めもついていますし、頗る軽く、山登りのとき持って行きます。ともにプラダのものです。
女優眼鏡といわれる大きめのもの。タダでさえ顔が小さいので、すっかり隠れてくれます。ところが、手前のものは実に30年以上前のサングラスです。写真の色がよくないのですが、上の色の薄い所はピンクに近くグラーションがかっています。当時、このサングラスをしていると、逆さまにかけているよとか、変な顔をしてみられたものです。退色もなく、状態のいいまま現役で車に乗っています。奥のは4、5年前のもの。グリーンのフレームにいたく心惹かれて買ってしまったものです。手前がディオール、奥はマルニのものです。
10年以上前、目の周りに大きな痣を作ってしまいました。いわゆる打撲です。顔が曲がってしまったように、腫れ上がりお岩さんそっくり。鏡を見ては笑っていました。でも、仕事に出かけなくてはなりません。打撲は腫れが引いても、青紫のうっ血が残ります。家を出て家に戻るまで夜でもサングラスをかけていたのは、3ヶ月程におよびました。直射を遮るためのサングラスが、私にとっては痣隠し。とっても助かった覚えがあります。
30年前のサングラス、最近のものと比べても重たくありません。なんだか、いつまでも使っていそうな気がします。