曇り、19度、77%
この方、もう直ぐ13歳、人間で言えば70歳ぐらいになるモモさんです。最近、お昼間はほとんど寝ています。私が出先から帰っても起きても来ずに熟睡です。もちろん夜も寝ます。パグ走りというパグ独特の興奮した時の走りも、お風呂の後だけになりました。年相応にゆっくりした生活です。
小さい頃はよく物を噛みました。歯の生え変わる頃などは被害甚大でした。靴を始め、当時のぬいぐるみたちは悲惨なまでにボロボロ。椅子の足やチェストの取っ手など今でもモモさんの歯型がついています。ぬいぐるみは6歳の頃からイケアで買った「ネズミちゃん」一筋です。朝晩、ご飯の後の洗い物をしている私の足元にこの「ネズミちゃん」をポトンと落とします。「遊んでくれ。」の合図です。「ネズミちゃん」を投げて走って取りに行ったり、口にくわえて引っ張り合いをしたり。この朝晩の決まりごとも歯が次第に悪くなってからは回数が減ってきました。今では週に1回もあればいい方です。いただいた「ネズミちゃん」も含めてカゴの中には2匹の「ネズミちゃん」がいます。そして小さい時から、この「ネズミちゃん」を家のそこかしこに隠す癖がモモさんにはあります。クッションの下などにねじ込んであります。 くの字になっているモモさんが隠したつもりの「ネズミちゃん」です。この癖は犬の本性で食べ物を隠す癖から来たものでしょうか、「モモの忘れ物」という題で写真がまとめられているほど頻繁に隠しました。
先日、カゴの中に「ネズミちゃん」が1匹しかいません。「隠したのね。」と、隠しそうなところを見ましたがどこにも見当たりません。夜でしたのでそのまま休みました。早速翌朝探します。狭い家ですから「ネズミちゃん」があるとすればここしかありません。主人のベットの下です。
以前はこのベットの下にも本や食器を箱に入れて置いていましたが、日本に返して以来少し空間ができています。大きなマットを上げました。壁寄りの一番奥に「ネズミちゃん」がいました。 「ネズミちゃん」が見つかったことより、梱包資材を丸めて置いていたのにビリビリに破れています。こんなことするのはモモさんしかいません。紙くずを片付けながら、ベットの下にネズミちゃんをくわえて潜って、紙をビリビリに割いているモモさんを想像しました。声を出して笑いました。「まだやるじゃない。」
私が片付けている間もモモさん朝の眠りの中です。「でも一体、いつベットの下の潜ったのかしら?」私が家にいるときにモモの姿が見えなかったことはありません。まして、紙をビリビリすれば音だって聞こえるはずです。ということは、私の留守にベットの下に潜っていたずらをしたに違いありません。
こんなお歳になって、留守中ベットの下でいたずらをするモモさん、まだまだお元気です。「まだやるじゃない。」