チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

数少ない友人

2016年12月15日 | 日々のこと

曇り、17度、66%

 香港から出す郵便に今の住所を書き始めて17年、いよいよこの住所ともお別れが近づいてきました。そしてこの住所で受け取る郵便物もお終いになります。そんな思いを胸に郵便受けを覗きます。今年最初のクリスマスカードを見つけました。

 人見知り、人付き合いが上手でない私の友人の数はほんの少しです。もう直ぐ60歳になります。友人の数よりも、今までこんな私と付き合ってくださった少ない友人を大事にしたいと思います。昨年、年若い友人を亡くしました。数少ない友人の一人です。寂しく思っていると、その友人のご姉妹とお付き合いが始まりました。ご縁です。大事にと思います。

 郵便受けのクリスマスカードの送り主は、もう50年近い友人です。「50年といえば半世紀だわ。」と封を切りました。ヤドリギのカードです。50年のうち、お互いの海外生活もあり、子育て時代もあり、そしてこの歳でまた身近な友人となりました。何10年ぶりの再会の日、「お顔が分からないかもしれないよ。」と言う主人に「大丈夫よ。」と答えたものの主人の言う通り、初めは一瞬戸惑いました。でもその笑顔の奥には昔の面影が見えます。あれから数年、今では二人ともおばあちゃんです。

 アムステルダムで買った「ニゲラ」という花の種を彼女に送りました。翌年、その翌年も彼女の家の庭で花を咲かせてくれました。「今年も咲いたよ。」とメールをくれます。3年目には、「ニゲラ」の種が送られてきました。でも何分にも狭い我が家の出窓、そこで、上州の友人に頼んで花を咲かせてもらいました。この上州で咲いた「ニゲラ」の種が今、福岡の家で種蒔きを待っています。緑の指を持った友人に恵まれて、「ニゲラ」が福岡の家に咲く日も間近です。

 ここひと月は、お孫ちゃんのお世話で家を離れている友人です。私が福岡に帰る頃にはもう戻っているかな。カードの彼女の字を見ながら、無性に会いたくなりました。

コメント
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