曇り,28度、78%
もう、随分とゲームなんかしたことがありません。昔ながらの双六やトランプですら、TVゲームでする時代です。ゲーム機を使うゲームはどうも苦手です。仕事でPCを使っていましたから、それ以上に目を酷使するわけにはいきません。
小さい頃、夏休みになると楽しみなことがありました。幼なじみの家に遊びに行き,夕方は花火をして,大人たちが夜遅くまで話している間,その家の兄妹と私と3人でモノポリーをすることです。私の母は決してゲームなど買ってくれません。我が家にあちらの家族が来てくれるよりは、モノポリーのある幼なじみの家に行きたいといつも言いました。夕飯がすむと,子供部屋の床にモノポリーの盤を拡げて、さあ始め。モノポリーをしたことのある人ならお分かりでしょうが,このゲーム何か決まりを作らないといつまででも続きます。3人の中で少し年かさの少ないあちらの妹は,飽きて来て眠たくなります。結局は3人ともゲーム半ばで寝てしまう羽目となるのですが。帰りはいつも寝たまま車に乗せられ家に戻りました。
母が里帰りをしていた時のことです。父がデパートに連れて行ってくれ,買ってくれたのがモノポリー。 小学校の2年でした。以来50年間、私が行く先々に付いて来てくれています。学校で上京するとき,香港にだって付いて来てくれました。一度引っ越しで雨に当たってしまい,盤の真ん中が傷んでいます。先日,ふと下のプールを見ると、 あー、懐かしい,モノポリーをしている人が見えます。よく写っていないのですが,このモノポリーは香港バージョン。町の名前が香港の地名です。父の買ってくれたのは昔ながらのアメリカバージョンをそのまま日本語に直したもの、出して来てみるとカードも駒もお金すら一つも無くさず持っています。こればっかりは一人で出来ません。
香港から帰る時には,香港バージョンを記念に買おうと思います。元盤のリージェントストリートなんか、行ったこともありません。ペンシルバニア鉄道なんて乗ったこともありません。香港の地名のモノポリー、歳をとったら懐かしく思いながら,主人とふたりで遊ぶのもいいなあと思います。そんな矢先、ミニオンズのモノポリーが売られているのを見ました。駒も,ミニオン達です。これも欲しいなあ。日本に帰る時の荷物には,モノポリーが幾つも入っているかもしれません。