チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

蜘蛛の巣

2015年07月02日 | 日々のこと

晴れ、19度

 昨日、7月1日は香港は中国返還記念日てお休みでした。早いもので、18回目にになります。雨の多い季節、18年前もいいお天気だったなあと思いながら、香港島の東へ車を走らせました。1日ですから、マウントパーカーへ上がります。ビクトリア湾沿いの高速道路を走っていると、ヘリコプターが2機、中国の国旗をぶら下げて飛んでいます。よく目を凝らさないと中国の国旗とは分からないほどの旗でした。

 暑くなってきましたので、朝の6時には家を出ました。このマントパーカーは、早朝から人の行き来が絶えません。しかもお休みですから、家族でやって来る人がたくさんです。

 暖かくなると、以前はいろんな小動物が見られました。ムカデやトカゲ、亜熱帯の香港ですから日本の物よりムカデもトカゲもカラフルな色合いです。しかも大型、赤や青や黄色の原色のムカデやトカゲは少しヒョンキンに見えます。そんな小動物もすっかり姿を見なくなって随分経ちました。年中見られたトンボもどこへ行ったのかなと思いながら山を歩きます。道脇の草むらには、所々に蜘蛛の巣がかかっています。その数も減ったとはいえ、蜘蛛さんは健在です。

 蜘蛛さんなどと言っていますが、蜘蛛は苦手です。細い蜘蛛もぶっとりした蜘蛛も出来たらお目にかかりたくはありません。香港の蜘蛛はトカゲなどと同じくきれいな派手な色をしています。8本足ですから、走れば随分速いなあと思います。

 蜘蛛は苦手ですが、蜘蛛の巣は好きです。実家の庭にはたくさんの蜘蛛の巣がかかりました。夕方、蜘蛛の巣を払ってみても、一夜明けると、またしても蜘蛛の巣だらけ。小さい頃は、縁側に座ってそんな蜘蛛の巣をボーッと見ていました。巣に引っかかった他の昆虫は、悪あがきをしますがそのうち動かなくなってしまいます。動かなくなると巣のまん中にいる蜘蛛は、その獲物めがけて動きます。いつの間にかその獲物の姿も見えなくなります。蜘蛛は苦手ですが、蜘蛛の生態を見るのは楽しかった。よくもまあ、小さい頃は時間があったものです。

 一番好きなのは、雨上がりの蜘蛛の巣、朝露が付いた蜘蛛の巣です。雨がひどかったときは、巣の主はいなくなっていることもあります。細い糸に付いた雨の雫。キラキラ。朝露を持った蜘蛛の巣、朝日を受けてまるで万華鏡のように周りの景色を映します。この蜘蛛の巣、蜘蛛さんが獲物を捕る時より遥かに私を魅了します。放射状に伸びた蜘蛛の巣に付く水滴は、宝石のようです。

 昨日は雨上がりではありませんでした。朝露が出るほど湿気があるわけでもなく、そんな自然の魔法のような蜘蛛の巣は見られませんでした。このきれいな蜘蛛の巣を、いつも写真に収めますがうまく撮れません。いえ蜘蛛の巣自体がうまく写真に残ってくれません。見出し写真は、蜘蛛さんばかりが目立ちます。 この春先の蜘蛛の巣はどうにか蜘蛛の巣が分かります。どなたか、蜘蛛の巣をうまく写真に収めるコツがあったら教えて下さい。いつかキラキラの水滴付きの蜘蛛の巣を、私の写真のファイルに残したいと思い続けています。

 

コメント
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