チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

大根餅 (ローパーコウ)

2014年01月31日 05時49分31秒 | チーズ

晴れ、15度、85%

 恭喜發財。(コンフェイファッチョイ)

 お正月が終わったと思うや、旧正月がやって来ました。静かな静かな香港の朝です。今日から4日間、暦の上ではお休みです。故郷中国本土に帰る人、旅行に出かける人、観光客はいますが、香港が一番静かになる時です。この旧正月中、香港を離れるのはもったいないと思う程、ゆっくりした時間が流れます。

 昔の日本のお正月のように、個人のお店は長い休みを取るところもあります。ひと月、2週間。それでも、観光都市の香港です、今では、旧正月の休みも、短くなりました。主人も珍しくお休みと思いきや、中華圏以外は通常に動いているので、どうも、家でお仕事のようです。おとといの夜、日本から戻った私は、昨日は野菜などを買い込みに走ります。香港人の家家は、大掃除。赤いお札を貼って、花を飾り、今日、年初一を迎えます。マンション、ビルには、桃の木、小型のミカンや金柑の木が飾られます。すっかり見慣れた、香港の旧正月の景色です。

 私にとっては、クリスマスから始まるこの頗る慌ただしい時期の締めとあって、やはり気持ちが引き締まります。といっても、日本人ですから、お年玉をわたす、四字熟語の新年の挨拶を言うことぐらいしかしません。それでも、お客様もみえます。そこで、もう20年以上も作り続けているのが、大根餅です。今年は、日本に帰る前に作っておきました。

 大根餅は、飲茶でも一年中出されるメニューですが、本来は、正月を祝う食べ物だそうです。それに、この時期は大根が一番おいしくなります。中華レストラン、ホテル、地元の大手のパンやなど真空パックに入った大根餅を売っています。手頃な値段です。それでも作るのは、やはり、自家製は美味しい。大根が入る量が違います。縁起物ですから、丸く作るのがいいのですが、切り分けにくいので縦長に作ります。 

 日本でも、大根餅を作る人が多いようですね。沢山の大根、たっぷりと干しえびを入れると、それだけでご馳走です。蒸しても、焼いても美味しく食べれます。

 忙しい思いせずに買って来たらいいと、主人は言ってくれます。長いこと、欠かさず作って来た大根餅に、端午の節句の蓮ちまき。中国人でない私たちが、この香港に30年近くも住まわせてもらっているお礼のつもりで作ります。私の祝いの気持ちです。

コメント (2)
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