チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

薯蕷饅頭

2014年01月24日 05時56分26秒 | 菓子

曇り、13度、84%

 鏡開きの11日、きょうはお汁粉が食べれると、朝早くから一晩漬けておいた小豆を炊き始めました。あの小豆の炊けるにおいが家中充満しています。それなのに、お昼になっても小豆は柔らかくなりません。火を止めて、お鍋とにらめっこをする私です。この小豆は、主人が11月に出張で日本に行ったおり買って来たものです。普通の袋入り北海道産大納言と書かれています。時期からいっても新豆ではありません。12月にも日本に帰国した主人が、小豆をもう一袋買って来てくれています。この堅い小豆を捨てて、新しい小豆を炊こうかとも思います。だって、朝から私の頭の中は、お汁粉に浮かぶ丸いお餅です。でも、食べ物を捨てると、後で心が痛みます。そこで、思い切り良く堅いままの小豆のお鍋に重層を入れました。その日はお汁粉を諦めて、小豆のお鍋は蓋もしたまま、一晩置きました。翌朝、蓋をとって小豆を一粒握ってみると、随分柔らかくなっています。新しく水を張り替えて、炊くこと1時間、小豆は柔らかくし上がりました。水を張り替えて重層を捨てたつもりですが、何となく重層が匂う気がします。クンクンと、何度も小豆を匂ってみます。重層が匂う気がするのは、重層入れた張本人が私だからかもしれません。お汁粉は諦めて、こしあんを作りました。

 あんを作ると小分けして冷凍しておきます。ちょうど日本の山芋が手に入ったので、久々に薯蕷饅頭を作りました。香港にも山芋はありますが、これでまんじゅうを作ると腰が弱いせいか、何となくだれたお饅頭になってしまいます。日本の山芋でも長芋より大和芋の方が饅頭には向いているようです。大和芋はすり下ろし、砂糖と合わせてすり鉢で滑らかにします。これを冷蔵庫で一晩置き、上新粉で皮を作ります。膨らすためのものは一切入れません。誰が山芋を使って饅頭の皮を作ることを思いついたのでしょうね。イスハタなどを使う皮より、すごくベッピンに蒸し上がります。 以前、薯蕷饅頭のあんこに粒あんを使ったことがありました。これはミスマッチでした。このベッピンな皮にはやはりこしあんに限ります。

 ちょっと季節が早いのですが、 ゼンマイの焼き印を。冷たいままでもおいしい饅頭ですが、暖め直してやるとなお美味しく感じます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする