晴れ、13度、88%
初めて作ったおせちは?と聞かれると、黒豆という方が多いそうです。私もその一人。結婚して36年、黒豆だけは欠かしたことがありません。他のおせち料理は、少しずつ覚えていきました。なにぶんにも、私の母は料理をしない人ですので、教えてもらった記憶がありません。おせち料理ばかりでなく、料理もお菓子作りもパン作りも全て私の先生は、本であったり、新聞の切り抜きです。お重の詰め方などは、デパートのおせちの広告で学びました。息子がいた時分とまた違ったおせちのメニューにもなりました。そのうえ、永い香港生活、時には欲しい食材がないこともあります。でも、どうにか人様にも喜んでもらえるおせちが作れるようになったと思います。
一の重。赤かぶのなます。サワラの幽庵焼き。金柑の甘煮。クワイ。栗の甘煮。ゆりねの茶巾絞り。カラスミ。八幡巻き。
二の重。かまぼこ。伊達巻き。昆布巻き。黒豆。裏白椎茸。銀杏。海老の酒蒸し。
そして、モモさんの恒例のおせち。昨年までは、私たちのおせちを切り分けていましたが。今年は、同じ食材で、味を付けずに別に作りました。
お雑煮は、すまし汁です。丸餅に、結び湯葉と京人参、柚子の風味でいただきました。そして後一品、向付けに、サーモンの昆布じめを。
香港は、今日から普通の毎日です。人数を考えて、おせちは1日だけで食べ上げる量しか作りません。黒豆、なますはそれでもまだ冷蔵庫にあります。 久しぶりに主人が一日ゆっくりしていました。今年も、良い一年でありますように。