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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

お庭でお弁当ですよ!

2023年05月02日 | 昨日のお昼ご飯

晴、12度、68%

 3日前、雨が降りました。一昨日は庭の地面は湿っていました。「まだ無理だわ。」何が無理かって?お庭に直に座るとお尻が濡れてしまいます。主人が香港に戻る前に庭でお弁当を広げようと思っていました。昨日はすっかり地面は乾いています。午後便で香港に戻る主人は所用で大忙し。「お昼はお庭でお弁当ですよ!」と宣言。

 主人とココとでお庭でのお弁当は初めてです。薔薇はまだ3分咲きですが、赤いバラと白いの薔薇を見ながらのお弁当です。 

 ココは待ち草臥れていますがお弁当を作っているのは分かっていたようです。 今日は2包お弁当。少々の虫は気にならない私ですが、主人は用意周到に虫除けをします。

 いつものように手間要らずの有り合わせお弁当です。 たけのこご飯の残り。ひょうたん型の卵焼き。スナップエンドウ。たけのこの煮物。高野豆腐。紫花豆の甘煮。ミニトマト。イカシュウマイ。足りるかな?

  私のは小ぶりな2段重ねです。

青空の下、地面に座るのが気持ちいい。飛行機の時間がありますから、パクパク。

 慌ただしい1週間でした。楽しい1週間でした。主人はひと月もしないでまた帰ってくる予定です。「薔薇の見頃はすぎるなぁ。」


コンシュウイーミン 香港からやって来たフクロタケ、黄色いニラ

2023年04月29日 | 昨日のお昼ご飯

曇、19度、81%

 日本には馴染みのない食材を主人が持ち帰ってくれました。帰国前にわざわざ市場まで出向いて求めて来てくれたものです。「たまご麺」を油で揚げた「イーミン」は庶民の味です。 結婚式の祝いの品としても使われる「イーミン」は油が出るので持ち運びが難しく、ポキポキと折れます。麺は細く長いままが縁起が良いとされています。主人は折れないように、自分のトレーナーに包んで手持ち荷物で持ち帰ってくれました。麺屋さんやお豆腐を扱う店の天井からぶら下げられて売っています。これはお豆腐屋さんの「イーミン」ですので目の荒い仕上げになっています。麺屋さんの「イーミン」は目が詰まって持ち重みがあります。直径30センチ弱です。油抜きも兼ねてたっぷりのお湯で茹で、柔らかくして使います。

 そして今回の最難関は「フクロタケ」だったと思います。 これはキノコです。他のキノコに比べて足が早く、水っぽくなりカビが生えやすいキノコです。風味と食感が独特、市場のキノコの中でも高値で売られています。収穫量も少ないのか、つり銭のカゴの近くに鎮座しています。 切り口です。新鮮なのでしっかり詰まっていますが、古くなると開いて空洞ができます。

  「黄色いニラ」は日本でも栽培されていますが、流通量は極僅かです。日本で欲しくなるとデパ地下に電話で入荷を確かめて求めます。香港の市場ではこれもつり銭のカゴの近くに置いてあり、買う方も少量づつ買い求めます。高いお野菜の一つです。香港の「ワンタン麺」の有名な店ではパラリとスープに浮いています。「黄色いニラ」はニラのもやしです。日に当てずに柔らかく、ニラ臭さは薄く、甘味を持ったニラに変身しています。

 お肉を使わない簡単な炒麺ですが、オイスターソースが3つの食材をうまくまとめてくれます。主人の帰宅後すぐに作りたかったのですが、来客があり、3日も過ぎました。冷蔵庫の「フクロタケ」を包むキッチンペーパーを一日2度替えました。少し匂いが出ていますが、滑りはありません。

  はるばるやって来てくれましたね。香港ではコース料理や宴会料理の締めに「炒飯」と「炒麺」が少量出されます。「イーミン」ばかりではありませんが、ごちそうの最後の楽しみです。

 30年住んだ土地の食べ物は深く舌と記憶に刻まれています。「あなた、ありがとう。」


タケノコと九条ネギの伊府麺

2023年04月10日 | 昨日のお昼ご飯

晴、11度、75%

 毎年、掘り立てのタケノコをいただきます。掘ったのを湯がいて、皮付きのままのタケノコも添えて送ってくださいます。 届いた晩はトッペンの柔らかいところをお刺身でいただきました。お昼には一緒に荷物に入っていた柔らかな「九条ネギ」を合わせて、伊府麺を作りました。先日主人の土産の「伊府麺」です。 卵を練り込んだ麺を一度揚げてある中国南方の麺です。柔らかな甘みが特徴、スープでも炒めても食べれます。

 私は炒めた「伊府麺」が好きです。一度麺の油抜きをします。お湯に浮かべているのをみていたら「伊府麺」はインスタントラーメンの麺に似てるなと思いました。40年食べているのにこの類似性に気づいたのは昨日が初めてでした。味付けはさっぱりと「オイスターソース」だけです。「九条ネギ」はエシャロッロのように生で食べても美味しいので、最後に加えます。「伊府麺」自体ほんのり甘いのでタケノコに味が染みるのを待ちます。

 歯ごたえのあるタケノコ、春の味覚です。冷蔵庫にあった椎茸もオイスターソースを吸っていいお味、シャッキとした「九条ネギ」は甘みがあります。スーパーで売ってる「伊府麺」は持ち運び便利ですが、お味は今ひとつ、それでも私には美味しい一皿でした。

 友人から主人から私を思っての贈り物でこさえる料理は食べる幸せだけでなく心も幸せにしてくれます。春の陽だまりの中「ごちそうさまでした。」


チューリップのお花見弁当

2023年04月03日 | 昨日のお昼ご飯

晴、13度、74%

 風が強い日が続いています。気温も高めです。桜の花びらが道の脇に吹き寄せられています。我が家の庭のチューリプも花びらを落とすのはもう直ぐです。昨日の朝、「そういえば、今年は庭でお弁当を開いていないなぁ。」と気付きました。連日用事が入っています。ひと用事済ませて、急いで家に帰り「簡単花見お弁当」をこさえました。冷蔵庫にあるものだけ、作ったのは卵焼きだけです。

 チューリップの前に  布を敷きました。地面に座るに限ります。私が大忙しくているので、ココも興奮気味です。 「匂いますねぇ。」

私もお腹がペコペコです。 卵焼きに、うずら豆、椎茸のマリネ、生麩の残り物、 ご飯の上には頂き物の「紫蘇の実の塩漬け」ワカメの炒め物。 庭に座って、お弁当を広げて、それだけで楽しい。

 「モチノキ」の直ぐ横に座りました。根元には、 「タイツリソウ」がかわいく咲いてます。見上げると、新芽の吹き始めなので空が見えています。 真夏になると葉が茂り、いい木陰を作ります。

  ココには卵とうずら豆をあげました。まだ蚊が出て来ていません。この時期しか庭でゆっくりできません。蚊はいないけど、ミツバチがブンブンと花を飛び回っています。薔薇の花付きが心配です。薔薇の花見ができるのは5月に入ってからです。モッコウバラは開き始めました。次々と花が開きます。庭の手入れに時間が取れない毎日ですが、私にはお構いなく植物たちは生きてる証を見せてくれます。

 お弁当が済んで、またひと用事出かけます。お庭でご飯は、いい気分転換でした。「今度はいつかな?ココさん。」


伊麺 イーミン

2023年02月08日 | 昨日のお昼ご飯

晴、6度、84%

 中国南方の麺で「伊麺」と言う卵麺を油で揚げた麺があります。卵入りの上に油で揚げる贅沢麺です。長寿の祝いなどにはこの麺を使います。香港の市場の麺屋さん、天井から揚げたての「伊麺」をぶら下げて売っています。日本にはほとんど入って来ていません。急に食べたくなる「伊麺」です。主人がスーパーで売っている「伊麺」を買って来てくれました。 市場の方がずっと美味しいのですが、油が滲みます。しかも壊れやすい「伊麺」です。

 「伊麺」の食べ方はスープ麺でも炒めても美味しいのですが、私はあっさりと炒める「干焼伊麺」が好きです。「コンシュウイーミン」と読みます。「黄色いニラ」と「袋茸」だけの「コンシュウイーミン」は3つの素材の美味しさが素直に一つになります。

 さて、「黄色いニラ」これは岡山県で作っている農家があるので手に入れることができるのですが、お肉より高い値がついています。 ほんのちょっぴりです。「袋茸」こちらは乾燥か缶詰でしか手に入りません。乾燥物も缶詰も全く生とは別物で美味しくないと思います。「黄色いニラ」も「袋茸」も香港でもお値段の高い食材です。両方とも足が早く、すぐに傷みます。仕方ない、「黄色いニラ」だけで「コンシュウイーミン」を作りました。 ざっとお湯で油を切って炒めます。簡単な料理ですからの火の入れ方が難しい。市場の「伊麺」のおいしさには及びません。それでも泣きたくなるほど嬉しい味でした。やさいい甘さを持つ「伊麺」に「黄色いニラ」の柔らかな歯触り、オイスターソースを少し加えただけの味付けです。

 30年も住んだ土地の食べ物、身に沁みています。心にも沁みています。もちろん口にも沁みています。主人の土産の「伊麺」、2個入りでした。あと一回、高い「黄色いニラ」を買って「干焼伊麺」を作ります。

 


豚まん

2023年01月27日 | 昨日のお昼ご飯

雨、3度、80%

 3年ぶりに日本に帰国できた主人、春節が開けた香港で昨日は仕事始めでした。昨年12月なかば、キャセイパシフィックが福岡路線を再開するその1号機に乗って戻ってきました。帰る前には香港から買って帰るものを聞いてきてくれます。そして、ご自分が食べたいもの、私が作る食べ物を列記してきました。確か筆頭に書かれていたのが「豚まん」でした。

 そこで帰国後すぐのお昼ご飯に出しました。そして香港に戻る直前のお昼も「豚まん」でした。私たちが子供の頃の福岡には冬になると「豚まん」の湯気が上がる店があちこちにありました。今では「コンビニ豚まん」です。中国大陸に行くと、夏でも冬でも早朝から「豚まん」などの「饅頭」を売る店から湯気が上がっています。日本の「豚まん」より大きくて種類も豊富です。たくさん美味しい「饅頭」を食べてきたのに私が作る「豚まん」を食べたいと言ってくれました。

 主人が香港に帰る便は午後4時過ぎに福岡国際空港を経ちます。春節の期間中です。韓国からの旅行客も増えてきています。お昼を食べたら空港に向かうと言いました。朝からうんと寒くて雪の予報が出ています。「豚まん」を食べた後、庭を見ると雪が真っ白に舞い始めていました。国際線は高度が国内線より高いので、よほどの悪天候でなければ欠航しません。40分の遅延で香港に向けて飛び立ちました。

 このひと月ちょっと、私は食べ物に追われた毎日でした。家で仕事をしているので気も使います。正直、やれやれ戻ってくれたと一息ついています。コロナの当初、自宅待機が出て以来、在宅で仕事をする人が増えています。改めてご家族の大変さが身に沁みました。


焼き芋

2022年12月23日 | 昨日のお昼ご飯

雪、2度、70%

 「さつまいも」で苦労しました。香港に渡った当初、美味しい「さつまいも」がなかったのです。日本からみえる友人知人に「お土産、何がいい?」と尋ねられると決まって「さつまいも」と頼んでいました。ほっこりした「さつまいも」でなく水っぽく、筋ばかりの身が黄色い「さつまいも」でした。10年ほど前、香港では日本から輸入される小粒の「さつまいも」が大流行しました。いい値段で入って来ていました。そのうち「日本種」のベトナム産の「さつまいも」が安く登場しました。

 美味しい「安納芋」があることを知ったのは帰国してからです。いい値段!お芋とは思えません。久しぶりに小粒の「さつまいも」を買いました。「焼き芋」にするつもりです。電子レンジでチンが流行りの中、一時間近くかけてオーブンで焼きます。蒸す、茹でる、チンなど作り方は様々ですがオーブンで作る「焼き芋」の美味しさには敵いません。

 以前はフランスパンを焼くための小石を天板に敷いて焼いていましたが、今回は「パイ石」を使いました。簡単です。「パイ石」の上にお芋を並べるだけ、 低温で約一時間、焼き終わってもそのままオーブンに置きます。その時「さつまいも」を優しく揉んでやるとなお美味しい。

 何が美味しいかって?皮です。焼くと皮や端っこがとても甘く感じます。そして香り、焼いた時のいい香りです。焚き火に放り込んで焼いた「さつまいも」の美味しさです。たくさん焼いたのにあっという間に残り2本。


桜の葉寿司

2022年11月26日 | 昨日のお昼ご飯

曇、15度、70%

 先日、「柿の葉寿司」をいただきました。緑の柿の葉でなく紅葉した黄色や赤の柿の葉を使った見た目にも綺麗なお寿司でした。柿の葉の照葉の美しさ、散歩に出れば柿の木を見上げます。でも我が家の一帯の柿の葉は普通の枯葉で色付きが悪いようです。紅葉は気温が大事と聞きます。深い山の柿の葉かもしれません。

 そんなことを考えて散歩していたら、桜の葉が深い赤、かすれた黄色に紅葉している木に出くわしました。落ちる前の葉を数枚、木から取りました。家に帰りテーブルに並べて見てると、「そうだ!この葉にお寿司をのせよう。」と思いつきました。

 枯れた桜の葉は薄く、柿の葉のように大きくありません。二枚の葉で小さなお寿司を挟みます。 コノシロの酢漬けに柚子の皮をのせて、一口大の握り寿司です。 本来の「柿の葉寿司」は押し寿司です。葉の大きさも形も不揃いな摘んだ「桜の葉」には押し寿司は無理でした。

 桜餅の塩漬け桜の葉のような香りはありません。見た目を楽しむお昼ご飯です。桜の葉のお皿、桜の葉の蓋。身近なもので晩秋を楽しむことを覚えました。来年もまた「桜の葉寿司」を作りましょう。


柿のぬか漬け 柿スープ

2022年11月21日 | 昨日のお昼ご飯

晴、14度、92%

 今年は柿の当たり年でしょうか。あちこちから柿をいただきます。大きさも柿の種類も違うのでしょうが、どれも甘みが強く美味しい柿です。いただくとすぐに丸のままかじって食べます。皮の下が一番美味しいので皮をむくのは勿体無い。

 柿を並べて、さあ何を作ろうか?手始めに、「ぬか床」に入れました。色が薄くやや硬めの柿を6等分にして「ぬか床」に一晩、置きました。もちろん皮はつけたままです。まだ芯にやや硬さが残るあたりで引き出しました。果物を「ぬか」に漬けると「甘み」の質が変わるように思います。塩気をもらって甘さはより強くなり、生柿の時より複雑な味になりました。いろんなものを「ぬか床」に入れます。その度に「ぬか」の偉大な力を感じます。

 冬になるとよく登場する「手羽先のスープ」、コトコトと土鍋で残り物の野菜と火にかけます。にんにく、生姜もたっぷり、手羽先も野菜のとろとろになる程火を入れます。手羽先を火にかけた途端、柿が目に入りました。香味野菜は少なくして、野菜なしで柿を煮ることにしました。「柿のスープ」は初めてです。煮溶けるのは嫌なので、火から下ろし際のお鍋に柿を入れました。 蓋を取ると、柿の香りがします。火を荒げずに手羽先からとったスープは癖がなく滋味あふれています。味付けはお塩をほんのひとつまみ。柿は溶ける一歩手前です。熱を持った柿は甘みをスープに出し切っています。ぼやけた味のスープに「お酢」をひと垂らししました。途端に柿も手羽先も味の輪郭がはっきりとしました。ふーふーと身体の中はポカポカです。

 空家の庭に取り残された柿の木が一本、見上げては実が少なくなってるのに気づきます。カラスのご馳走です。たくさんの柿を前にして、次々に作って食べたいものが浮かびます。「柿」の季節です。


トマトの甘くないマドレーヌ

2022年11月18日 | 昨日のお昼ご飯

晴、11度、70%

 「マドレーヌ」、バターの香りとしっとりした焼き菓子は「クッキー」や「パウンドケーキ」に並んでおうちで焼く洋菓子の定番お菓子です。私も40年来焼き続けています。作り方はいたって簡単、粉と卵とお砂糖とバターがあれば出来上がります。貝型に入れて真ん中がぷっくりとお盛り上がると焼き上がりです。バターの多いお菓子ですから、焼きたてよりは一日置くとおいしく食べれます。

 おやつが楽しみな「マドレーヌ」ですが、スナックとして甘くない「マドレーヌ」を焼きました。「ドライトマト」「パセリ」塩胡椒で味をつくります。焼き上がり、 「ピンクペッパー」を最後に振りかけました。「にんにく」をほんの少し入れましたので、焼いている間はバターとにんにくが香ります。

 焼きたてをお昼ご飯にしました。 甘いマドレーヌと違って、熱いうちにパクリ。スコーンより柔らかな口当たりです。 「甘くないマドレーヌ」入れるものの組み合わせ自由、「ドライトマト」が中途半端に残っていたので使いました。

 見た目はいつもの「マドレーヌ」ですが、軽いスナック、朝食代わりに「甘くないマドレーヌ」もなかなかです。