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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

パッションフラワー の実

2023年07月14日 | 庭からの贈り物

曇、28度、85%

 パッションフラワー を植えて4年目になりました。熱帯植物です。「パッションフルーツ」がなる同じ蔦科の植物です。熱帯植物ですが、品種改良されているので庭で冬を越します。今年一月の大雪の後は流石に葉が全部落ちました。みっともない姿になりました。それが春先からメキメキと蘇り昨年以上の緑と花を咲かせています。

 花は4種類色があります。 「時計草」と日本名があるように立体的な花はまるで時計のようです。 香りはありません。 花の形が珍しいので道行く人から「何の花ですか?」と尋ねられます。先日、新聞で花を人工授精すると「パッションフルーツ」ができると書かれていました。「人工授粉」しなくても丸い実はできます。まん丸でいつまでたっても「パッションフルーツ」のような濃い茶色にはなりません。たくさん数珠繋ぎに実はなるのに、鶏たちが一向に見向きもしません。不味いのです。

 この苗を買った時、おじさんが「パッションフルーツ」はできないよと言っていたことを思い出します。できないのではなく「食べれるパッションフルーツ」ではないのです。緑色のまん丸い実は、いつの間にか落ちて見えなくなります。

 とにかく丈夫な「パッションフラワー 」は春先から十一月ごろまで花を咲かせます。その上、庭には至る所に  新しい芽が出現。ドクダミにしがみついて成長中です。「パッションフルーツ」は食べれませんが、庭のフェンスを多いつくし緑のフェンスに変えてくれました。頼もしい「パッションフラワー 」です。


ジャガイモの収穫

2023年07月05日 | 庭からの贈り物

曇、27度、91%

 この春4年ぶりにジャガイモを植えつけました。売っている種芋を買いました。4年前は北海道の友人が送ってくれた普通のジャガイモを使いました。手もかけなかったのにたくさん採れました。今年も順調に芽が出たのですが、苗が20センチほどになった頃、葉も茎も急に黄色くなり枯れました。原因不明です。がっかりしたので、枯れた茎と葉だけ取り除きプランターの土はそのままにしていました。先日、2日続けて強い雨が降りました。プランターの土の中にジャガイモらしきものが見えます。 「種芋かな?」と思いました。掘ると小さなジャガイモたちです!

 4つ植えた種芋の姿はありません。花も咲かせなかったのに、子供を残してくれました。

 ジャガイモは主人の要望で植えました。4年前、たくさん採れたことや美味しかったことが忘れられなかったのでしょう。 小指の先ほどのジャガイモは私とココで食べます。大きめのジャガイモは主人の帰宅を待って、食卓に載せるつもりです。

 庭仕事は失敗がたくさんです。土と太陽と雨が恵みをもたらしてくれますが、虫や鳥や思わぬ病気で育たないこともあります。枯れた茎を取り除いた時、地中にジャガイモの子供がいたのです。ありがたく嬉しい庭からの贈り物を味わいます。


山椒の芽

2023年07月03日 | 庭からの贈り物

雨、25度、94%、雷

 庭にはたくさんの草木があります。それらが自分で種を飛ばして、発芽しているのを庭の地面に見つけます。「ネズミモチ」は黒い小さな実をつけ、木の下には芽生えがたくさんです。赤い実の「南天」、神木の「榊」も木の下を見ると芽生えを発見します。成長が早く放っておくとニョキニョキ。今年は「ラベンダー」の一種類があたり一面に芽生えました。 こうして庭にある植物が「親」だとすぐにわかるものもあれば、どこからやって来たのかわからない芽もあります。鳥たちが食べた実から糞で蒔いてくれたものでしょう。

 数日前、「山椒」の小さな芽を庭に発見。我が家には「葉山椒」が一本あります。花も実も付きません。しかも見つけた「山椒」の芽とは家をまたいで反対側に植わっています。踏みつけてしまいそうなので、鉢に移しました。

 植物は動くことができないけれど、風に乗せたり虫や鳥に手伝ってもらい自分たちの命を広域に送ります。自然界の素敵を見せてくれます。

 さて、「山椒」どうやって庭に芽生えたのでしょう?「山椒」の実を食べる鳥っているかな?日に日に少しづつ大きくなる「山椒」の芽を見ながら、「どこから飛んで来たの?」と尋ねます。


芽生え、芽吹き、芽が楽しみな季節

2023年03月19日 | 庭からの贈り物

晴、8度、86%

 福岡も桜の開花宣言が出ました。華やかな季節の幕開けです。足元には小さな「イヌノフグリ」や「スズメノエンドウ」の花も咲いています。花ばかりに気が取られがちな季節ですが、「芽」が新たに出て来る季節です。土の上に小さな「緑の芽」を見つけたときは花と同じくらいの喜びを感じます。裸木も新芽が吹き始めます。木の新芽は真っ赤であったり黄緑であったり、はっとさせられることしばしばです。

 多年草で冬は葉を落とすものたちは、忘れもしないで小さな芽をのぞかせます。 「ツリガネソウ」の根元に「芽」を見つけました「生きてたね。」と声をかけます。寒さが厳しかったので本来は葉を残したままの多年草も今年は葉を枯らしました。 「オダマキ」 「カンパニュラ」 「ガウラ」 

  「リンゴの木」にも新芽が吹いています。ちっとも大きくなりません。

 香水の原料になる「ヘリオトロープ」は冬越しをさせるのが難しい植物です。ふた冬越した昨年は花付きも悪く、秋の終わりには茶色になりました。忍びなくて庭の片隅に置いたままにしました。 枯れた枝の分かれ目から小さな緑が顔をのぞかせました。「死んでなかったのね。」

 多年草を植えた場所は私しか知りません。記憶を辿って芝をかき分けて見ると、 「タイツリソウ」も芽が出ています。

 主人の希望で先日植えた「ジャガイモ」も芽出しです。 初夏に収穫予定です。

 そして、もちろんですが雑草も芽を吹きます。雑草と捉えるかどうかは人それぞれです。見出し写真は「ドクダミ」の芽生えです。どこまでも続く小さな芽、踏んでも引っこ抜いても毎年庭のこの部分は「ドクダミ」だらけです。「ドクダミ」の地下茎の強さは並ではありません。私が物心付いたときには既にここは「ドクダミ」に占拠されていました。恐ろしい強さです。先日園芸店で「ドクダミ」の苗を売っていました。花も葉の形も愛らしい「ドクダミ」です。庭植えになさる方、お気をつけください。数年後、一面「ドクダミ」になりますよ。

 「芽」に喜びをもらう季節です。


今年最後の無花果

2022年11月05日 | 庭からの贈り物

晴、11度、58%

 おそらく今年最後の「無花果」を昨日のおやつにしました。「おそらく」と書いたのはひょっとするとあと一つ二つ食べれるかもしれないからです。今年幾つの「無花果」を食べたでしょうか。夏中、毎日数個おやつにしました。それでもたくさん実をつけるので、 「干無花果」も作りました。

 初夏、実が赤く染まり始めると全体にカラスよけのネットをすっぽりかぶせます。「無花果」の木は夏も成長します。その力は目覚ましく、ネットの穴から新枝をぐんぐん伸ばし、また実をつけます。カラス対応に慣れた今年はほとんど私一人で食べました。

 夏の終わり、新しく伸びた枝も含めて枝払いをしました。新枝の先にも小さな実がついていました。「無花果」の実が食べれるようになるまでひと月以上かかります。気温と日差しも必要です。朝晩の気温が下がり始めると、実は一向に変化を見せません。緑のままです。今現在、緑の「無花果」の実は30個ほどついています。 この実たちは熟さなければそのまま萎みます。

 私の好物「無花果」、不思議に店先に並ぶパックに入った「無花果」を見ても食べたいと思わないのに、木になっている「無花果」には食指が動きます。

 帰国後すぐに友人から送られて来た我が家の「無花果の苗」は今年で5年目、毎年刈り込んでいるので高さは私が扱えるほどに抑えています。それにしてもたくさんの実をつけて私を喜ばせてくれます。

 今年最後かな?秋の日差してゆっくり熟した「無花果」を昨日のおやつに食べました。 みずみずしい、優しいピンク色です。甘味も十分。

 葉も落ちます。実も緑のまま落ちます。裸木になるのは12月です。緑の実がついたままの姿を寒空に見るのは忍びない、「ありがとう、来年も元気でね。」


椿の実

2022年10月05日 | 庭からの贈り物

雨、21度、84%

 帰国してすぐに植えた椿は「玉有明」という紅白の花を咲かせます。小さな苗木がしっかりと大きくなりました。初めの冬、数輪の花をつけ実になりました。大きなまん丸い「椿の実」です。初めて見る「椿の実」に興奮しました。秋のなるとその実が割れて、柿の種を大きくしたような種が弾きました。その種を庭の片隅に蒔きました。翌春芽が出て今年で3年目になります。

 この椿毎年実をつけるわけではありません。今年またまんまるな実を葉陰に見つけました。昨日見ると実が弾けて種が出て来ています。 

 椿が好きです。まだ小さな木ですが座敷に面した庭には四本の椿が植わっています。どれもまだ実はつけません。白い椿の清潔感、赤い椿のふんわりと優しい様、椿をまだまだ植えたいと思いますがもうスペースがありません。大きく育つ品種は見上げるほどにまでなる椿です。

 どの椿も今年の暑さを乗り越え、花芽をつけています。「もう咲くのかしら?」と期待するのですが徐々に花芽を膨らませて、咲くのは早くても年末、遅いものは3月まで咲きません。待ちくたびれます。

 「玉有明」は紅白の花なので年末に花が咲くとお正月の花に使います。残っている実の横に花芽が膨らみ始めました。今年の種も庭の片隅に蒔きます。ポンと草陰に投げるだけですが、春には必ずその辺りを覗きます。

 5センチほどの成長した3年目の幼木は今年お嫁に出そうかと考えています。もうどこに行っても育ってくれるはずです。

 秋になっても暑さが残っていました。やっと今日から秋らしい気温になるそうです。庭の草木もココも私も身体が一息つけそうです。 


薔薇の実 ローズヒップ

2022年10月03日 | 庭からの贈り物

晴、23度、78%

 朝晩は体に優しい気温になりました。ホッとします。植物たちも同じなのでしょう。暑い夏を乗り越えて、力が抜けて花をつけたり実を太らせています。「薔薇の実」ローズヒップが色付き始めました。不精して花殻を取らないでおくと薔薇は実をつけます。緑の実が赤や黄色に染まります。

 ローズヒップはハーブティーやジャムになります。でもそれは「イヌ薔薇」の実だけに限ったものだそうです。生でも食べていいと聞き、我が家の「薔薇の実」を食べたことがあります。苦い、酸っぱいで食べられず吐き出しました。鳥の方がご存知です。大きく膨らんで色付いた「薔薇の実」には目もくれません。「イヌ薔薇」ではありません。庭の7種類の薔薇のうち実をつけるのは2種類だけです。食べることはできなくても、色付く実を見るのは楽しみです。

  「オリーブ」も緑から黒に熟れて来ました。こちらはアク抜きに手間がかかるので、放ってあります。細い緑の葉陰に見え隠れする「オリーブの実」は私には観賞用です。簡単にアク抜きする方法がわかったら、せっせと実を取るに違いありません。ひとまわり大きくなって、色付きを待っているのはレモンです。

 

 雑草の始末も終えました。春の庭に向けて、種蒔き、球根植えの準備を始めます。あと数日で気温がぐっと下がると予報です。


蜂の巣

2022年09月23日 | 庭からの贈り物

曇、23度、88%

 夕方庭掃除をしていました。軒下に黒ぽいものが転がっています。小さな「蜂の巣」でした。5センチもありません。小さなものです。

 子供の頃はこの家の屋根に上って遊んでいました。庭には蛇がいます。遊び相手のない私にとって屋根は格好の遊び場でした。遠くまで見える景色、屋根に上ること自体がスリルがありました。当時は大きな大きな蜂の巣が毎年出来ていました。手のひらを広げたほどの大きさでした。鉢が出入りしていると、その場を離れます。空き家の「蜂の巣」を見つけると、触ったり覗いたり。取ろうとしても頑丈に屋根の縁に付いていました。

 帰国後2、3度屋根に上がりました。樋掃除、木を切るためです。そのとき「蜂の巣」を探しました。改築で屋根も葺き替えています。一つも見つけることができませんでした。その後、屋根に上るのは危険だと思い、数年上っていません。庭には小さいながらミツバチが飛んでいます。「蜂の巣」があってもおかしくありません。

 「蜂の巣」に詳しいわけではないのですが、小さい頃の「蜂の巣」とこの「蜂の巣」では種類が違うと思います。巣の素材が違います。昔は白っぽい薄紙のような巣でした。外来種の危険な蜂が日本でも見られるそうです。確かに時折大型の色鮮やかな蜂が飛んで来ます。香港では大きな土蜂の巣を木の上に見ることがありました。本当に大きいのです。見上げながら中の様子を想像していました。巣には文様があり、気味が悪い代物でした。

  この小さい「蜂の巣」どんな蜂が生活してたのかしら?小さいながら精巧な作りです。街が大きくなりました。蜂たちにとっても住み難くなったと思います。どうぞ我が家の屋根に巣をかけてください。


パッションフルーツ

2022年07月13日 | 庭からの贈り物

曇、25度、86%

 昨年の夏「パッションフラワー」を北庭のフェンス沿いに6本植えました。つた科の植物で「時計草」とも呼ばれ、立体的な花姿です。暑さに強いと聞きました。根づけば水遣り不要、ただ暑いところの植物ですので冬の寒さが心配でした。買う時にお店のお兄さん「今年は花は咲きませんよ。」そしてもう一言、「これはパッションフルーツがなる種類ではありませんよ。」

 でも植えてすぐに6株のうち3株に花が咲きました。咲くと言われて咲かないとがっかりですが咲かないと思っていて咲く分には喜ばしい。でも心配的中、春になっても芽吹かない株が2つ、枯れてしまいました。残った株のうち3株は思いの外早くから花を咲かせました。蔦もずんずん伸ばします。この暑さの中、水をやっていませんが丈夫な植物です。昨年咲かなかった一株に花がつきました。 やや紫、涼しげな「パッションフラワー」です。「パッションフラワー 」は人目を引きそうですが、フェンスに張っていても気付く人が少ないように思います。

 昨年から花をつけていた3株に実のようなものが付きました。「パッションフルーツはできないはずだけど?」咲き終わった後にまん丸な緑の固いものです。 2週間様子を見ました。少しずつ大きくなっています。「パッションフルーツかな?」まだ不確かです。

 園芸店のお兄さんの言葉に反して「パッションフルーツ」が実れば、私は満面の笑みです。ポロリと落ちそうなまん丸の実、どうなりますことか。「パッションフルーツでありますように。」


枇杷の実

2022年06月26日 | 庭からの贈り物

曇、24度、84%

 「枇杷の木」は家の庭にずっとありました。いつからあるのか知りません。近所の古くからの家の庭にも「枇杷の木」があります。「枇杷の葉」は薬効があるそうです。放って置いても実がたくさんなります。子供の頃からこの「枇杷の実」は私のおやつでした。

 枇杷は常緑樹、オレンジ色の実をつけるまでは地味な木です。「枇杷の花」は真冬に咲きます。花とは思えないほどこれまた地味な花です。私がこの家を離れていた42年の間に「枇杷の木」はひょろひょろと背が高くなっていました。庭師が切るというのを残してもらいました。もちろん「枇杷の実」がお目当てです。

 落ち葉もたくさん、なる実も庭仕事を増やすばかりですから、年中枝切り、摘花を欠かしません。今年も4月にはオレンジ色の実が濃い緑の葉陰に見え始めました。背が高いのでネットを掛けることができません。2回のデッキから日に日に膨らむ「枇杷の実」を見ていました。「あと一息、熟すのを待とう。」この見極めが肝心です。

 丸一日、家を開けることがありました。帰宅すると、庭には「枇杷の皮」が散乱しています。食べ方からカラスではなくスズメが犯人です。2階から見ると、カラスより下手くそな食べ方のスズメは「枇杷の実」を散々突いていました。たった1日、私が食べれそうな「枇杷の実」は数少なくなりました。翌日、木を揺さぶって落とした「枇杷の実」の数は2個。

 思ったより大粒です。皮をむいて口に入れました。甘酸っぱい果汁が広がります。小さい時から慣れ親しんだ我が家の「枇杷の味」です。ココは「枇杷の実」に興味がなくなりました。幼犬の頃は「枇杷の葉」が歯固めでした。

 私も2個で十分、懐かし味を味わいました。お菓子作りに使うつもりでいたのは来年まで持ち越しです。「庭からの贈り物」は毎年の楽しみ、おやつの楽しみです。