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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

いちじくとアールグレーのジャム

2024年02月11日 | 庭からの贈り物

曇、5度、67%

 昨年も庭のいちじくがたくさん実をつけました。ドライいちじくをたくさん作りました。市販のものよりしっとりしたドライいちじくです。早く使い切ろうとジャムにしました。

 濃く煮出したアールグレーの紅茶にドライいちじくをしばらく漬けて、砂糖を足して煮るだけの簡単なものです。ドライイチジクはフレッシュな時より甘みが強いので足す砂糖の量は控えめに。とろりとして来たら最後に「オールスパイス」をクラッシュして合わせました。いちじく、アールグレー、オールスパイスの香りが一気に立ち上がります。

 保存用に瓶をアルコールで消毒して熱いうちに詰めて蓋をしました。 すぐに食べる分は小分けします。 

 保存性を高めるためにいつもは「リキュール」などを足します。今回は最後まで「赤ワイン」を入れるか迷いました。いちじくと「赤ワイン」はいいコンビです。「オールスパイス」を足そうと決めたので赤ワインは取りやめました。どのスパイスを使うか?アールグレーの中でグツグツ言ってるいちじくの香りと相談します。一瞬「八角」が頭を掠めました。「う〜ん、香りが強すぎる。でもエキゾチックなジャムになるなあ。」控えめで名前通りに全てのスパイスの香りを持つ「オールスパイス」を粗く潰した状態で入れたのは正解でした。「オールスパイス」の粒が口に当たることを想定しています。

  パンに乗せるといちじくの粒々、ドライですので皮の部分がころりと残っています。「赤ワイン」を入れずともいい色に仕上がりました。口に入れると、いちじく、オールスパイス、アールグレーの順で香りが口に広がります。アールグレーは煮出して濃い液体を使います。たくさんの茶葉で短時間で煮出します。長く置くと紅茶の渋みが出ますから要注意。どのスパイスを使おうかと悩む時間が楽しい。その香りが思い通りにマッチすると大喜び。そして、「ああ、美味しい。」といただきました。


みかんの皮をお風呂に

2023年11月11日 | 庭からの贈り物

曇、15度、76% 

 庭のみかんが10個ほど実をつけました。 みかんの季節です。先日、「波佐見」に行った折みかん産地の佐賀を横断しました。遠目にもみかん畑は黄色い笑いが聞こえてくるようでした。主人と「我が家のみかんがたくさん実をつけるのは何年先かね?」と話しました。

 みかんがテーブルの上に盛られる季節は毎晩のようにお風呂にみかんの皮が浮かびます。みかんの皮を少し干してカラカラにしたらサラシに包んでお風呂に浮かべます。 レモンの皮は香りはいいのですが酸味が強いせいか肌荒れを起こす人もいるそうです。みかんは香りも肌への刺激も穏やかです。柑橘類の皮には油脂分も含まれていると聞きます。私は小さい時からお風呂に浮かぶみかんの皮の香りが好きでした。まして庭のみかんです。皮までも愛おしく感じます。

 夜にはみかんがたくさんなっている夢を見ました。「大きくなっておくれ。」


風船カズラ

2023年10月10日 | 庭からの贈り物

曇、21度、74%

 7年前帰国した時に友人がたくさんお種類の種を送ってくれました。その中の一つが「風船カズラ」です。夏には細いツルを伸ばして小さな白い花をつけます。そして気付かぬ内に緑の風船をつけてくれます。この風船が茶色に枯れる頃には、中に白黒の種が入っています。翌年もその翌年も種蒔きせずとも零れ種からたくさん芽生えてくれました。いつも茶色に枯れるまでそのままにします。11月の初め頃まで茶色の風船がフェンスに絡まっていました。

 今年は我が家の庭の勢力範囲が変わって来ました。昔からあった「西洋ツタ」が盛り返して裏庭のフェンスを埋め尽くしました。芽生えた「風船カズラ」はいつの間にやら消えてしまいます。ひと月前、北側の庭の地面の真ん中に小さな芽生えを見つけました。毎年見て来たので間違いありません、「風船カズラ」です。踏みつけないように様子を見守りました。小さな白い花に気付かなかったのに、昨日、緑の風船を2個発見!今年の庭の初の緑の風船です。 季節は10月半ば、「よく頑張ったね。」この緑の風船が枯れて破れてなくなるまで地面の真ん中でに置いておくつもりです。

 小さな庭ですら手を入れないと自然は強い者が繁殖します。庭の蔦の種類は7種類ほどあります。木々と違いツタを広げる植物は特に勢力範囲の抗争を繰り返します。この夏「風船カズラ」「マルバルコウソウ」が弱者でした。大丈夫、そんなこともあろうかと、種をとってあります。来春は種蒔きで「マルバルコウソウ」「風船カズラ」を復活させるつもりです。


月桂樹パウダーを作る

2023年10月07日 | 庭からの贈り物

曇り、20度、68%

 庭の月桂樹もぐんぐん伸びます。春に一番上の新枝を切らなかったばかりにこの夏で古木の「もちの木」に追いつくくらいの高さになりました。植えて6年目、真っ直ぐに真っ直ぐに伸びるその姿は美しいのですが、一番上の飛び出た枝を払ったのはひと月前のことです。綺麗な姿をそのまま床の間に生けました。元気がなくなった頃を見計らってハーブ用に乾燥させました。台所のカゴに放置するだけで完成です。 これからの季節、煮込み物に大活躍します。たくさんできるので友人知人にもお裾分けします。生のままの月桂樹も使いますが、乾燥ものとは香りが違います。

 形の不揃いな葉っぱを今回は粉末、パウダー状のスパイスにしようと思いつきました。ケーキやクッキーの香り漬けです。初めブレンダーで粉砕しましたが、パウダー状には程遠い。そこで先日の「石臼挽き山椒の粉」を思い出しました。「石臼があるわ!」インドなどでスパイスをすり潰す石臼です。 これに入れてゴリゴリと挽きました。枝の屑などをふるいにかけて取り除き粉末だけを集めました。

 きれいな緑のパウダーです。香りもグッと濃縮されています。手間をかけた甲斐があります。今日はこのパウダーを使ってケーキを焼くつもりです。月桂樹の香るケーキです。


オリーブの収穫

2023年10月04日 | 庭からの贈り物

晴れ、21度、81%

 毎日見ていたオリーブの木ですが、朝の気温が急に下がって紫色が増えました。急いで収穫。我が家のオリーブの木は切っても切っても高くなりました。梯子をかけずに取れるところまで取りました。手のひらいっぱい。上を見上げるとまだたくさん実がついています。庭側の実は取れますが、フェンスの外に出たものは梯子をかけても取れません。2メートルを超す石垣の上にあるフェンスです。無理は禁物、今年は手のひらだけで諦めます。

 小豆島のオリーブ農家の方が「自分の背丈に合った大きさに育ててください。」と言っていた言葉を思い出します。2本あるオリーブの木ですが、実をつけるのはフェンス側の木の方が多いのも困ったことです。極寒の2月に剪定します。その時は下枝を払わずに工夫しなくてはと今から頭を痛めます。

 オリーブの実はすぐには食べられません。えぐい、渋い。塩水であく抜きをします。やや濃いめの塩水を毎日取り替えてふた月近く時間がかかります。今年は小さい瓶です。 あくぬきが終わったオリーブは薄めの塩水につけたまま冷蔵庫で保存します。半年は美味しくいただけます。

 今思いつきました!今日は木を揺すって実を落としてみます。落ちた実を下の道に取りに行こう。頭の中でアーモンドの収穫風景が浮かんだのです。うまくいくかな?


苗のお嫁入り

2023年09月21日 | 庭からの贈り物

曇り、29度、78%

 庭の木たちは自分で種を飛ばして子供を作るものがあります。枇杷、紅葉、どんぐり、南天、もちの木、時計草、榊、サルビア、石蕗、どれも気付くと周りに小さな芽出しが見られます。うまく育たないものもありますが、こぼれた種から芽生えるものは、質が強いものが多いようです。

 南の庭の東西の両フェンスを覆う「時計草」 東側の白い花を咲かせる「時計草」はこの夏たくさんの子供をつくりました。 西側の「時計草」とは葉の色も花の色も葉の厚みも違います。熱帯の植物ですが、冬も緑を保ちました。

 白い花を咲かせ赤い実をつける「榊」は落ちた実から梅雨過ぎに芽が出ます。 赤い実ですので「本榊」ではありません。今は赤くなる前の緑の実です。

 欲しいという友人がいます。暑い夏を避け、9月に入る前に育種ポットに「時計草」の苗と「榊」の苗を移しました。半月経ち根付きました。いよいよ友人宅へ送る準備です。

 ゆうパックで約1日で着きます。 関東の土に合うかしら、少し心配です。種を蒔いて育てた苗ではありません。それでも我が家の庭の子供です。箱の蓋を閉めて荷造りを終わりました。まるで苗をお嫁に出す母の心境です。

 今日の遅くても午後には着くはずです。知らない土地で元気に育ってね。


オリーブ

2023年08月21日 | 庭からの贈り物

晴、28度、85%

 お盆休みで孫娘たちが2週間近く滞在しました。暑い毎日でした。帰って行って庭を見ると、木々が鬱蒼としています。気持ちに余裕がないと庭をゆっくり見ることもありません。我が家の木の成長は私が切っても切っても追い付きません。「ユーカリ」「オリーブ」「ローリエ」は殊の外です。

 「ユーカリ」を切りました。お次は「オリーブ」です。小豆島のオリーブ農家の方が「自分の手に負える大きさに整えるといい」と話していたのにこの春の刈り込みは緩かったようです。見上げるほどに伸びました。すでに実をつけています。刈り込みの適時は春前です。でも切ることにしました。実のついていない大枝、今年伸びた枝を切るつもりですが、小枝が邪魔するので数本落としました。かき集めていると、小枝に膨らみ始めたオリーブの実がついています。昨年より大粒です。父母に供えました。 「オリーブ」の横にある「ローリエ」はまっすぐに立ち上がる新枝が美しいので置いておいたら数十センチ以上伸びています。気温が上がってきたので、こちらは次回切ります。その横の「レモン」は春先の刈り込みで程よい高さを保っています。 青いレモンがいっぱいです。

 実をつける木の剪定は難しい。「いちじく」の木の整え方を間違っていたようです。高さを抑えるように整えるのが基本だそうです。「いちじく」は今が収穫盛り、この冬に低めに刈り込むつもりです。

 庭の木からの贈り物は放って置いても受け取ることができません。水遣りや肥料を施す必要はないけど枝の整え方一つで収穫が増えるそうです。

 今年の「オリーブ」の収穫はいつになるかしら?「レモン」も12月には黄色になるはずです。実をとるときの喜び、掌に実を乗せたときの感触、口にいれる幸せ。土、お日様、雨に感謝しながら、収穫の日を待ちます。


布袋草

2023年07月29日 | 庭からの贈り物
晴、28度、90%

 この家の庭の片隅に甕がありました。帰国して初めて見たものでした。気温が上がり始めて、甕に水草を浮かべようと水草を探しました。7年前のことです。

 ホームセンターではなく熱帯魚を扱うお店に行きました。お店のお兄さんが「どんどん増えるから。」と言うので一株買いました。それを帰宅して見た主人「一つじゃ見窄らしい。」と言います。そこで4株買い足しました。その秋には甕は「布袋草」で溢れんばかりになりました。

 冬は枯れて茶色になります。春先、甕の掃除をして古い葉は捨て弱った株も捨てます。ところが瞬く間にその数を増やします。
 株からこのようなランナーを伸ばして次々に子株を拵えます。その生命力たるや素晴らしい。しかも美しい花を咲かせます。通りがかりの方達が「布袋草」の花は初めてです、と仰るほどこれもよく咲きます。一日の命短い花です。
 
 今年は別の甕に一株浮かべたらご覧の通りです。
 「布袋草」をお家にとお考えの方、遠慮なくおっしゃってください。元気なのを喜んでお送りします。


 


芝生の中の紫蘇

2023年07月18日 | 庭からの贈り物

晴、28度、89%

 連日の高温傾向と先週の大雨で家の植物たちは又してもひとまわり伸びました。鋏や鋸が登場します。芝生も例外ではありません。ところが芝生の中に「紫蘇」が芽生えています。一つ二つではありません。

 芝生の横、枇杷の木の下一角はハーブを植えています。家で取った種で季節によって生えているものは違います。ところが一年中ある「オレガノ」がほぼ半分を占めている状態です。強いと言われる「ミント」より強く「オレガノ」は「タイム」や「バジル」を駆逐しています。その片隅で「セージ」「パセリ」「小ねぎ」「紫蘇」がひっそりと生えています。「紫蘇」は種取りも種蒔きもしません。こぼれ種から芽生えてくれます。

 「オレガノ」がはびこるので「紫蘇」は考えたのだと思います。「遠くに種を飛ばそう!」1メートルも離れていませんが「紫蘇」は種を飛ばしたのでしょう。柔らかな「紫蘇」がたくさん芝生の中に生えています。「紫蘇」は偉い。

 我が家の芝生が伸びようと誰にも迷惑はかけません。しかも素足で伸びた芝生を歩くと気持ちがいい、フカフカと足の裏まで喜びます。しばらくはこの「紫蘇」をご飯に使います。「紫蘇」が芽生える芝生、私らしいなぁ。


フィカスプミラ

2023年07月17日 | 庭からの贈り物

晴、28度、89%

 「フィカスプミラ」は観葉植物として売られています。小さな葉っぱは形も葉脈も可愛いツタ植物です。ハンギングして飾られます。 売り物は斑入りの葉っぱが多いようです。

 7年前、帰国してこの家に帰って来ました。表の塀も裏の石垣も幹の太い蔦が絡まっていて手を焼きました。蔦とは思えない太さです。そこで植木屋さんに頼んで全て切り取ってもらいました。蔦科の植物の手強さをこの時知りました。

 その翌年の春、裏の石垣に可愛い「フィカスプミラ」が手を広げたように芽生えていました。「フィカスプミラ」が好きな私はそのまま放っておきました。ふた夏が過ぎた頃、「あれ?またあのツタが出て来始めた!」植木屋さんに根こそぎ取ってもらったあのツタです。そこで、ずずっと引っ張って抜こうとしました。手強くなる前に手を打つに限ります。ところが引っ張るとあの可愛い「フィカスプミラ」と同じ根っこに行き着きます。それを幾度か繰り返して初めて気付きました。数年前根こそぎ取ってもらったツタは「フィカスプミラ」が成長して姿だったのです。調べると確かに「フィカスプミラ」は成長すると葉の形や文様が変化すると知りました。

 徹底的に抜こうと思った頃、裏の石垣がポロポロと欠けました。古い石垣です。私が生まれる前からある石垣です。その石垣を守るために「フィカスプミラ」を這わせることにしました。ツタがネットのように石垣を守ります。そう決めて2年、3年経ちました。今の裏の石垣です。 見事に「フカスプミラ」が蔓延ってくれています。ツタ植物の強さです。この根の張り方で古い石垣は崩れを防いでもらっています。上から見ると、 少し葉っぱが伸びすぎたなと思ったので数日前剪定しました。ツタの剪定なんて初めてです。すると、可愛いまん丸な「フィカスプミラ」の実を見つけました。

 庭にはまん丸な実がいくつもなっています。「パッションフラワー 」の実、「いちじく」まだ小さい「オリーブ」この「フィカスプミラ」。実を見つけると嬉しくなります。さて、 たったひとつ緑色のまん丸な実があります。枝先に一つだけ上向きに実がつきました。皆さんこれが何の実かお分かりになるでしょうか?正体を明かせば大笑いなさると思います。

 毎日、庭のまん丸な実を観察して楽しませてもらっています。