これは、
認知症ならではの被害妄想だろうか・・・
おはようございます。
昨日、朝ご飯を作りに実家へ行くなり、
父が、
「俺の薬どこへやった?
お前が変な操作してるんじゃねぇかと思ってる。」
と言った。
父は、脳神経内科では、今のところ認知症ではないという段階らしい。
加えて、他の疾病もない。いうならば、健康体なのである。
とはいえ、90歳の体は着々と衰えてが進んでいる。
特に足の衰えに、父は不便を感じ苛立っている。
病院へ行く度、足の衰えに効く薬を欲しがるが、
そんな薬はない。
ない中で、医師は最善を尽くす。
「足の浮腫みが動かし辛い原因かもしれないから、
ちょっと利尿剤を増やしてみましょう。
あと・・・一つ、倦怠感が出やすい降圧剤を替えてみましょう。
それとねぇ、やっぱり運動するんがいいねぇ。足、頑張って動かしましょう!」
と試行錯誤している。
皮肉にも、
父のような持病を持たない老人の方が、出せる薬が多い。
持病に悪影響が出るといった問題がないからだ。
かずこのように、心不全・脳梗塞・アルツハイマー・てんかんと
いろいろやっちゃってる人の方が薬が少ない。
父の場合は、ほとんどが栄養補助薬だが、
その種類が、えっと・・・何種類だったかな?
そんな具合だから、薬の管理は私がしていた。
朝に飲ませる薬が、えっとえっと・・・たぶん8種類。
それでも、父の衰えは止められない訳で、
「もっと効く薬があると思うだけどなぁ」と言い、
挙句、私が父を悪くさせるよう画策しているという思考に至ったようだ。
無茶苦茶だ。
愛知弁で言うなら、「わや、こいとる。」だ。
これを認知症の症状とみるか?
そこが難しい。
父さんはそもそも、こういうことを言いがちな人なのだ。
こういうタイプの性格の悪い人間だ。
ということは・・・
「うん、正常だ!」
ケアマネージャーも、
「ん~、お父さんはまだ、認知症とまではいかないかな」
と言うし、正常だと判断しよう。
いっぽう、絶好調のかずこさんなら、こうなる。
「あのよぉ、わしの指輪全部、ナオが持ってった。」
ナオとは長女のことだ。
そして、かずこの指輪は、
数年前、かずこ本人が、すべて悪徳買い取り業者に売ってしまった。
かずこさんは続ける。
「ほんでよぉ、財布の中身も無くなっとるんや。」
玩具銀行の1万円札を、盗られたと言う。
真実は、デイサービスでスタッフにチップとして配りまくっているのだけれど、
かずこは言う。
「それはよ、ナオじゃないぞ。金を盗るんは、おかっぱや。
あいつは、上手に抜き取るでなぁ。本物の盗人や」
私の目の前で、おかっぱを盗人呼ばわりだ。
これこそ、滅茶苦茶だ。
滅茶苦茶、面白い!
「ああ、おかっぱなら、やるな。あいつは油断ならんね。」
そう言って、のってやると、かずこは、
「昨日はわしに見つかって、しれーっと財布に戻しとったでぇ」
と笑いながら、妄想を続ける。
そして、しめは、
「ナオもおかっぱも、盗人で食っとるから、
多少はやらせてやらんと、仕方ねえわな。」
と、実に慈悲深い理解を示すのだ。
そんな、被害者のかずこさんも、デイサービスでは要注意人物だ。
デイサービスに持って行くファイルに、
何から何まで入れ込んで持って帰ってしまうのだ。
時には、針山。
別の日は、色鉛筆セット。
誰のか知らんが、他人の名札の日もあり、
アンケート用紙30枚をどっさり持って帰って来た時は、
さすがにスタッフさんも驚いた。
「あんな大量な紙、いつファイルに入れたか、まったく気が付きませんでした。」
かずここそ、プロのなせる業なのだ。
盗人で食っている!
私ら母娘は、もはや盗賊だ。
『愛知のキャッツアイ』
そんな訳で、
父さんが認知症だろうが、正常だろうが、
それが分かった所で、どうにもならない。
疑われた時は、瞬間的にめちゃくちゃ腹が立ったが、
考えてみれば、私は『愛知のキャッツアイ』のナンバー3『ほっかむり』だ。
疑われても仕方ない部分がある。
目の前に薬がないことが、まず不安なのだろうと考え、
昨日は、朝・昼・晩の薬を30日分、全て小袋に分けて
でっかい箱に入れて、父に渡した。
「これが全部ね。飲むか飲まないか、
父さんの意志で決めてくれればいいから。」
さて、君達は?
挨拶できた後に、この間。
猫は互いの目を見ないよう、気まずい空気が漂う時がある。
すぐ、どっちかが、その場を離れればいいが、
その期を逃すと、こうなる。
こんな顔になる。
そんな時は・・・
「おーーーい、こっちこっち」と声をかけてやると、
「あ~、たすかった~」
と変な間が無くなり、動きやすくなるという訳だ。
朝一で、おかっぱさんの面白い記事を読ませていただいたお陰でちょっと元気回復傾向にございます。
ところでお薬の管理、大変ですね。
夫の母親もそうでした。結局薬剤師に頼んで何種類かのお薬をまとめてひとつの個包装にしてもらって、対応した時もありました。そして認知症あるあるの誰かを盗人に仕立て上げてしまう話。
あれはどういうことなんでしょうね。
そして今日のイラストも最高でした♡
この絵柄を刺繍したいくらい。(笑)
軽快なおかっぱさんの文章力のせいだと
思うのですが、ご両親とも可愛らしく
感じてしまいました。
現実は気持ちをここまで昇華させるのに、
体力・気力が必要ですよね。
とても難しい事ですが、受け取り方次第ですよね。
にしおかすみこさんのエッセイも笑って
しまうけれど、現場は厳しいのだろうな、
と想像出来てしまいます。
でも『愛知のキャッツアイ』はごめんなさい!
どうしてもほっこりと笑っちゃいます^^
このイラストのTシャツ、あったら買っちゃうなぁ(笑)
そうなんですよね。猫同士ってタイミングが
ズレると、自分達ではどうしようもなく
なるんですよね(^^;
あや姉さんとおたまちゃんの表情!(笑)
うちもさっき、くぅがまだまだ元気なあゆに
追い詰められていて、助けたところです。
おかっぱさんが盗むのはハートだけよって教えてあげてください。
お母様の皆さんのアンケートを持ってきた話にはびっくりしましたが、きっとナチュラルに回収してきたんでしょうね。
プロのなせる技ですね。
お父様はお薬の管理、ご自分でされたら気分が違うかもしれませんね。
面白おかしくブログに出来ちゃうおかっぱさんの才能に、私のハートは釘付けです
そう頭ではわかっていても、つい色んな場面で
笑ってしまう( ≧∀≦)ノ
重苦しい話題を、こんな面白話に出来る
おかっぱさんは、やっぱ天才や~ヽ(^。^)丿
父さんね、うちの父とほんと似てる~。
頭が切れるんだよね。だから余計に
そういうところに頭が回る。
愛知のキャッツアイ、最高や~ヾ(≧▽≦)ノ
カズコさんの「ナオもおかっぱも、
盗人で食っとるから、多少はやらせてやらんと、
仕方ねえわな。」で大爆笑したわ~。
アンケート用紙回収した時は何を思ってたんだろ。
帰ってから集計せな!とか思ってた?爆
おたまちゃんって、あやちゃんの前だと
いつもそんなだよね~。
逃げればそれで済むのに、好きだから
逃げたくないのよね(*≧艸≦)
そんな顔になるくらいなら、サッと身を引きゃ
良いのにね~ (´▽`;) '`'`
うふふ、もうね、こうなったら、
笑って吹き飛ばすのが一番ですよね~。
そうそう、料金はかかるけれど、個包装してもらえるんですよね。
かずこさんのは、そうしてもらっているんですが、
父のは栄養補助薬はできないんですと言われちゃいました。
なんか、大人の事情があるのでしょうね。
イラスト、おほめ頂き、ありがとうございます。
我ながら、よく描けたという充実感に満たされております(笑)
ひいなさんは、きつい看病を経験されていますもんね。
そうそう、気持ちを昇華するには時間が掛かりますね。
かずこさんへの気持ちは完全に昇華出来た感じ。
今のかずこさんは、可愛らしくて、もはや私の癒しです(笑)
次は父さんです。さて、あの人をどう受け入れていくか、
今はまだ、道半ばですね。
しかし、こうして皆さんと笑っていられるのが、
すごく良い緩衝材になっております。
いつも、ありがとうございます。
あちゃさん、ご健在~(笑)。
くぅちゃん、母に守られて良かった。
猫同士って、なんというか、下手くそですよね。
さすが、群れない習性なだけあって、
コミュニケーションが下手くそ(笑)。
よーし、今度かずこに、私はハート泥棒と言ってやります(笑)。
きっとね、スルーされますよね(笑笑)。
そうなんです。かずことしては何も思わず、
空気を吸うようにファイルにするっと入れちゃうんですよね。
まさに、産まれ持っての盗人です!
私ね、ちょっと干渉し過ぎてたかもなって、反省しちゃった。
それが父さんにとっては煩わしい部分もあるんじゃないかなって。
やいのやいの言っちゃってたのですよね。
その人の力を奪ってはいかんですもんね。
nekomaru222さんのハート盗んでしまった?!
ほっかむり、感無量!!
ありがとうございます。
笑っていただき、これぞ本望です。
ありがとうございます。
ままんのお父上とうちの父さん、やっぱ似てますよね。
重く受け止めるとか、クソ真面目に親切ぶるとか
そういうのが、父さんにとっても重荷になってるかもと
思ったんですよね。
最近、私は重かったと思う。
で、疑われた時、なんかね、変なんだけどホッとしたよね。
良い人と思われて、だから我慢(遠慮)されちゃうより、
あいつは油断ならんほっかむりだと思われていた方が
気が楽だなって。
かずこさんなんて、娘が盗人で食ってると思ってるんだもんなぁ(爆)
それをね、デイでも話してるらしくって
その話をスタッフさんが涙を流して笑いながら
教えてくれてます(笑)。
本人が一番、凄腕の盗人なのにね(笑笑)
おたまは、まさにそうなんですよね。
あやと鼻キッスできた余韻に浸りたいけど、
気が付くと気まずい間が出来てるって感じなんですよね。
そこが、あやとしては「鬱陶しい!」というね。
だめだ、今日の夢に登場しそうです(笑)
ほんとに高齢の親は、何をしてくれるか、想像を超えますよね。
今日、母に会いに行ったんですが、おかっぱさんのブログを読んだ後だったので、なんだか笑いながら母を見ることができましたよ。
勝手ながら、ありがとうございました😘