私と父さんは、
たまに、どっちがケチかで言い争っているが・・・
おはようございます。
先日、靴底が取れた靴を、どうにか履けないかと、
こうしてみたが、どうでしょう?
実際、私は会社のお皿洗い洗剤も、3倍に薄めて使っている事を、
隣の熟女さんに
「おかっぱちゃん、ケチくっさー!」と言われているが。
私は、食べ盛りの女子高生だった頃、
自分でお弁当を作っていた。
昔から早起きで、時間に余裕があったからでもあるが、
真の理由は、母さんの独創的料理センスにあった。
この時期、美味しいタケノコは、
母さんにかかれば、お醤油味の渋柿に化ける。
母さんは、アクを抜くという段取りを好まない。
ジブければシブいほど、旨いと感ずる舌の持ち主なのだ。
だから、タケノコは、皮を剥いたら、そのまま煮る!
醤油のみで煮る!
香りはタケノコの煮物だが、口に入れれば、お醤油味の渋柿という訳だ。
そろそろ、素麺もいい時期だが、母さんの素麺は危ない。
正確には、母さんお手製の素麺つゆが危ないのだ。
レシピは、お湯に顆粒だしと大量の醤油。
そして、ポイントは、大量のおろしショウガだ。
みりんや砂糖といった甘味は、いっさい入れない。
大量の醤油と大量のショウガだけのおつゆに、
おつゆに隠れし甘みを感じろという訳か?
無理だ!
辛いを超えて、痛い!
醤油の塩味とショウガの辛味が、口腔内を刺してくる。
そして、母さんが、最高にノッてる時は、その痛いつゆに、
さらに酢を加えて、酸味で攻撃の手を緩めないのだ。
そんな独創的な味覚の持ち主の母さんだ。
3歳違いの姉が高校生だった頃のお弁当は泣けた。
ある日は、ご飯の上に、大量の一味で彩られた醤油味の高菜と、
おかずは、白い塩に覆われて種類が判別できない、魚の切り身。
たぶん、鮭だと思うが、食べても判別不能だ。
またある日は、いっさいの具がない醤油色に染まった焼きそばと、
ご飯。
ほかにも、醤油色に染まった、ちくわ3本のみとか、
あげればキリがないが、これ以上は涙で文字が見えません。
とにかく、母さんは、塩味と辛味と酸味以外は、認めない主義なのだ。
もちろん、食材の味も認めない。
だから、塩味と辛味と時には酸味で、食材の本来の味を殺す。
だから私は、せめて弁当は、自分でっと心に決めたんだ。
しかし、時には作れない時もあった。
そんな時、これまた早起きの父さんに頼んだものだ。
「父さん、昼ご飯はパン買うから、お金ちょうだい」と。
すると、威厳のある大黒柱の父さんは、
可愛い我が子に、500円を差し出して、
「貸すんだから、返せよ」と真顔で言った。
このように、間違いなく、父さんの方がケチなのだ。
私はというと、靴はケチって買わないのに、
猫への新たな玩具は買っちゃった。
ようこそ、ワニ雄さん。
ワニ雄さんは、口の中から入れちゃうという代物だ。
楽しそうでしょ~?
では、ご対面!
まずは、遊び大好き、あやさん。
なんて顔だい!
なんでも、へっちゃら、うんこなら・・・
うんちゃん?こっちおいで。
なんて顔なんだよ!
おい、おたま!
ほら、お口の中から、ちょろちょろ出てるぞ~?
静かに立ち去るなー!
やっぱり、1000円足して、
倍の大きさのを買うべきだったのだろうか?
ちなみに、どうでもいい事だが、
私よりケチな父さんは、天ぷらをソースで食べます。