うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

入る我らに、出費はつきもの

2016年05月18日 | 日記

私は先日、頭部のMRI検査を受けました。

心配はご無用です。

いわゆる、脳ドック的な意味合いで受けたのです。

 

おはようございます。

MRIの結果は、異常なしだった。

だが私は、この診断を頂くために

検査所要時間約20分を、必死に耐えたのだった。

 

ドーム型の精密機械の前で、まずは説明を受ける。

「仰向けに寝て、このドーム状の部分に頭部を入れて、

検査するのですが、頭は決して動かさないでくださいね。」と。

 

素直な幼子のように頷いた私は、速やかに仰向けとなる。

検査技師は、馴れた手つきで準備をしながら声を掛けてくる。

 

「はい、頭をベルトで固定しますね。」

頷く、私。

 

「このボタン持ってね。検査中、なにかあったら押してね。」

頷く、私。

 

「すごい音がするので、ヘッドホンで耳を塞ぎますね。」

両側の頬骨をヘッドホンで挟まれる、私。

 

おい、待ってくれ。

ここは頬骨だ。

耳は、今のところ、裸耳(らじ)です。

 

何も言えぬまま、検査は無情にも始まった。

ドームの中は、本当にけたたましい音が鳴り響く。

しかし私は、ご覧の通り裸耳のまま、

ヘッドホンは相変わらず、頬骨をがっつり挟んで離さない。

 

あかん。

多分、今、私の顔、ブルドックや。

 

笑ったら、あかん。

 

ブルドック状の己を思い浮かべたら、あかん。

 

あかん、無になれん。

どうしたらいいのだ。

いっそ非常用ボタンを押して、

「耳が裸耳バンダリー」と言うか。

あっ懐かしい~。

 

あかん。

そんな事、今考えたら、あかん。

 

笑ったら、あかん。

 

私は、この苦しみの中、耐えに耐えていた。

とにかく悲しい事を考えよう。

そうだ、これが終わったら、お会計だ。

恐らく1万円はお支払いするのではないか?

どうだ、悲しいだろ?

 

長い苦戦を強いられ途方に暮れかけた、その時、

突如、精密機械が私が寝ているベットごとブルブル震え出す。

 

おいこら、無茶はよせ。

ズレるやないか!

頬骨を挟んでいるヘッドホンがズレるやないか!

 

振動により、

さらにブルドック化が進んでいく頬を感じ、

私は、もう限界に達してしまった。

 

「ぎゃーはーはーはー」と同時に

「はい、お疲れ様で~す」という声。

 

そうなのです。

私は、ぎりセーフだったのです。

怪訝な顔の技師さんに気付きながらも、

笑いを止める事などできず、

息も絶え絶えに、これだけは伝えました。

 

「裸耳で・・・頬がアレだったから」

 

 

そんなわけで、

私は最近、冷蔵庫にぶっこんでくるネコ達に困っているんです。

あやさん、開けた瞬間、やめてもらえませんか?

 

 

おい、おたま!

 

 

お前もか!

やっぱり、こうなるのか、めんどくさい!

 

ついでに、言うぞ

冷蔵庫の上に乗るのも、やめたまえ!

 

 

開けづらいのだよ!

 

開けてみると

こうきて

 

 

ちょいちょいするし、電気代が気になる~!

 

最近、無駄な出費が多いのよと、おじさんにぼやいたら、

「ぼくは、ちくわが一番無駄だったと思います」だって。

ああ、無情!