宇宙人の独り言

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麻薬とユダヤの陰謀史

2012年01月21日 | 日記
『麻薬とユダヤの陰謀史』という本が、成甲書房から2011年10月10日に刊行されました。
著者は、太田龍氏です。
同氏は、2009年5月19日に逝去されています。
本書は、2004年に雷韻出版より刊行された『麻薬――悪魔のくすり』を再編集、改題したものです。

この本の著者の主張は、日本民族はユダヤの悪魔の罠にはめられたというこの事実が、ユダヤの謀略を見抜けないがゆえに日本人には自覚できないでいる、そして日本民族は、今日ただ今から民族の総力を挙げて、ユダヤ問題の掌握に取りかかなければならない、ということです。欧米の次にユダヤの日本に対する麻薬戦争に相当な危機感を抱いていたことが窺われます。

太田氏は1991年に本格的なユダヤ研究の機会を得て、ついにその真相の全体像をつかむに至ったといいます。そして、我ながら、かつての自分の愚かさに赤面するのみです、と告白しています。

戦前までの日本民族のユダヤ研究を検証してみると、いくつかの欠落点があることに気づいたと著者は言います。その一つが麻薬問題であり、日本のユダヤ研究の著作は、麻薬問題を完全に除外、タナ上げしているという。
そして次のように書いています。
―――筆者は平成四年三月頃から、主として英米両国の真正キリスト教の人々によるユダヤ悪魔教への批判の著述を研究し始めました。
こうした著作の中に、ラルーシュらの『麻薬株式会社』、またコールマン博士の『三百人委員会』、E・マリンズの幾つかの著作などがあり、それによって筆者は、麻薬の裏にユダヤの謀略がからんでいることを理解したのです。…… ―――

さらに、
―――敗戦後日本民族が、ユダヤ問題に関心を抱くようになった契機は二つあります。
一つは、1948年のイスラエル建国以来四十数年、絶えることなく続いているパレスチナ紛争であり、二つは、右のイスラエル建国と関連した、「ヨハネの黙示録」(及び「旧約聖書」の黙示録的部分)に述べられている、この世の終わり、世界最終戦争、最後の審判の日が近いのかも知れないという不安でしょう。……

大部分の日本人はのんきに構えていますが、若ければ若いほど、終末=世の破局という預言が気にかかります。そして、この「ハルマゲドン」にUFO=異星人の地球侵略を加えると、SFや劇画の主要なテーマが出来上るわけです。―――

しかし、日本民族に与えられたこの種の情報は、偽情報、日本人全体の心理を操作する情報撹乱工作に踊らされたものと、太田氏は一刀両断にします。

そして次のように述べています。
―――ユダヤ、フリーメーソンの陰謀の実態、本筋、本体に迫る研究や調査、思索が全く欠けているのです。
基礎がないのです。ユダヤ、フリーメーソンの陰謀というテーマを解くためには、何よりもキリスト教の歴史、そして、その経典としての聖書についての正しい理解が必須であり、それこそが土台であり、第一の布石でなければなりません。しかるにこの土台が、敗戦後の日本民族から見事に取り除かれているのです。

(中略)

麻薬犯罪が、麻薬産業として横行している、麻薬禍がこの勢いで進むと、少なくとも欧米・西洋文明は死滅する、そしてそれを告発する側が逆に逮捕され、刑務所に十五年もブチ込まれるようなことが堂々とアメリカでまかり通る、という状態は、ユダヤ悪魔教の世界制服の結果であり、その現象とみるべきではないでしょうか。―――


今もし太田龍氏が生きてご健在であられたなら、昨今の世界情勢をどのように論評したのか、たいへん興味の尽きないところです。

以上


麻薬とユダヤの陰謀史
太田 龍
成甲書房








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