人種戦争――レイス・ウォー――太平洋戦争 もう一つの真実 | |
加瀬 英明,藤田 裕行 | |
祥伝社 |
私たちは、本書によって、先の大戦のきわめて重要な一面を、知ることができる。
アメリカからアジアまで、有色人種の民は日本が第二次大戦に参入するまで、白人優位の絶対的な秩序のもとで、人としての尊厳を奪われて生きていたが、日本軍の目覚ましい進撃によって、重い鎖からはじめて解き放たれた。本書を読むと、肌の色が違うために、数世紀にわたって辱められてきた人々が、日本の働きによって救われ、前途に明るい光を見て、どれほど歓喜したか、伝わってくる。
白人にとって、日本軍の進攻によって、数世紀にわたった白人の優位が、打破されたことは、驚天動地の出来事だった。
(「監修者によるまえがき」より)
世界的に有名な歴史家のアーノルド・トインビーは、1956年(昭和31年)に次のように論じています。
「日本は第二次大戦において、自国ではなく、大東亜共栄圏の諸民族に思いがけない恵みをもたらした。
それまで、アジア・アフリカを、二百年以上の長きにわたって支配してきた西洋人は、無敵で、あたかも神のような存在だと信じられてきたが、日本人は人類の面前でそうではなかったことを、証明してしまった。これは、まさに歴史的な偉業であった。
日本は白人のアジア侵略を止めるどころか、帝国主義と植民地主義と人種差別に終止符を打つことをなしとげた」
以上