宇宙人の独り言

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「情報」:インフォメーションとインテリジェンス

2012年05月06日 | 日記
「今の時代を生き抜くのに、何がいちばん必要でしょう。それは情報です。
時代がどのように急速に移り変わるのか。それを知らなければ、人より二歩も三歩も遅れてしまいます。テレビや新聞に頼っていればよいのでしょうか。そうではありません。
テレビや新聞に載るころは、人が皆知っている情報になっています。人の知らない情報、第一次情報が必要です。
人が皆知ってしまったころの情報は、第一次情報ではなく、第二次情報になっています。
それでは、第一次情報はどのようにして求めればよいのでしょう。答えは二つあります。
一つは本を読むことです。世間には人に知られず、勉強している人たちがたくさんいます。あるいは人の知らない貴重な情報を持っている人たちがいます。そうした研究者たちの新しい発見こそ、第一次情報です。
そうした情報は、しばしば人に知られず書店に並んでいます。そのようなホットな第一次情報を伝える本を書店で発見すべきです。
いまこそ、本の価値が尊ばれる時代なのです。
もう一つは、講演あるいはセミナー、またはネットワークを通じて新しい情報を得ることです。
いま求められているのは、一人ひとりが自立した人間として生きる力を持つことです。
けれども、誰一人として自分一人で孤立していきることはできません。必ず人と人の縁で生かされているのです。
自立者が自立者であるためには、多くの人の力を借りなくてはなりません。そのときにいちばん助けになるのは「ネットワーク」です。
ですから、家の中に閉じこもっていないで、すぐれたネットワークの一員となって、互いに助け合うことを心がけましょう。
この激動の時期にいちばん必要なのは、情報だと言いましたが、その情報は、外から得なくてはなりません。書店を利用すること、ネットワークの一員になることが、いまの難しい世の中を乗り切る最良の知恵なのです。」


右脳研究の第一人者、いまは故人になられた七田眞さんの言葉を紹介しました。
今から10年ほど前の2003年に語られた言葉ですが、これを読むとひとつも色あせてはいませんね。今の時代ますます「情報」と「ネットワーク」が大切になってきたように思われます。

「情報」ということに関して言えば、国家間レベルでも、これほど重要なものはありません。たとえば、地球の周囲には軍事衛星が数千個も回っているといいます。GPSもその中に含まれています。国家間においては365日、24時間スパイ合戦が私たちのあずかり知らない水面下で展開されているのです。平時でもそうなのですから、非常時の今はその激しさは推して知るべしです。最近の情報では、何某国でスパイが殺されたと聞きます。

世界各国の情報機関とのパイプを持つと自称し元公安調査庁にいた菅沼光弘氏は、アメリカのインテリジェンスというのはとてつもなくて、日本の主要な政治家のすべての記録をアメリカの情報機関は握っていると言います。携帯電話の通話内容からインターネットの個人情報まで、ことごとく筒抜けになっているそうです。例えば、日米間で協議や会談があるというときなどは、その前に日本側がどんな手を打ってくるか、すべて盗聴されているといいます。これでは勝てるはずがありません。

最後に、「情報」ということについて菅沼氏は次のように語っています。

――情報機関は何かというとき、「インテリジェンス」という言葉を使いましたが、われわれは普通「インフォメーション」という言葉を「情報」の意味として用いています。インテリジェンスとインフォメーションはどこが違うかというと、インフォメーションをいろいろ分析したり加工したりして、できるだけ真実に近いものにするというのがインテリジェンスということなのです。情報機関というのは、インフォメーションを集めて、それをインテリジェンスにしていくというのが第一の仕事です。

情報機関には、国益のために諸外国に対してさまざまな圧力を加えたり、宣伝したりするというもう一つの作業があります。「アクティブ・メジャーズ」といわれる積極工作を行っていく。それが第二の仕事です。ただ情報を集めるだけで、「アクティブ・メジャーズ」が行えないというのでは情報機関とはいえません。

そして第三は「カウンター・インテリジェンス」です。これは情報機関に外国のスパイなり何なりが浸透してくることに対して、どう防衛するかということです。「インテリジェンス」と「アクティブ・メジャーズ」と「カウンター・インテリジェンス」の三つがそろって、はじめて一人前の情報機関といえるのです。

さらにいえば、「カウンター・インテリジェンス」の基本になるのは「スパイ防止法」です。「スパイ防止法」がなければ、情報機関をつくっても何にもなりません。この二つはセットになるのです。

どこの国にも他国には知られたくない情報というものがあります。その情報を取られると、国の企画や機密工作が知られて国益に甚大な被害をもたらす。だから必死で守ろうとする。そしてそのために、どこの国でも厳しい防諜体制を敷いています。

ところが日本では「スパイ防止法」という段階で反対される。スパイのほとんどは外国大使館の書記官や駐在武官なので、外交特権を持っています。スパイ活動を取り締まる法律がなければ逮捕もできません。だから日本は「スパイ天国」だと世界から笑われているのです。

スパイ防止法も秘密保護法もない国の情報は筒抜けです。裸でいるようなものです。実際、内閣情報調査室などの情報はロシアに筒抜けでした。それでは外国は全然信用してくれません。そんな国に機密を洩らしたら、あっという間に抜かれてしまう。だから、どこの国も日本に対して特別な情報など教えてくれません。… ――

以上

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