モルツーの日々@競馬と本と日本史他

本が好きな書店員(出版社営業部から書店員に出戻りました)。史跡巡りの写真を素敵に撮りたい。馬も好き。

フリマリポート

2009年09月17日 | 日々のできごと
本屋店員を辞めて約2年。
フリマとはいえ、久々に、直接お客さんに本を売ることができて、かなり、かなり楽しかったです。

「ママ~この本、読みたーい」という、子供の声。
嬉しかった。
「コレ欲しい」ではなく、「コレ読みたい」。
この『「読みたい!」という気持ちの役に立ちたい!』というのが、私の社会貢献の理念。
だからこそ、かつては書店員として、今は出版社の営業事務として、書籍業界であることにこだわって働いているワケで。

特に子供さんに売れたのが嬉しかったな。
もう、お金いいよ!とにかく読書を楽しんでよ!!
とゆー気持ちになった。
ジブリの本(大人向けなハードカバー本)は、見るからに本が好きそうな中学1年生くらいの女の子が、お母さんに買ってもらって。(お母さん、300円を200円に値切ってゆかれました。さすが。)
柳原可奈子の人間観察エッセイは、ちょっとギャルっぽい気配をかもしつつある小学高学年くらいのコが「おもしろそう~可奈子かわいい~」と。
ライトノベルに近い文庫2冊セットは、昔の私みたいに小説の中の世界に浸ることが好きそうな小学生くらいの女の子が、ひっそりと買って行きました。
その他、買ってはくれなかったけど、『サウスバウンド上下巻』を見て「これ、おもしろいぜ!」と友達に話していた男の子とか、『ぼく、ドラえもんでした』という、大山のぶ代の著作(表紙にドラちゃんがいる)を手にとって「読みたーい」という子供さんも多かった。(これには正直かなりびっくり。ハードカバー本で厚みもけっこうある本なので、大人が懐かしがって読む本だろうと思ってた。ジブリ本もそうでした。イマドキの子供は、もしかすると、本の厚みには抵抗を感じないのかも??)

で、再認識。

本を、誰かの手元に届けること。本と読者の架け橋になること。
「読みたい!」という気持ちに、少しでもお役に立てること。
これが、私にとっては無上の喜びなのだと。

間接的な係わりである現状も悪くはないけれど、
やはり直接、本を売りたいなぁと思わずにはいられませんでした。

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5 コメント

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Unknown (sol)
2009-09-18 02:54:49
そっか~、
充実したフリマだったみたいね

今時間がた~っぷり有り余ってることもあり、
日本語の活字が懐かしい
本、読みたいな~

お勧めな本があれば、ぜひ教えて。
帰国時に何冊か購入予定だからさ
小説がだな
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Unknown (よっしぃ)
2009-09-19 02:35:39
盛況だったとメールで聞いたけど、ホント、
色んな人が色んな本にそれぞれ興味を持って
買って行ってくれたんだね~!そりゃモルツーさん
嬉しい&楽しいフリマだったのだね~(^_-)☆
柳原可奈子の本て、凄い最近のじゃない?
どんな風に品揃えしたの~??
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Unknown (モルツー)
2009-09-19 13:19:52
>solさん
会える日が待ち遠しいわ~。日程、もう決まってるのかしら?オススメ小説、探しておくわ~。
むしろ船便で送りつけ・・・あぁ、住所が分からない・・・。

>よっしぃさん
うんうん!かなり嬉しかったです!

品揃えは、クローバーさんからの出品も多くて。
私の好み以外のものも並ぶので、偏ってない売り場になって良かったなぁ、と。
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Unknown (じゅんのすけ)
2009-09-20 07:50:32
フリマって利益よりも
人との関わりや交渉が面白いんだよね~
その本を見たときの反応がダイレクトに聞けるってのも面白いねw
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Unknown (モルツー)
2009-09-21 13:07:08
>じゅんのすけさん
そうそう!
どれに目を留めてしゃがみこんでくれたのか、の観察から始まって、あ、値段みて戻しちゃったよ、とかね。
かつて店でもレジがヒマな時とかよく売り場のお客さんを観察してましたが、ほぼマンツーマンの状態で(ただしさりげなく横目で)見ることができるので、かなり興味深いカンジで面白いです・・・(笑)
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