◎2014年4月12日(土)─高木、A男さん、S男さん、ヨッチャンと。
渋の湯駐車場(8:22)……唐沢鉱泉分岐(9:43)……黒百合ヒュッテ(10:25~10:44)……東天狗(11:52)……西天狗(12:12~12:33)……黒百合ヒュッテ(13:17~13:55)……唐沢鉱泉分岐(14:11)……駐車場(15:06)
珍しく高木の方から残雪歩きの誘いがあった。いつも逆パターンで頓挫するケースが多いので、すべて彼に一任。せいぜいS男さんも連れて行ってくれと言っただけ。だが、結局、高木はヨッチャンに投げたようで、行先も、ヨッチャン好きの八ヶ岳方面、天狗岳となっていた。別に異論はない。今回は、お初のA男さんも同行。この方、雪山は初めてとのことだったが、たじたじの健脚ぶりであった。
当初、稲子湯から入る予定になっていたが、当日になって、なぜか、楽な渋の湯からのコースになっていた。20年前の12月、稲子湯から高木兄弟とラッセルしながら天狗に向かうも、悪天と雪量の多さが災いして中山峠で敗退したことがあった。そんな苦い思い出もあったからか、すんなりと受け入れられた。
しかし、群馬から渋の湯は遠い。かなりの大回りになる。朝の5時に伊勢崎を出て、着いたのは8時過ぎ。大方のハイカーは天狗の姿を眺めている時間だ。渋の湯間近の悪路はひどく、舗装はされてはいてもボコボコ。凍結はないが雪だまりが続く。ここにバスが日に3往復するから、タイミングを間違えば延々の危ういバックになってしまう。駐車代は1000円。この辺の相場は知らないが、稲子湯駐車代のネット情報300円に比べ、気分的にはえらく高い。渋の湯の宿を見た時、どうも記憶があった。これもまた、高木と20年前の夏のことだ。唐沢鉱泉から天狗に行き、帰路はここを通って下ったようだ。あの時、どこもかしこも、岩陰はひどいキジ場になっていて、天狗岳は臭い山だというイメージがいまだにある。雪の時期はそんなこともないだろう。尻もすぼむはず。思い出話はこの辺でいいだろう。
(橋を渡ると、ツボ足で歩くのは危険な世界になっていた)
橋を渡るとすぐに雪。先を見ると、凍結していて急登りになっていた。早々にアイゼンを付ける。ここしばらくはアイゼンなしでこのコースは歩けないだろう。樹林の中の急登が続く。結構、ハイカーも入っているようだ。日陰で寒いが、皆さん、大汗をかいて上を脱ぎだした。自分はあまり汗もかかずにそのまま。今日はむしろ薄着の格好だ。しかし、着雪による錯覚だろうか、えらくきついコースに感じる。予想に違って、楽ちんコースには感じない。
(樹林の中の歩き。踏み跡は道になってはいるが、なかなかきつい登りが続く)
展望きかずが続き、やがて高見石からのコースが入り込む。しっかりと踏み固められている。こちらから入るハイカーも多いのだろう。幾分、傾斜は緩んだ。この先も、何人かのグループと抜きつ抜かれつの状態が続く。テント泊のハイカーもいる。A男さんがまた上を脱いでシャツ1枚になった。何枚着重ねしていたのだろうか。A男さんのお歩き、初めての雪山にしては着実で、ムダな動きもまったくない。むしろ、雪山2回目のS男さんがアイゼンをひっかけている姿が目につく。足の上げ方が低いのだろうか。
(北アルプス方面が見えてくる)
(右手にこれが見え)
(黒百合ヒュッテに到着)
唐沢鉱泉分岐を過ぎると、ここからは地形図では沢沿いを歩くことになる。傾斜はかなり和らぎ、天狗岳の一角が見えてくる。樹林の密度も徐々に低くなる。左側斜面は開けているようで、上がってみた。雪は固く、踏み抜きの心配はまったくない。北アルプスが見えていた。あれは乗鞍と木曽御嶽だろうか。いい気分だ。足尾の山では望めない展望を味わった。しばらくコース外の斜面を歩き、本コースに合流し、すぐに黒百合ヒュッテに到着した。
(高木の寒暖計ではこの気温。これは自分でチェックするためのものではなく、他人に読んでもらうためのもの)
テントが2張り。これからなのか下りなのかわからないが、ハイカーが6人ほど。この中でも、高木のヘルメット姿はとにかく目立つ。どう見ても、小屋の補修工事に来た関係者に見えてしまう。しばらく休憩。ここでピッケルを出す。小屋の前に貼られた「ラーメン700円」の品書きが気になった。
(取りあえず、あの丘に登りましょう)
ここからの進行の打ち合わせはなかった。トレースもてんでについていた。だったら、中山峠を経由してのオーソドックスなコースではつまらないだろうというのが暗黙の了解で、雪もかなり締まっているので、取りあえず、目の前の丘に上がってみた。そこを下って来るハイカーもいたし、スノボー担いだ2人連れも登って行った。
(東天狗が見え出す)
(そして両天狗。眼下にスリバチ池)
丘に登り着くと、天狗岳の両ピークが見えた。ヨッチャンが言うにはオッパイみたいだとのことだが、片方は尖がりで、一方はドンブリ型だ。意味深なところだ。そういえば、先日の榛名でも同じようなことを言っていたなぁ。何か思い入れでもあるのだろうか。風が冷たい。スノボーの2人は一気に凍ったスリバチ池に滑って行った。
この辺は「天狗の奥庭」というところだろうか。火山系の石が天狗岳に向かって続いている。5人それぞれに歩きやすいところを歩く。そして、急斜面が出てくる。トレースはか細くなる。振り向くと、北アルプスの山並みが広がり、南アルプスも臨まれるようになった。
(蓼科山がずっと見えている)
このまままっすぐに行けば、手前の東天狗に至る。ムダな歩きをしたくなければ、トラバースで東西の鞍部に行けそうだが、そちらはどうも雪崩が起きやすい感じでためらわれる。ましてトレースはない。ここのところは東天狗を先に歩いた方がいいのではないだろうか。下を見ると、我々の歩いているコースを登って来るハイカーが何人かいた。この時期は自己責任コースだと思うが。
(鞍部を目指す高木とヨッチャンの姿が見えた)
気づくと、高木とヨッチャンの姿は見えなくなっていた。どうも鞍部に向かったようだ。先をA男さんがさっさと登って行く。後ろにはじっくり歩きのS男さん。東天狗の直下はやばい感じのトラバースが続いた。一人しか歩けない。転落したら、下に木立ちもないから、かなり流されるだろう。
(東天狗の直下)
(東天狗から西天狗)
強風の東天狗に着いた。A男さんの姿は既になく、見下ろすと、鞍部に直登した2人に合流していた。何とも不気味なお歩きをする方だ。寒くて冷たくて長居もできずにさっさと鞍部に下る。八ヶ岳の方を見ると、赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳。後ろには蓼科山。西天狗から下って来るハイカーが見えている。10人くらいだろうか。
(西天狗の山頂はこの上)
(西天狗から東天狗)
見た目よりもあっさりと西天狗の山頂に着いたが、この斜面の登り、急なため、下りには気を遣うところだろう。待機を避けるためにおかしなところを下るハイカーがいて、雪を落としてくる。これ、嫌な気分だ。
(赤岳方面)
(南アルプス方面)
(日の丸を広げる素っ頓狂な方がいた。高木)
西天狗の山頂からの展望はなかなかのもの。南アルプスも、北岳、甲斐駒、仙丈がはっきりと見えている。ここからは富士山は無理か。八ヶ岳の向こう側だ。何のつもりか、ヘルメットをかぶったのがおもむろに日章旗を広げだした。周囲は見て見ぬふり。まっ、仕方がない。このまま恥をかかすわけにもいかず、ここで記念撮影となる。至仏山でこれをやったら、貸してくれの大騒ぎだったそうだが、ここは至って紳士的なハイカーが多い。
山頂でランチというパターンではあるが、風があるので、黒百合ヒュッテまで我慢しよう。と、A男さんはお手製弁当を広げてすでに食べ始めていた。一旦、しまっていただく。スノボーが上がって来た。
(下る)
(トラバースとて東天狗を越える)
下りは中山峠経由にしたいが、こちらは東天狗は済んでいる。登り返しは避けたい。うまく、トラバース道があったので、我々3人だけこれを利用して、高木とヨッチャンには東天狗経由で合流のつもりでいたが、2人ともついて来た。このトラバース道、難所と思ったわりにはすんなりと一般道に合流できた。
(雪庇)
(黒百合ヒュッテで食事タイム)
中山峠には行けなかった。トレースがなかった。ストレートに黒百合ヒュッテ着。ここでゆっくりと食事。テントがまた増えていた。なぜか、小屋でカレーラーメンを食べると言っていた高木は食事もせず、タバコばかりをふかしていた。
(帰途につく)
(渋の湯に到着。ここに雪はない)
(1000円の駐車場)
樹林帯の下りが始まった。こんなところを登って来たのかと感心するくらいだ。この時間だから、小屋泊まりの方々だろうか。10人以上とすれ違う。先頭の高木があまりに早過ぎてか、S男さんがアイゼンをひっかけて転がりまわる。
渋の湯着。風呂に入るつもりもあったが、一般入浴は15時まで。
そのまま群馬に向かう。朝はさほど気づきもしなかったが、いつまで経っても蓼科山が近くに見えている。おそらく、車で一周したのだろうか。明日は昼過ぎに出張でまた長野に来ないといけない。松本、長野で各一泊の予定。車ではえらく長かったが、電車だからあっという間だろう。
(本日の軌跡)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
渋の湯駐車場(8:22)……唐沢鉱泉分岐(9:43)……黒百合ヒュッテ(10:25~10:44)……東天狗(11:52)……西天狗(12:12~12:33)……黒百合ヒュッテ(13:17~13:55)……唐沢鉱泉分岐(14:11)……駐車場(15:06)
珍しく高木の方から残雪歩きの誘いがあった。いつも逆パターンで頓挫するケースが多いので、すべて彼に一任。せいぜいS男さんも連れて行ってくれと言っただけ。だが、結局、高木はヨッチャンに投げたようで、行先も、ヨッチャン好きの八ヶ岳方面、天狗岳となっていた。別に異論はない。今回は、お初のA男さんも同行。この方、雪山は初めてとのことだったが、たじたじの健脚ぶりであった。
当初、稲子湯から入る予定になっていたが、当日になって、なぜか、楽な渋の湯からのコースになっていた。20年前の12月、稲子湯から高木兄弟とラッセルしながら天狗に向かうも、悪天と雪量の多さが災いして中山峠で敗退したことがあった。そんな苦い思い出もあったからか、すんなりと受け入れられた。
しかし、群馬から渋の湯は遠い。かなりの大回りになる。朝の5時に伊勢崎を出て、着いたのは8時過ぎ。大方のハイカーは天狗の姿を眺めている時間だ。渋の湯間近の悪路はひどく、舗装はされてはいてもボコボコ。凍結はないが雪だまりが続く。ここにバスが日に3往復するから、タイミングを間違えば延々の危ういバックになってしまう。駐車代は1000円。この辺の相場は知らないが、稲子湯駐車代のネット情報300円に比べ、気分的にはえらく高い。渋の湯の宿を見た時、どうも記憶があった。これもまた、高木と20年前の夏のことだ。唐沢鉱泉から天狗に行き、帰路はここを通って下ったようだ。あの時、どこもかしこも、岩陰はひどいキジ場になっていて、天狗岳は臭い山だというイメージがいまだにある。雪の時期はそんなこともないだろう。尻もすぼむはず。思い出話はこの辺でいいだろう。
(橋を渡ると、ツボ足で歩くのは危険な世界になっていた)
橋を渡るとすぐに雪。先を見ると、凍結していて急登りになっていた。早々にアイゼンを付ける。ここしばらくはアイゼンなしでこのコースは歩けないだろう。樹林の中の急登が続く。結構、ハイカーも入っているようだ。日陰で寒いが、皆さん、大汗をかいて上を脱ぎだした。自分はあまり汗もかかずにそのまま。今日はむしろ薄着の格好だ。しかし、着雪による錯覚だろうか、えらくきついコースに感じる。予想に違って、楽ちんコースには感じない。
(樹林の中の歩き。踏み跡は道になってはいるが、なかなかきつい登りが続く)
展望きかずが続き、やがて高見石からのコースが入り込む。しっかりと踏み固められている。こちらから入るハイカーも多いのだろう。幾分、傾斜は緩んだ。この先も、何人かのグループと抜きつ抜かれつの状態が続く。テント泊のハイカーもいる。A男さんがまた上を脱いでシャツ1枚になった。何枚着重ねしていたのだろうか。A男さんのお歩き、初めての雪山にしては着実で、ムダな動きもまったくない。むしろ、雪山2回目のS男さんがアイゼンをひっかけている姿が目につく。足の上げ方が低いのだろうか。
(北アルプス方面が見えてくる)
(右手にこれが見え)
(黒百合ヒュッテに到着)
唐沢鉱泉分岐を過ぎると、ここからは地形図では沢沿いを歩くことになる。傾斜はかなり和らぎ、天狗岳の一角が見えてくる。樹林の密度も徐々に低くなる。左側斜面は開けているようで、上がってみた。雪は固く、踏み抜きの心配はまったくない。北アルプスが見えていた。あれは乗鞍と木曽御嶽だろうか。いい気分だ。足尾の山では望めない展望を味わった。しばらくコース外の斜面を歩き、本コースに合流し、すぐに黒百合ヒュッテに到着した。
(高木の寒暖計ではこの気温。これは自分でチェックするためのものではなく、他人に読んでもらうためのもの)
テントが2張り。これからなのか下りなのかわからないが、ハイカーが6人ほど。この中でも、高木のヘルメット姿はとにかく目立つ。どう見ても、小屋の補修工事に来た関係者に見えてしまう。しばらく休憩。ここでピッケルを出す。小屋の前に貼られた「ラーメン700円」の品書きが気になった。
(取りあえず、あの丘に登りましょう)
ここからの進行の打ち合わせはなかった。トレースもてんでについていた。だったら、中山峠を経由してのオーソドックスなコースではつまらないだろうというのが暗黙の了解で、雪もかなり締まっているので、取りあえず、目の前の丘に上がってみた。そこを下って来るハイカーもいたし、スノボー担いだ2人連れも登って行った。
(東天狗が見え出す)
(そして両天狗。眼下にスリバチ池)
丘に登り着くと、天狗岳の両ピークが見えた。ヨッチャンが言うにはオッパイみたいだとのことだが、片方は尖がりで、一方はドンブリ型だ。意味深なところだ。そういえば、先日の榛名でも同じようなことを言っていたなぁ。何か思い入れでもあるのだろうか。風が冷たい。スノボーの2人は一気に凍ったスリバチ池に滑って行った。
この辺は「天狗の奥庭」というところだろうか。火山系の石が天狗岳に向かって続いている。5人それぞれに歩きやすいところを歩く。そして、急斜面が出てくる。トレースはか細くなる。振り向くと、北アルプスの山並みが広がり、南アルプスも臨まれるようになった。
(蓼科山がずっと見えている)
このまままっすぐに行けば、手前の東天狗に至る。ムダな歩きをしたくなければ、トラバースで東西の鞍部に行けそうだが、そちらはどうも雪崩が起きやすい感じでためらわれる。ましてトレースはない。ここのところは東天狗を先に歩いた方がいいのではないだろうか。下を見ると、我々の歩いているコースを登って来るハイカーが何人かいた。この時期は自己責任コースだと思うが。
(鞍部を目指す高木とヨッチャンの姿が見えた)
気づくと、高木とヨッチャンの姿は見えなくなっていた。どうも鞍部に向かったようだ。先をA男さんがさっさと登って行く。後ろにはじっくり歩きのS男さん。東天狗の直下はやばい感じのトラバースが続いた。一人しか歩けない。転落したら、下に木立ちもないから、かなり流されるだろう。
(東天狗の直下)
(東天狗から西天狗)
強風の東天狗に着いた。A男さんの姿は既になく、見下ろすと、鞍部に直登した2人に合流していた。何とも不気味なお歩きをする方だ。寒くて冷たくて長居もできずにさっさと鞍部に下る。八ヶ岳の方を見ると、赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳。後ろには蓼科山。西天狗から下って来るハイカーが見えている。10人くらいだろうか。
(西天狗の山頂はこの上)
(西天狗から東天狗)
見た目よりもあっさりと西天狗の山頂に着いたが、この斜面の登り、急なため、下りには気を遣うところだろう。待機を避けるためにおかしなところを下るハイカーがいて、雪を落としてくる。これ、嫌な気分だ。
(赤岳方面)
(南アルプス方面)
(日の丸を広げる素っ頓狂な方がいた。高木)
西天狗の山頂からの展望はなかなかのもの。南アルプスも、北岳、甲斐駒、仙丈がはっきりと見えている。ここからは富士山は無理か。八ヶ岳の向こう側だ。何のつもりか、ヘルメットをかぶったのがおもむろに日章旗を広げだした。周囲は見て見ぬふり。まっ、仕方がない。このまま恥をかかすわけにもいかず、ここで記念撮影となる。至仏山でこれをやったら、貸してくれの大騒ぎだったそうだが、ここは至って紳士的なハイカーが多い。
山頂でランチというパターンではあるが、風があるので、黒百合ヒュッテまで我慢しよう。と、A男さんはお手製弁当を広げてすでに食べ始めていた。一旦、しまっていただく。スノボーが上がって来た。
(下る)
(トラバースとて東天狗を越える)
下りは中山峠経由にしたいが、こちらは東天狗は済んでいる。登り返しは避けたい。うまく、トラバース道があったので、我々3人だけこれを利用して、高木とヨッチャンには東天狗経由で合流のつもりでいたが、2人ともついて来た。このトラバース道、難所と思ったわりにはすんなりと一般道に合流できた。
(雪庇)
(黒百合ヒュッテで食事タイム)
中山峠には行けなかった。トレースがなかった。ストレートに黒百合ヒュッテ着。ここでゆっくりと食事。テントがまた増えていた。なぜか、小屋でカレーラーメンを食べると言っていた高木は食事もせず、タバコばかりをふかしていた。
(帰途につく)
(渋の湯に到着。ここに雪はない)
(1000円の駐車場)
樹林帯の下りが始まった。こんなところを登って来たのかと感心するくらいだ。この時間だから、小屋泊まりの方々だろうか。10人以上とすれ違う。先頭の高木があまりに早過ぎてか、S男さんがアイゼンをひっかけて転がりまわる。
渋の湯着。風呂に入るつもりもあったが、一般入浴は15時まで。
そのまま群馬に向かう。朝はさほど気づきもしなかったが、いつまで経っても蓼科山が近くに見えている。おそらく、車で一周したのだろうか。明日は昼過ぎに出張でまた長野に来ないといけない。松本、長野で各一泊の予定。車ではえらく長かったが、電車だからあっという間だろう。
(本日の軌跡)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
むくつけきおのこ5名の山行記、楽しく読ませてもらいましたよ。
感慨深い?天狗両岳への思い入れはともかく、その頂上での日章旗は感動ものです。
やはりあそこは真っ黒に日焼けした高木さんの顔にゴーグルと毛糸の帽子が有ればもっと良かったが。
自分が頂上にいたら絶対に貸してもらっていますね。
残雪どころか、しっかりと雪山のまま、3月に入ってからの積雪量が記録的だったのを思い出します。
出張でまた、長野県に戻るようなスケジュールは、ご苦労様です。
S男さんは、今頃、筋肉痛かな?
2年前に北八ッを計画した時は台風で中止。
未だに縁がありませんが、山小屋も充実しているので、定年後の楽しみに取っておきたいと思います。
山頂での日章旗はウケますね(笑)
4月の第二土曜日にはいつも雪山登山を計画してるけど、こんなにいいのは初めてでした。雪も締まっていて、雪崩の危険もなくはないけど、雪自体が結構落ち着いて、云々、初心者にはもってこいだと思います。
翌日から出張のような話をなされていたのでこんなに早くアップされているとは思いもしませんでした。
それに引換えK女さんご指摘の通りと寝不足とで帰宅後早々に寝室が恋しくなった自分が情けないです。
さて、まさか2回目となる雪山の経験をする機会がめぐって来るとは思ってもおりませんでしたが、ベテランのたそがれさんや高木さんのお誘いでしたので気楽に応じてしまいましたが、やはり雪山は素人にはきつかったです。登り斜面でアイゼンが効かなかったときは気持ちのあせりもあり精神的にも肉体的にもかなり疲れました。ただその苦労は一日続いた穏やかな天候と周囲の山々の眺望に倍返しで癒された思いがします。たそがれさんのブログの足尾の山々の雪景色のすばらしさも感動しましたが、実際自分の目で見る景色は勝るとも劣らないですね。雪山には縁が無いと思っていましたがたそがれさんや高木さんのお陰でいい経験をさせていただきました。ありがとうございました。
追伸、私より年長者で雪山初めてと言っていたA男さんの健脚には目が点になりました! 日頃の鍛錬の違いでしょうか・・・・
いつものメンバー+アルファ、愉快なお仲間さんたちで、たそがれオヤジさんも間違いなくメンバーの一員です(笑)
日の丸の旗、西天狗では評判良くなかったその場の雰囲気を想像して笑っちゃいました。
さすがに頂上直下の傾斜が思ったよりきつく、6本爪スパイクは心もとなかったです。とくに急傾斜下りとトラバース道はびびりました。
義兄にもらった10本爪アイゼンは登山靴が合わず使えなかったので、今年中に新品買おうかな。叉誘ってください。A男さんは相変わらずの健脚ぶりですね。
さっきまで長野におりました。昨日の松本では、仕事そっちのけで、外にタバコを吸いに行っては北アルプスばかり眺めておりました。やはり、常念岳はそそられます。ここのところご無沙汰していますから、今年は行きたいなぁと思いましたよ。
男5人、高木はいつも女性を加える「予定」と事前に言いながらも、結果はいつもこれです。いい年をしながらも、期待をしては裏切られている始末ですよ。
ハイトスさん、これからは、日章旗をザックに忍ばせてみたらいかがですか。私は、ああいうパフォーマンスは大の苦手でして、ヘルメットをかぶって恥とも知らずにやっている高木が気の毒で、協力してやったようなものですよ。私以外の3人も同じ感覚でしょう。
どうも日章旗の評判がいいようですね。私には、日の丸=右翼のイメージも少なからずあるのですが、高木の場合、そういった次元ではないようで、むしろアッケラカンでやれることがうらやましいです。
おもむろにザックから日の丸を出した時にはただ驚きましたよ。仲間と思われたくなく、後ずさりしてしまいました。
日章旗の写真はあれだけではありませんよ。顔出しばかりで、顔なしを選んで掲載しました。あまり、自分のブログを汚したくもありませんからね。
今回、雪は豊富でしたね。この時期ですから雪も締まっていて、結構、楽しめました。