池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

鞍馬のこだわり人

2009年06月18日 | 楽しい人
朝早くから仕事を開始し、少し時間が空いたので貴船のあの料亭やら、
あのお宿を訪問した帰りに、鞍馬駅前の多聞堂さんを訪ねた。



アルバイトさんであろうか?若いはつらつとしたお嬢さんが店内を掃除していた。
いつも颯爽とスレンダー美人の女将さんは、
さわやかなお方でどなたにも高感度100%である。
ここの牛若餅は鞍馬訪問時には必食をおすすめする。



訪問の目的は・・・・・・・
自店で販売する商品の開発と鞍馬山中の産物にこだわりぬいた素材を使用した
山椒をふんだんに使用した佃煮をこの女将さんに作ってもらうためのである。

「私が炊くより、頼んだげる。」
「池ちゃんの考えてることやったら、少量生産で無添加ちゅうこっちゃな~?」
 さすがに私の物作りに対する心得を知っていらっしゃいます。
「先に私が特注で炊いてくれはるか?できるできないを隣に聞いてきたげるし、
 ちょっとここで待っといて。」
「話し聞くで~言うてくれてはるで~。」
で、お隣を訪問する。

大将と奥さん。朗らかなお方である。
色々と商品製造に関するご苦労をお聞きする。

ぜひ、販売したいと思う決定打があった!!!!!!!

地場産の山椒を使用するとの事。
それも、京都市北区西賀茂氷室で取れたもの。
この山椒がどこのよりも原料として一番自信が有ると大将も太鼓判を押す。

常に使用しているのは、伊吹山で取れたものらしい。
試食で、花山椒をいただいた。さわやかである。本当にさわやかである。
しょうゆ、砂糖、味醂、酒なんかの味が後ろに控えていて、
あのどこにでもあるような醤油と砂糖の佃煮独特の甘辛さが無い。
時間が経つのにさわやかな辛さが持続している。うまい。
本当にうまいのである。

で、私のオリジナル商品を作ってもらうことにした。

乞うご期待である。

職人さんに何一つこちらからの意見は要らない。こんなんが欲しい!!だけ。
黙っていても、通じるものは私と一緒である。
お任せしておけばいいんだということを実感する。



「食べといて~。」と、大将からちりめん山椒をいただいた。
早速昼ごはんに食した。醤油がやさしくおじゃこと山椒が絡み合って共存する。
これはこれは、ご飯がすすむ。

徳島小松島産のおじゃこを常に追い求めて使用し、
どうしても収量の足らないときは、鹿児島志布志産とのこと。



食材や原料は値の高いものや、無農薬や有機原料のこだわり品の少量生産の
ものがいいとは限らない。
使用する食材の加工適性とコストバランスの話をされていたのが印象的であった。

漬物の製造にも共通することである。今日も勉強になった。