舞花から、幸腹を抱え藤原宮跡へ向かった。
無料駐車場から横切った藤原宮跡とその向こうのコスモスばたけは、遊歩道で仕切られていた。
ずっと前に訪れた時よりも、コスモス面積がずいぶんと広がっている。
見晴るかすコスモスばたけ。
程よい背丈につけた花々が遠くまで重なり合い、多種が互いを引き立て、美しくそこにある。
可憐さと優美さがただよう。
コスモスのただ中で、乙女心が目覚める。
チョッピリはにかみ加減の微笑で写真に納まったり・・・。
気持ちまでしおらしくなってゆく。
秋空と山並みに抱かれ、時折のそよ風に逆らうことなく素直に身をゆだねる花たち。
とてもしなやかに。
どこを切り取っても素敵な絵になる景色。
300万本もの間を楽しみつつゆっくりと歩いた。
観賞後の遊歩道を戻ろうとして、舞花で背中合わせた御夫人グループとすれ違った。
同じスケジュールだったのね。
3万平方メートルの中の偶然に驚いたのは、私たちだけではなかった。
10月6日の昼下がりのこと。
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