。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

安価なペンダントと高価な子守歌♪

2011-08-29 | ゆみのひとりごと


昨日は、午後から関西フィルのコンサート♪
指揮者の藤岡幸夫氏にあえるとあって、朝から気もそぞろ。

ラッタラッタ、足の運びもリズミカル。
おともの娘は、
「今日は、居眠りせずにすむかなぁ・・・。」
などと不安げだが、昼食をかなり控えめにした努力は・・・はたして。

ロビーを入ってすぐのスペースで、フリーマーケットが開催されていた。
ちょこっとだけ覘いてみよう。
雑貨やアクセサリーには、ついつい目を奪われがちだ。
2人同時に見とれた、涼しげなペンダント。
だが、値札がついていない。
気に入るとひいき目に見るからかもしれないが、ほかのどれよりも高価な気がする。
値段を聞くと、意外やいがい、かわいい彼女の口から、

      「200円でどうですか。」

              「えっ?!これ、いただきます!」  

即買いの娘は、手にしてもなお低価格が信じられないようすだ。
幸せの上塗りで、気分が舞い上がる。

いざ、コンサートホールへ♪

・・・?・・・?・・・?
我れらが指定とおぼしき席には先客が?!
チケットとイスの背もたれの席番を再三再四みくらべる。
間違いなく私たちの席だ。
そこを陣取る1人に、事情ををつたえると、
「それは、そっち!」
けんもほろろに、通路をはさんだ反対側を指差されてしまった。
「私たちの前だから、ここで合ってますよ。」
戸惑う私を気遣って、すぐ後ろの方が助力くださった。
2人は沈黙のまま、煩わしそうに、彼女たち本来の隣席へ移動された。

やっと席を確保。
ところが、間髪を容れず、ひじやパンフレットが無遠慮に越境してくる。
保温状態のイスだけでもゾッとしているのに、ますます気が重くなる。

やがて開演・・・演奏がはじまり、奏でられる調べに爽やいだのも束の間。
1部の第2楽章が始まったころ、隣から何やら異音が・・・。
一難去ればまた一難。
次はイビキに悩まされることに。
奏音が止むと、ご自分が発する雑音に驚き目覚め、また夢の中へ・・・の繰り返し。
2部の ”悲愴” も終始その調子だから、たまったものじゃない。
そのうえ周りの視線までが気になり、気分は沈没すんぜんに。

アンコール曲も終わり、もやもやを抱えたままの幕切れ、と思いきや。
隣人のあり得ないひと言が、私をみごとに撃沈した。
「よかったねぇ。」
と振られた同伴者もモチロン絶句。
いったい何がよかったのだろうか。
そおかぁ~きっと昼寝心地がよかったんだ。
                         
                     こんなにステキで高価な子守歌だもの。               

ちなみに、娘の居眠り情報は報告されていない(●^o^●)V


迷宮殿のフルーツバスケット~ ロイヤル オーク ホテル♪

2011-08-26 | カフェ(滋賀)


とつぜん、ポッカリあらわれた空間に目をみはる。
これは白日夢?
どうやら、どこかの宮殿に迷いこんでしまったようだ。

  

とぎれぬ視線を四方八方にめぐらす。
吹き抜け大天井のまん中はステンドグラス風で、星くずをまとった天使がいまにも舞いおりてきそう。
思わずため息がもれる。
曲線でデザインされたクラシックな造りに、気分までまあるくなったころ・・・・・・。

2階のカフェにいた。
そう、ここは ロイヤル オーク ホテルのなか。

ケーキセットのケーキサンプルを、きょときょとと見比べる。
女性に大人気だと聞き、選びべたの私がそくざにくい付いたのは「フルーツバスケット」。

 
フルーツバスケット                    バナナとレモンの・・・(うろ覚え)
   
チョコの蝶々が羽を休めるこんもりフルーツの下には、チーズムースがたっぷり詰まっていて、クッキーのカゴもろともいただける。
とても手の込んだ芸術作品なだけに、崩すのが惜しくてためらってしまったが。。。
2品とも、素材の自己主張がそれぞれに揺るぎなく、かつ調和している。
品のよい甘さは舌となじんだあと、サラッと引いて残らない。
いくつでも食べられそう、などと珍しく思ってしまう。
私としては、ずい分と暫くぶりの感動をえた。

コーヒーのお代わりを問うスタッフの、急かさず待たせずのタイミングは最たるものだ。
その、ほどよい距離感に、安らぎはグンと嵩をます。

 

窓越しにイングリッシュガーデンを見下ろす席は、背もたれだけの椅子だった。
でも、気分は貴賓席。
それが、もっと掛け心地よかったならば・・・

                        まだまだ話し込んだことだろう。 


なぎさWARMS♪

2011-08-25 | ランチ(滋賀)

    


粘土細工の雲から、絵筆づかいの雲へ。
立体的な夏空から、平面的な秋空へと移ろいはじめた。
空のお抱え芸術家はほんに多才だ。

しんがりを務めるセミたちは、ゆく夏をなごり惜しみつつ精根をつくす。
居場所をまだ決めかねてか、頼りなげな虫の音。

夏と秋のマーブリングの中を・・・。
                
          

向かった琵琶湖畔は、残暑の熱気に高湿度が加担し、しめっぽい温風が容赦なく全身にからみつく。

大津湖岸なぎさ公園打出の森に「なぎさWARMS」がある。    
瀟洒な造りがステキな店だ。
テラス席も設けられていたが、この蒸し暑さゆえ利用する気は毛頭おきない。
もう少し気候がよくなれば、一等席にちがいないが。
そそくさと、店内の湖にめんした窓際席へ。
遮るものは一切なく、その見通しのよさに気分が解き放たれる。

  

           
     マクロ美ランチプレート(ドリンク付)

ひよこ豆のトマト煮・もちきびとポテトのたきあわせ・厚揚げと菜っ葉の煮物・なすとトマトのみそ煮
サラダ・雑穀米ごはん・たかきびのコロッケ、おまけに昆布のつくだ煮。
ドリンクは、みかんジュースをオーダー。

有機無農薬栽培農作物を使用されているとあらば、やはりこれでしょ。
ほんのり苦味や、薬草っぽい香りやら・・・。
料られるまえの食材を思い浮かべながら、しっかりと噛みしめる。
自然食だよ~て脳からの指令で、細胞が即座に吸収しはじめた気になるからおかしなものだ。
毎食にこだわれば、体内浄化は確実だろう。

食後に、おとなり「びわ湖ホール」の屋上にあがった。
ひとっこ一人いない。
前回も貸切り状態だったので、暑さのせいだけではないと思われる。
市民にとっては見慣れた琵琶湖なのだろが、湖岸のベンチからの景色とはまったく違う。
まさに壮観だ。
寄せる波音まで異なることを、知る人はいるのだろうか。
視覚がつかみ取る波のようすから想像しうる、何倍もの音を聴覚がとらえる。
耳を疑うほどに。
トンビの群れが、優雅に大きな輪をかいているかと思えば急降下し、湖面に足だけをつけて舞い上がる動作をくりかえす。
獲物をしとめたのか、いや、そうでもなさそうな。。。
1羽が気流にのって湖空をすべりだし、やがて点になり雲のかなたに溶けこんだ。

次々と自然絵巻がとかれゆく、飽きない眺めがそこにあるから・・・
                                       

                                だから、また次がある。 


ロッキーA♪

2011-08-17 | ふるさと

国道からわき道に進路をとり、ちいさな橋をわたれば、じきに水田がひろがる。
その田んぼの、まん前が私の実家。

    
 
なかば頭をたれた稲穂は、「いらっしゃい」 と愛想よくゆれる。
1ヶ月前は青々とし、ツンとすまし顔で天をめざしていたのに。
とつぜん緑が弾けたかと思えば、それはイナゴの空中移動だった。
それらを見守るように、低空飛行をくりひろげるシオカラトンボの編隊。
自然がみごとに涼を演出する。
本来ならば、
「やっぱり、田舎はええよねぇ~。」
と、涼風にからだをあずけるところだが・・・。
北部に位置する舞鶴も、最高気温を更新し、熱風が容赦なくおそいかかる。
今やもう、ふるさと = 涼 の等式は成り立たなくなってきた。

暑さに負けてなんかいられない!
スタミナをつけなきゃね~~~さあ、出かけるとしよぉ!

             「ロッキーA」   

ブログ情報によると、”おいしいハンバーグ”で人気の店らしい。
帰省時にかならず横を通過するため店に覚えはあるものの、ハンバーグメニューが有名なことは知らなかった。

 
8月限定 塩ハンバーグ                 照り焼きハンバーグ

 
和風ハンバーグ                      プリプリえびハンバーグ

4人4色のハンバーグをオーダー。
予想外の大きさに、思わずのけぞる面々。
とにかく巨大、デカ過ぎる!
「こんなに食べられるかなぁ。」
と言いつつも・・・ナイフとフォークに手がのびる。

切り分けるナイフから、ややしっかり目の感触が手につたわる。
では、ひとくち・・・わぁ~やわらかい。
みなが口をそろえる。
ふんわり手作りの、やさしさひろがる幸せハンバーグここにあり。
どの味つけも個性的で、どれもが 1番!!
鉄板をうめつくす付け合せが、これまた半端じゃない。
それに、サラダとライスとみそ汁。
そういえば・・・ハンバーグ定食だったかな?

マンゴーづくしのデザートも食べたいなぁ。。。とは入店時の思い。
とんでもない、夕飯すらいらないかも・・・の満腹!
「 ハンバーグなんて、いつからか食べへんし、久しぶりで美味しいわぁ~♪ 」
と、母も快食でなにより。

店員さんに聞けば、ハンバーグは150gはあり、
「初めてのかたは、だれもが驚かれますよ。」
さらりと、でも嬉しそうに返ってきた。
客のビックリ顔を楽しんでいらっしゃるのかしら。

20年の歳月を経た、艶やかな丸太のログハウス。
深呼吸したくなるような、山の上の一軒家みたいな雰囲気だ。

   

2度めは、またちがった驚きがあるにちがいない。
デザートも食べてみたいから、ひとことつけ加えよう。
                         「ライスは、半分にしてね。」  

 


FUJIEDA HOUSE=夏=♪

2011-08-11 | ランチ(奈良)


足のむくまま、気のむくまま。
そんな二人の道すがら、思いたってのフジエダハウス再来と相成った。
ちょうど昼時だったので、混雑は覚悟のうえ。
案の定満席だったが、待ち客はわずかで、ほどなく案内された。                           
あえて喫煙席を希望し、今回も2階へ。
その一番奥まった壁際のテーブル。
大窓からの採光が真っすぐに届かないがゆえに、ほの暗さが妙に落ち着く唯一席だ。

 

夏らしい、松茸とキュウリの、ポン酢でスッキリさっぱりサラダ。
ぜいたくな松茸の香りとともに、涼をかみしめる。

焼きたてパンは多種で迷うのだが、手はじめに くるみレーズン・カボチャ・ホウレン草を。
ちなみに、お代わりは レモン・チーズ・くるみと欲ばってしまった。
どれも素材の風味が生きていておいしい。

  

期待をうらぎらない、このボリューム!!
見た瞬間に、テンションがあがる。

グラタンにオムレツ・・・はたして・・・。
あっさりオムレツと、もったりホワイトソース。
味の濃淡がうまくつりあって、バッチグー!!

照り焼きチキンは、やんわりジューシー。
ちょっと甘めのタレは、私にはうれしい好きな味で、パンにつけてもいける。

 マンゴーフラッペ&バニラアイス

きめ細かな氷粒はとても滑らかで、アイスと抱き合うように一体感のある口溶けだ。
一さじごとに胃が静まってゆく。
そして、気持ちもからだにも涼風がふきぬける。

清涼に終始し、戸外の暑さなどすっかり忘れていた。
残暑との戦いは、まだまだこれから。

ケヤキの大木は、初めて見た春色の葉から深い緑の夏衣装で、庭に濃い影を落としていた。

                           



メロンが高価なわけ♪

2011-08-06 | ゆみのひとりごと


ショッピングセンターの果物コーナーでは、とりどりの甘い香りがほのかに漂う。
不動の特等席はマスクメロンだろう。
いっぽう、手がとどく一般席にも各種メロンが並びだした。
今でこそ、お手ごろなアムスメロンは、食卓むけとして定着した。
当初は、高価で手が出なかったものだ。
アムスがまだ珍しい頃から、毎年のように選りすぐりが田舎から送られてくる。
食べごろになるのを待つあいだが楽しみ。
日に幾度となく鼻を近づけてみる・・・そして、いい香りがしてきたらいよいよだ。

           

メロンの便りとともに必ず浮かぶのが、亡き祖母の顔。
祖母の顔がメロンに似ているから・・・ではない。

身内の誰とはいわないが、祖母とメロン閑談のおり。
メロンの網目模様は、どうしてできるのかにおよんだ。
皮につけた引っかきキズが模様になるので、手作業で1本1本書くのだ、と祖母に教えた。
手間ひまかけて、あの複雑な模様を・・・だから高価なのかと、これまた大真面目に信用してしまった祖母。
語り手も騙されたまま信じきっていたのだから、仕方ないとはいえ。
どうやら、我が家系の辞書に『疑う』という文字はないらしい。
お人よしもいいところだ。

皮の模様をもとに、個々のメロンを識別できる技術が開発された。
そんな新聞記事を、いつぞや目にした。
画像登録することで、産地の偽造防止や流通管理が効率化できるらしい。

日進月歩の現在に、まあ何と原始的な。。。などとは、疑いもせぬ祖母。
メロンが高価なわけを、勘違いしたまま神に召されていった。
天上の祖母は、折にふれて「メロンの網目もようはね・・・・・。」と話しているかもしれない。
それを信じるものがいるかどうかは疑問だが。
一笑にふすものばかりでも・・・おばあちゃん、めげないで~ファイト~!

今は昔の笑い話だ。


出会えてよかった♪

2011-08-01 | 大阪を行く


  JR大阪駅改築後の、初来遊だ。

          ホームに下り立ったものの、そこがはたして何階なのか。

                  駅員に確認して、2階と知る。

先だって亡くなった Sちゃんを含む4人で、年に1度出会っていた。
しかし、彼女が患ってからは控えていた食事会。
追悼の意をこめて、3年ぶりに3人が集った。

待ち合わせ場所に決めた「3階中央入口」。
そもそも、その呼び名が存在しない・・・??・・・から始まった。
どうしたものかと、とりあえず3階へ。
キョロキョロ、うろうろするうちに、運よく Tさんと出会えた。
もう一人の Jさんも到着し、その辺りにいるらしいが所在がつかめない。
携帯電話で目印を確認しつつ、自分の居場所を伝え合う Tさんと Jさんだが、とんと要領を得ない。
その間、私の視界にもそれらしきは認められない。

なんで~なんでよぉ~!
ここで分からないなんて、不思議の極みだ。

もう一度こうべをめぐらせた・・・いるではないか!
ものの数メートル後ろに、いたんや~~!!
電話機なしでも話せる距離にいたなんて。
「いつから、そこにいたん?」
「さっきから、ず~っと!」
それぞれに、同じ言葉が口をついて出る。

待ち合わせさえままならぬとは、何という幕開けか。
しかし、大柱のあちらとこちらで、来ぬ友を待ち続けたなんて笑い話の前例もある。
だから、またやっちゃった~~てなものだ。
いつも、大なり小なり凸凹道が用意されている観は否めない。

夏休みの日曜日ともなれば、人混みも格別。
エレベーターはずっと満員で、1日中待っても乗れそうにない。
レストラン街は長蛇の列は当たり前で、人の塊に押し潰されるんじゃないかと思うほどの人気店もある。
一番空いてそうな店を選んで、ざっと30脚くらいが並べられている待ち椅子の中間あたりに座る。
それでも数分後には、全ての椅子が埋まった。
その時に、私と隣り合わせた地元の方から、エレベーターは使うものじゃないと教わった。
混んでいる時のエスカレーター・・・急がば回れだ。

広すぎて、案内表示板を見ないと動けない。
赤字の現在地・・・それが一体どこなのかも把握できない。
全体像が皆無ゆえ、仕方ないのだろが。
「大阪へ行った」ではなく、「大阪駅を見てきた」と言えば嘘ではないのかも。

Sちゃんを偲びつつ、時間いっぱい、話の大輪を咲かせ続けた。
3年分歳はとったけど、元気で会えたことに感謝。
「また、会おうね ♪ 」の声も弾んだ。

 

                      旧駅舎ですら全く知らなかった。

            そんな私の、新たな大阪デビュー。

        次なる、大阪集合が楽しみ。