信楽町へ出向いたおりのランチ時。
信楽焼き陶芸ショップ、陶芸体験、作陶教室、カフェレストランの看板をあげた『大小屋』に寄った。
まずは、レストランで腹ごしらえ。
ゆったりと落ち着く広いスペースは、ストーブで暖がとってあった。
暖炉もあるが、もっと寒さが増せば焚かれるのだろうな。
あげのバカでかさに仰天の『特製きつねうどん』は、うどん好きの娘のオーダー。
しっかりと味が滲みて、ほんに美味しいらしい。
うどんは、やや細麺で滑らかなのど越しだ。
近江牛丼 たぬき丼
これまた大小屋特製の『たぬき丼』は、豚肉のしょうが焼きに餡をかけて頂く。
私の『近江牛丼』は、近江牛を使った一番人気のメニュー。
どちらも味噌汁と漬物が付く。
コシヒカリ100%の申し分ないご飯を覆う近江牛は格別で、味付けも美味。
美味しい時間を過ごした後は、大好きな陶器ショップをくまなく見て回る。
購入予定はないのだけれど。
個性的な物が所狭しと並ぶ中、先ほどの食事に使われた器も販売されていた。
近江牛が食べたい~と、我が家の意見が一致した。
以前に通りかかった時、駐車場が満車で目を惹いたのが毛利志満 本店。
いざ、近江八幡方面へ車を走らせる。
少々迷い、14時半の到着となった。
11時から21時半までの営業で、中途半端な時間帯にもランチ利用できるのが嬉しい。
しっくり落ち着いた店内では、数組の先客が食事中だった。
私は「毛利志満御膳」
夫と娘は、それぞれ「焼き肉重」「ステーキ重」
とろける最高牛肉の虜になりつつ、肉が少量の我が膳に後悔しきり。
そこへ・・・。
ここに来たからには、肉メインでしょ。
肉以外の付属は、どこだって食べられるじゃない。
と追い打ちをかけられ、いっそう気持ちがひしゃげる。
なんでもっと早く教えてくれないかなぁ。
分かってて頼んだのかと思ってたし、と素っ気ない。
次なるオーダーは、誰が何と言おうと「焼き肉重」と決めた。
==ステ(ー)キな店==
百人一首の、
これやこの ゆくもかえるもわかれては 知るも知らぬも 逢坂の関
と詠んだのは蝉丸。
その逢坂山の麓まで来ていた。
わずかの待ち時間に、ほんの少し歩いて行き当たったのが蝉丸神社。
子供の頃、正月には家族全員で坊主めくりをして遊んだ。
百人一首かるたの絵札のみを使い、簡単なルールで誰でも参加できる。
詳細は忘れてしまったが、中でも蝉丸はトランプのジョーカー並の嫌われ者。
それはローカルルールによるものだったかもしれないが。
言い換えれば必ず注目を浴びる札でもあり、自然に和歌も覚えてしまった。
しばらく昔を浮遊した心を引き戻し、神社の対面にあり800坪の庭を有する「日本一のうなぎ 逢坂山かねよ」の入り口に立つ。
娘の招待で、チョッピリ早い誕生祝ランチの日。
通された座敷個室からは、鯉が泳ぐ池や、桜の大木が花びらを散らす庭が見渡せる。
実に落ち着ける部屋だ。
桜湯で迎えられる。
この時季の風情が湯呑の中にもあった。
うなぎ処ならではの箸置きがユニーク。
うなぎも然る事ながら、だし巻が半端じゃないと聞かされていた。
迷わず選んだ3メニュー。
蓋を取って、感嘆の声の三重奏。
どっかりと分厚いだし巻がご飯の上を占領している。
ところで、3種の違いは何か。
きんし丼はうなぎが二切れ、上きんし丼は三切れ、特上きんし丼は四切れで一切れはだし巻の下に隠れていた。
因みに、だし巻は共通で卵3個分のボリュームがあり、きんし丼でさえ私は往生した。
うなぎは身がしっかりとし香ばしさの移り香が、米飯をより美味にしていた。
うなぎパワーで、元気モリモリ長生きしてねぇ~だって。
そして、誕生日当日は、おめでとうメールのラッシュに、歳を重ねる喜びをかみしめる私だった。
この雨は、とうぶん止みそうもないなぁ。
そうだ・・・オムライスを食べに行かない?
どこへ?
大津まで。
なんでまた、そんな遠くなん?
と、降り続く雨とはまったく無縁のやりとり。
パンフレットの整理をしてて、見つけてしまったんだなぁ。
未知のオムライス店の栞を。
どの店だか忘れたが、そこに置かれていたのを持ち帰ったものだ。
屋外へ誘ったわけじゃなく、賛同を得るのに時間はかからなかった。
我が家~セルポワ行、発車オーライ!
ちょうど昼どき。
重いガラスドアを入ると、横一文字のカウンター席。
それに沿って、奥の厨房は活気付いていた。
大きく吹き抜けた造りは、それだけで十分に贅沢感を味わえる。
二階フロアの奥まった席に着いた。
一階との空間つながりは、開放的でありながらも、妙に落ち着く。
私は気になるミニコースをいただいた。
本日の前菜・おみそ汁・小さめオムライス・シャーベット・コーヒーorハーブティー。
オムライス小さめなのが私向きかなと思って。
種類はもちろん、好みのサイズまで選べるオムライス屋さんだ。
小さめ、並、大盛、特大。
もう一つ、小さめの小さめってのを見落としていた。
最小(とは書かれていない)があったんだよねぇ。
それも含めて、サイズは五段階。
私は最小でよかったかもって後悔しきり。
並サイズにした二人は、満腹の域を超えてしまったようだ。
しかしながら、完食できたのは優しい味つけゆえのこと。
*本日の前菜盛合せ
・オイル煮サンマとルッコラのサラダ
・さつまいものテリーヌ
・カボチャ、豚肉のコンフィ、玉ネギの
チーズパン粉焼き *昔ながらのチキンオムライス
*ハッシュドビーフのオムライス *和風しょうゆ味
しぐれ煮オムライス
オムライスは申し分ない。
その上で、特筆すべきは前菜だ。
どれも手の込んだ、見た目も味も綺麗な別嬪絶品の値打ち物ぞろい。
リンゴの甘酸っぱさが濃厚なすっきりシャーベット。
胃袋も、糊付けしたワイシャツのようにキリッと引き締まる。
オーダーが立て込み、待ち時間が長くなった。
しかし、全く気にせず過ごせる空間。
おもしろい、あるいは素敵なオブジェがいっぱい。
水を満タンにしたガラス瓶が壁面にずらりと並ぶ。
それが話題になったりする。
遊び心もしゃしゃり出る
ほんわか卵に包まれた
楽しく美味しいオムライス屋さん
遠出の時は、可能なかぎり高速道路を利用する。
しかし、一般道を通らなかったばかりに、見逃す風景や素敵な店なども多いはず。
いつぞやは、高速道に入りそびれてメチャクチャ美味い竹輪屋さんを見つけた。
またある時は、 迷ったおかげで癒しの喫茶店と遭遇した。
そして今回。
意図してひとつ手前のインターで降りる。
道は、 醒ヶ井へ続いていた。
醒ヶ井と言えば梅花藻。
それを愛でるツアーは、旅行会社の冊子によく掲載される人気商品のようだ。
山裾まで田園風景が広がっている。
やがて民家が成す固まりの中心に、JR醒ヶ井の駅舎があらわれた。
敷地内の「醒井水の宿駅」には、喫茶店、食堂、地元物産販売所などがある。
建物は二階建ての立派なものだ。
その一階の、おふくろランチバイキング「居醒(いざめ)」は、おおいに賑わっていた。
山あいでいただくおふくろの味だなんて、身体が喜びそうでランチはここに決まり!
~地元の食材を生かした~がキャッチフレーズ。
ほんまに素材の個性が生かされている。
とりどりの野菜が、それはもう上品な味でまとめられ飽きがこない。
唯一の魚は、鱒寿司。
鱒が特上の酢飯とあいまって絶品。
茶碗蒸しはテーブルサービス。
卵の風味が濃厚な、私好みのしかっり食感でうんま~い。
食後のおはぎが軟らかモッチリ甘さほどほど。
おかわり~で、二個も食べちゃった。
見るからにおふくろさんてスタッフが、作りたてを次々と補充している。
客の食する勢いが半端じゃなく、かなり忙しそうだった。
たぶん地元の常連客が大半だろう。
勝手知ったる我が家のような振る舞いで、寛ぎ気分全開の様子だもの。
その点では、初めての私たちでも気楽にいられた。
清水が涼やかに落ちる。
ひと口・・・うわっ、冷やっこい。
高速道で上を通過していたら、知らずじまいの自然がここにあった。
料理のイメージ写真は過大だと思えば、落胆しなくてもよい。
と肝に銘じているつもりだが、それでもガックリ悲しくなる店もある。
ここ IMAMURA も、写真でみるとは大違い。
だが、まったく逆の意味で。
生花が活けられそうな水盤を思わせる、三十センチはあろう器がデンと置かれた。
ILCUORE(イル クオーレ)プレートランチ
・生ハムプチサラダ
・オムライス
・海老クリームコロッケ
・シーフードカルパッチョ
・ハンバーグ
・ツナのブルスケッタ
・スープ
想像以上のデカ器もさることながら、内容の充実ぶりにも驚かされる。
オムライスは、ふんわりと厚い卵にくるまれてボリュームたっぷり。
これにサラダとスープで、じゅうぶんに満たされる量だ。
ブルスケッタは予想外の美味しさで、お代わりが欲しくなる一品。
海老クリームコロッケは不思議な風合いでいい味なんだけど。。。
ただ、衣は硬すぎるし中身が流出して食べにくかった。
ほんまに、店のNo.1メニューなんだろうか。
何だかんだ言っても、みな美味しくいただいた。
写真左上は、日替りランチ・・・ハンバーグ&白身魚フライ、ご飯、みそ汁。
〆のコーヒーは、クーポン持参でのサービス。
もう、椅子から立ちたくないくらいに満腹。
昼過ぎともなると、サラリーマンが続々と来店。
夫婦や女性連れ、家族に単身者、・・・席はほとんどが埋めつくされた。
幅広い支持層にもうなづける。
一階が使用中で、二階のトイレを拝借した。
上階はシックで落ち着きある空間だ。
半個室っぽい席もあったような。。。
次の機会には、二階席を希望してみよう。
メニューに、イルクオーレとはイタリア語で真心を意味する言葉とある。
---その”真心”しっかと感じられたよ~♪
強風にしなるオリーブの植木を眺めつつ、胃は温かく、心も温かく。。。
通りすがりに立ち寄ったカフェ。
ただ、温かいコーヒーが飲めさえすれば。。。
ホッと一息つけるならば、どこでもよかった。
昨年、金勝山に登った帰り道のことだ。
その時の様子は、はっきりと覚えている。
ケーキセットもしっかり食べたから。
しかし、店名はわからい。
忘れたわけではなく、はなから一文字もインプットされてはいなかった。
拘りなく気の向くままに飛び込んだ店の名前って、あんがい無関心なものだ。
先日、ランチ検索で浮上した店。
読みすすむうちに、見覚えがあることに気づく。
・・・もしかして・・・ヤッパリそうだ。
山帰りに、名も知らず利用した例のカフェ レストランではないか。
「アドリア」っていうんだ・・・今さらだけど。
二度目の今回はランチで訪れた。
入口の黒板メニューによると
・ポークの香草焼き
・大根のそぼろ餡かけ
・だし巻き卵
・鮭の南蛮(弁当のみ)
・みそ汁
・ご飯
・ドリンク
内容はほとんど同じだが、器しだいで洋風にも和風にも。
とっても優しい気分になれる料理内容だ。
この他にもランチメニューは豊富で、頻繁に通ったとしても飽きないだろう。
ざっと四十席ほどの店内は、昼を目がけてほぼ満席となった。
食後にホットカフェオレをすすりながら。。。
瀬田川に面したテーブル席から、葉を落とした桜木が寒さに凛と枝をはっている。
この前は、色づいた葉が幾重にも枝を飾っていたけれど。
川面にはカモが群れ、川べりにハトが遊ぶ。
おびただしいカモメが飛来し、まさに鳥の楽園だ。
寒気を物ともしない鳥たちを見習わなくてはね。
家にちぢこまっていないで、寒空だからこそ街を闊歩しよう!
自力発熱でポッカポカ♪
反対車線から眺めつつ通り過ぎること数回。
道路沿いの公園を隔てた向こう側に、はっきりと見て取れる建物。
しかし、店舗への進入路は定かでない。
以前から、不思議に包まれていた。
いざ、そこを目指した日のこと。
きっと裏手から回るのに違いない。
目処をつけた裏道を幾筋もゆく。
走れども巡れども、近づいたかと思えば遠ざかるの空回り。
予想は大ハズレ。
ならば。
表から用心深く寄って行くと、理解しがたい光景に、より慎重さが増す。
どうやら、店は公園内にあるようだ。
「公園内は駐車禁止」と大きく書かれた看板の、すぐ横が入口。
その入口ときたら、車一台が通り抜けるのにお誂え向きの幅で、笑っちまった。
本当にここから入っていいの、と躊躇しつつ乗り入れた。
業者の車が、いとも自然に停まっているし。
あきらかにランチ客のものと思しき数台も駐車中。
横にならえば怖くない、てなもので。
公園の外と内で、心境は180度転換。
あたかも駐車場に見えてくるから勝手なものだ。
公衆トイレ完備の歴とした公園なのだろう(か?)。
店の隣りにはもう一軒の民家がある。
公園が先か、建物が先か。
いずれにせよ、そこを生活空間の一部と見なさない限り、行動不可能な立地だ。
何がすごいって、この定食が470円でこだわりの美味。
勤め人が後を絶たないのも、ガッテン、ガッテン!!
それだけ地元で愛される店なのだろう。
それ以上に、公園内駐車を住民が黙認しているのが、すごい。
たぶん、この通りのはず・・・。
一抹の不安をおぼえつつ前進すると、可愛らしい色合いののれんが、突如視野にとびこんできた。
建ちならぶ住宅の1軒で、少々わかりづらい。
築80年の古民家を手直しし、カフェに生まれかわって3年。
きざんだ時の重みをまとった調度の数々が、あたりまえの顔をして納まっている。
木の温もりが嬉しい、夫婦で営まれている店。
棟続きの蔵は陶器のギャラリーで、落ち着いた作品が並べられている。
実は、息子の慧佑さんの手によるものだ。
ピンときた私が店名に触れると、「親バカでねぇ。。。」と想像通りの答えがかえってきた。
「慧蔵(けいくら)」命名の経緯は、慧佑さんの蔵にあったのだ。
照れた彼女の笑顔が、とてもチャーミング。
ゆくゆくは---父の料理を子の器で---と、未来像を語ることばに力がこもる。
奥さんは大の絵本好きだとか。
絵本コレクションは汗牛充棟で、それらを自由に読めるコーナーもある。
和食は京風昔おかず、洋食はイタリア家庭料理がメインだ。
どちらも濃いめのしっかり味。
せっかく地産地消をめざしたのに、もったいない気がした。
家庭料理なのだから、それぞれの家の味があって然りなのはわかる。
だが私としては、素材の旨味をひきだす味つけや工夫がほしかった。
と言いつつ、たいらげてしまったが(笑)。
縁側の窓ガラスから、なだらかな陽光がさしこむ。
疲れた心身には、トリートメント効果抜群のひだまり。
気がねなく、自由に寝ころがっていいんだって。
そんな店ってないよね。
おなかも満足し、まどろみたいのは山山だが、そこはグッとこらえた。
ほんとうは、ぽっかぽかの陽の子とおしくらまんじゅうもしたかったけれど。。。
東近江は、天気晴朗なり。
残暑がここかしこに居すわる晴天のある日。
空と湖の青を写し取った色合いで、男装の麗人が起立する。
見る方向によっては、円柱を断ち割った姿に、いと不安定感をいだいてしまう。
この上階からの展望を想像しつつ・・・。
後日。。。
ランチの早期予約で、窓際席を確保していた。
何の因果か知らないが、その日が台風の接近と重なるなんて。
しかし、だからこそ出会えた幻想空間。
雨天でも好転があるからおもしろい。
ボーセジュール。
38階からの当てにした景色はみじんもない。
激しい雨音が、BGMの旋律の拍子をとる。
窓打つ大粒の水滴が、斜に軌跡をえがき無数にころがり落ちる。
そのすぐ向こうに、奥ゆきのない白濁の空があった。
高所にいるはずが、まるで高さを感じない。
サラダ仕立てのオードブル・・・かんぱちとマス(卵もあしらわれている)
爽やかなドレッシングでスッキリと味わう。
野菜スープ・・・にんじんと玉ねぎ
のどもとを過ぎてから、ホンワリとにんじんの風味がひろがる。
メイン・・・イラ・チダイ・ホタテ貝柱
その魚の出汁を使った旨味濃厚なソースが泡立ててある。
五島列島で水揚げされたイラは、全体像も名前すらも知らない。
ふわふわの白身ですこぶる美味。
・・・牛フィレ肉のステーキ
軟らかすぎ!!
こんなのを食してしまうと、日常の肉がまともに見られなくなりそぉで怖くなる。
ワゴンサービスのデザート
・・・たっぷりフルーツのパウンドっぽいケーキ
栗とカシスのムース
ホワイトチョにオレンジを忍ばせたムースかな?
バニラアイス添え
&
コーヒー
気分はとっても晴れやか。
それと同じくして、雲の割れ目から青空がのぞきだした。
低空を走る灰色雲は南東の果てへ、ぐんぐん吸い込まれてゆく。
台風のしんがりランナーは俊足だ。
鋼鉄の要塞のごとくに変貌。
その風貌に唖然となる。
これほどの高層でこの地にありながら、自然と融和する不思議。
それは、得意とする七変化のなすところなのかも。
誰もが認める、琵琶湖のプリンスここにあり。
トレードマークの満月と三日月が浮かぶ 「京料理 和・sora」 は、
琵琶湖岸の本通りから、脇道をちょっとばかり入ったところにある。 1軒へだてた駐車場に、1本の巨木が雄雄しくそそり立つ。
朝からジリジリと襲いかかる陽光の中、開店までの時間待ちには格好の日陰だ。
黒の漆を意識した店内は、白の壁と和の調度や装飾とも両両相俟って、粋な町家風情を醸しだしている。
掘りごたつ式のカウンター席は、隣がまったく気にならずにくつろげる。
いただいたのは、平日限定の「お惣菜バイキング」。
メイン2種からの選択1品と、お惣菜は食べ放題。
それに、近江米のご飯(お代わり自由)とお味噌汁。
私の豚肉ステーキは、ちっと失敗。
歯ごたえが有りすぎて、最後はゴックン丸のみ。
交換してもらった鱧の天ぷらは、ふわふわジューシーでほっくほくの大正解。
惣菜は、一巡でほどよい皿数が並ぶ。
食べ尽くせるから、まったく心残りもなく満足。
洗練された味で、味覚への気遣いが感じられる。
とても親しみやすい味だ。
いとま時。。。
玄関の上部には、陽に煌めくステンドグラス・・・ 映し出された幻想美。
刹那の幻が、我が胸にも色をきざんだ。
粘土細工の雲から、絵筆づかいの雲へ。
立体的な夏空から、平面的な秋空へと移ろいはじめた。
空のお抱え芸術家はほんに多才だ。
しんがりを務めるセミたちは、ゆく夏をなごり惜しみつつ精根をつくす。
居場所をまだ決めかねてか、頼りなげな虫の音。
夏と秋のマーブリングの中を・・・。
向かった琵琶湖畔は、残暑の熱気に高湿度が加担し、しめっぽい温風が容赦なく全身にからみつく。
大津湖岸なぎさ公園打出の森に「なぎさWARMS」がある。
瀟洒な造りがステキな店だ。
テラス席も設けられていたが、この蒸し暑さゆえ利用する気は毛頭おきない。
もう少し気候がよくなれば、一等席にちがいないが。
そそくさと、店内の湖にめんした窓際席へ。
遮るものは一切なく、その見通しのよさに気分が解き放たれる。
マクロ美ランチプレート(ドリンク付)
ひよこ豆のトマト煮・もちきびとポテトのたきあわせ・厚揚げと菜っ葉の煮物・なすとトマトのみそ煮
サラダ・雑穀米ごはん・たかきびのコロッケ、おまけに昆布のつくだ煮。
ドリンクは、みかんジュースをオーダー。
有機無農薬栽培農作物を使用されているとあらば、やはりこれでしょ。
ほんのり苦味や、薬草っぽい香りやら・・・。
料られるまえの食材を思い浮かべながら、しっかりと噛みしめる。
自然食だよ~て脳からの指令で、細胞が即座に吸収しはじめた気になるからおかしなものだ。
毎食にこだわれば、体内浄化は確実だろう。
食後に、おとなり「びわ湖ホール」の屋上にあがった。
ひとっこ一人いない。
前回も貸切り状態だったので、暑さのせいだけではないと思われる。
市民にとっては見慣れた琵琶湖なのだろが、湖岸のベンチからの景色とはまったく違う。
まさに壮観だ。
寄せる波音まで異なることを、知る人はいるのだろうか。
視覚がつかみ取る波のようすから想像しうる、何倍もの音を聴覚がとらえる。
耳を疑うほどに。
トンビの群れが、優雅に大きな輪をかいているかと思えば急降下し、湖面に足だけをつけて舞い上がる動作をくりかえす。
獲物をしとめたのか、いや、そうでもなさそうな。。。
1羽が気流にのって湖空をすべりだし、やがて点になり雲のかなたに溶けこんだ。
次々と自然絵巻がとかれゆく、飽きない眺めがそこにあるから・・・
だから、また次がある。
店の門前で、思わず佇む。
人の気配が感じられず、ちょっぴり荒涼とした植木に・・・まさか閉店・・・?
との不安がよぎったからだ。
回り込んで中をうかがうと、やわらかな灯りがともされていて安堵した。
店内は、外見からの想像に反して広々としていた。
隅々まで行き届いた南国ムード。
足踏みをするように緩やかな時が、空間に満ちている。
突然、異国に迷い込んだ気になる。
そこの定番、「オリエンタルナシゴレンプレート」は葉型の大皿で運ばれてきた。
メニューは全くのイメージで、実物に気落ちする店も多い。
ところが、驚くほどたっぷりにぎやかな盛り付け。
焼き飯には、大きなエビがゴロゴロかくれていた。
さじを進めるごとに、わぁ~エビ!
ちょっとした、宝探し。
違和感なく舌になじんでゆく味は、めっぽう美味しい。
それにしても~食べても食べても、迫りくるボリューム。
満腹で、悲鳴をあげる寸前なのに、ココアシフォンの誘惑には勝てない。
とってもしなやかな、これぞシフォン♪
生クリームと仲良く、喉元に沈んでゆく。
強風にざわめく琵琶湖の止まり木。
ひと時のリゾート気分に、身も心もすっかりほどけた。