気温10度にして晴れ、この時期にしては文句なしの日。
むろいけ園地~権現の滝~滝谷楠水の場~飯盛山へのコースをたどった。
むろいけ園地の駐車場から最短道を選び、権現川ハイキングコースを目指す。
道標のすぐ横、第一歩目から丸太階段。
中途半端で、膝にくる嫌な段差。
それを、ひたすら下る。
息を切らして上りくる女性とすれ違った。
数時間後の我が身かな。。。
谷筋のハイキングコースまで下りると、待っていたのは上り坂。
せせらぎを聞きながら、清らな流れに沿って上流へ。
権現の滝は、木立にすっぽりと囲まれて厳かさも一際。
光のかげんなのか、紫がかった色合いで岩肌を落ちる。
さらに上りゆくと。。。
ペットボトル片手に、傍らを走り抜ける男性。
呆気に取られていると、他にもやはりペットボトル持参の人たちがいる。
水を持ち帰るのだろうが、重いよねぇ。
など余計な心配だった。
すぐ近くに、バイクがたくさん止まっているではないか。
急に、人の気配が濃くなる。
滝谷の楠水の場は、キャンプ場かと思わせる雰囲気で、ちょっと意外。
やかんの湯がシュンシュン音をたてていた。
カップ麺をすする年輩の男性グループは、どう見ても常連さんだ。
携帯ガスコンロ、やかん、それに風よけのボードまで用意周到。
物々交換なんぞして、とても楽しそう。
人の会話が、これほど和やかで落ちつくなんて新発見。
人がいるからこその癒しって、あるんだねぇ。
楠水を手に受けて、ひと口。
うま~い。
ほんのり甘くて軟らかい。
楠水は・・・軟水~なんちゃって。
いよいよ頂上へ。
陽射し良好、気温7.5度。
しかし、風はかなり意地悪く吹き抜ける。
汗ばんだ身体から、どんどん熱気が奪われていく。
じっとしていると、堪らない寒さだ。
上着を2枚重ねて、ランチタイム。
遠く大阪のビル群が霞の中で背比べ。
あべのハルカスが断トツなのは一目瞭然。
300mの超高層ビルだもんね。
手前に、寝屋川治水緑地が見えた。
洪水被害を防止する公園だ。
北側に桜の園があり、300本の桜木が植わっている。
桜花の時期は、それは見事だと。。。
どちらから?
京都です。
と言葉を交わした男性が、そう教えてくれた。
春には、緑と桜色の憩える公園が浮かび上がることだろう。
天候しだいでは、遥か大阪湾や淡路島、神戸の街並み、関西国際空港、明石大橋までの眺望がひらける格好の場らしい。
澄み渡った日の遠景を想像してみる。
その光景に出合えるなら、また上り来てもいいかなぁ。