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。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

近鉄電車の旅~グルメプラン♪

2014-05-26 | 日帰り観光

昨夜から降り続く雨を恨みつつ我が家をあとにした。
だが、車窓に描く雨水の筋は次第に細くなり、少しずつ気分も乾き出す。

日帰り鳥羽グルメの母娘2人旅は始まったばかり。
「近鉄電車の旅」春夏号に掲載の、往復近鉄切符と食事がセットのお得プランを申し込んだのが2日前の夕刻。
ほとんど下調べもせずに、賢島行の近鉄特急に乗り込んだ。

鳥羽駅に着くと霧雨が風に飛ばされ、カサを支えるのさえ困難を極めたが希望はあった。
午前予定の鳥羽湾めぐりの半ばごろから、雲が切れかけ予報通りの展開だ。

1時間ほどのクルーズを終え、鳥羽駅前に戻ると迎えのリムジンが待っていた。
リムジンだよ、リムジン。
このVIP待遇は、食事場所「胡蝶蘭」のおもてなしのひとつ。
黒色で統一された車内のシートに身体ごと沈み込み、初めてゆえの物珍しさからキョロキョロする私たち。
車は道をすべるように移動して、わずか数分で旅館の玄関先に到着した。

運転手の男性がカメラマンを買って出て、支持される通りにモデルとなる。
日々の繰り返しで、撮り慣れた様子。

和ダイニング「游」でいただいたのは海鮮丼。
数組の客には、贅沢すぎるほど広やかで落ち着きあるフロアだ。
魚貝が新鮮で美味しい。

食後。
鳥羽駅へ向かう送迎バスの発車までには時間があり、躊躇っていると、運よくリムジンが戻ってきた。
運転手さんにとっては不運だったかもしれない。
次の仕事が控えているにも拘らず、時間を工面してリムジンを走らせてくださった。
二度も夢心地を味わえるなんて予想外のこと。

そして、鳥羽水族館へ。
3度目だが、ここに限らず何回訪れても飽きないのが水族館。

岩肌が見えないくらい、ぎっしりとイセエビがひしめき合う水槽の前で思わず笑ってしまった。
近くの海そのまんまなようで。

もちろんペンギンは見逃せない。
サービス精神旺盛な子がいて、カメラ目線でポーズをとってくれる(と私は思いたい)。
いつでも、どの子を見てもかわゆい~

ジュゴンは食事の真っ最中で、エサ場に顔を突っ込んだまま。
どの角度からも動かぬ丸い背中しか見えなかった。

カピバラを至近距離で凝視する。
とてもおとなしいと言うか、のんびり屋さん。
なかには抜け目ない子もいて、隣のエサ箱を口で引き寄せ何食わぬ顔で食べたりもする。
でも、お惚け顔が憎めないやつだ。

館内には芸達者がたくさんいて、食事中だというのに技を披露してくれる。
セイウチは、岩場のてっぺんまで上りエサをもらうと水槽にダイビングし、また上ってを繰り返す。
エサが尽きてしまうと、その巨体は拗ねるようなしぐさを見せた。
圧倒される迫力の持ち主が、実は甘えん坊だったなんてね。

ラッコの得意技がジャンプだとは、まったく知らなかった。
飼育員が水槽のガラス面高く何やら投げつけると、三角形の物体がへばり付いた。
お腹を上にして気持ちよさそうに泳いでいたラッコは、それを察知するや否や素早く潜り勢いをつけてジャンプ。
みごとに手指でつかみ取ったのはイカのみみ。
どの高さでもピッタリ飛んで射止める。
イカの胴はお腹の上でじっくりと味わって、再びジャンプでゲソを取る。
ラッコも飼育員の彼も、仲良く楽しげに遊んでいるように見えた。

打算もなく、自然まかせの人気者たち。
12のゾーンに分けられているが順路はない。
人だって、思いのままに、マイペースで、命の輝きに感動を得られるところだ。

 

                     ひさびさにプリクラなんぞを撮ってみた  

 

   ==よそのペンギン==

         天王寺動物園


 

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ミシガン小雨のクルーズ♪

2013-08-01 | 日帰り観光

リフレッシュ休暇を利用して息子夫婦が帰省した。
いつも目的が多すぎて、ゆっくりできないのが玉にきずだ。
中学時代の親友に出会うだの、プロ野球観戦にラーメン屋めぐり、観光などなど。

ところが今回は余裕があると言うではないか。
ならばと、皆で出かける話がまとまった。

たくさんの候補地の中から、琵琶湖が浮上。
大津プリンスホテルでランチ&ミシガンクルーズのセットプランに決まり~!

たった1日の観光日に雨を降らせるなんて、神も仏もあったものじゃない。

まずは、道筋にある石山寺に立ち寄った。
雨のせいか、はたまたシーズン外れなのか、観光客はまばらだ。

小雨けぶる境内を一巡。
とめどなく艶やかな緑が重なりを見せる。
枝いっぱいに桃色の花をつけた百日紅は、緑に映え3D画像を見るよう。

ほどよい散策で身もほぐれ、この後は嬉しいランチが待っている。

大津プリンスホテル38階。
せっかくの最上階だというのに、視界はほぼ閉ざされていた。
だが、美味しい料理に楽しい会話の至極ランチだった。



てっぺんからの眺めは、おっかないけど・・・貴重な体験??
いまブームのトリック写真。
モデルは次々とポーズをとって、大はしゃぎの大人4人。
出航前のひとコマ。



初めての乗船。

湖なので揺れはまったく感じない。
雨のしぶきを受けつつも、甲板席で景色を楽しむ。
船からは、競艇場の内部もはっきりと見えた。
かすむ風景はことのほか幻想的で、気持ちまで丸みを帯びてくる。

船内をうろうろ・・・興味津津。

映画タイタニックの場面が、脳裏をよぎる。
ミシガンは、クルーズファッションなんて何も気にせず普段着でのんびりできるのがいい。
豪華客船の雰囲気を満喫しつつ、2時間足らずのクルーズを終えた。 

また、みんなで出かけたいねぇ♪

 

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いちじく狩り~淡路島♪

2012-10-12 | 日帰り観光

淡路島はスッキリと秋晴れ。

ツアーバスが、最初の観光地「あわじ花さじき」で乗客をはき出した。
明石海峡を眼下に望む丘を、コスモスやサルビアが色取っている。
遠く、空と海が一つになり邪魔するものはない。
花の小道を一巡り。
なんて気持ちがいいんでしょ。

昔々、寒風吹きすさぶ頃に来たのを思い出す。
花どころか、人っ子一人いなかった。
スタッフさえも。。。
年中無休とはいえ、花が皆無の二月のこと。

      

島南の、鳴門大橋が迫る食事どころでランチ。
窓際席で展望も抜群。

よぉ~く味わっていたら・・・えっ!・・・二人だけが取り残されていた。
娘と顔を見合わせ、もう慣れっこの苦笑い。

食後は、淡路牧場で淡路牛乳飲み放題。
牧場ならではの趣向で、美味しい牛乳が飲めるんだ。
その期待は、一瞬でペシャンコ。
テーブルには、よく見慣れた1リットルの紙パック牛乳と紙コップが。
セルフでどうぞ、ですって。
興ざめだが、衛生面ではこれが最良なのかな。

我が家では豆乳に変えて久しく、ずいぶんとご無沙汰の牛乳。
美味しいよ~でお代わりして二杯飲み干した。

続いて、パルシェ香りの館を見学、お菓子館、たこせんべいの里にも立ち寄った。
どこに行っても試飲食があって、口にしなきゃいいのについ。

そして最終行程、今回のメインイベントいちじく狩り食べ放題!
いちじく畑は遠目には見るが、中へ入るのは初めて。
綺麗に整えられた枝には、たくさんの実が熟れていた。
配られたビニールの手袋をはめてもぐ。

果実は小ぶりになるが、一番甘味が増す美味しい時期だとか。
自然の甘味と、ふくよかな瑞々しさを次から次へと頬張った。
ざっと、十個は胃袋に納まったろうか。
ここでも味わい過ぎて、畑の残されグループに入ってしまった。

食べて飲んで、胃の休む間がない。
「いちじく狩り食べ放題と秋の淡路島グルメスペシャル!」
食欲の秋の、メチャクチャ美味しい企画だった。

その上、ツアーに込みの土産が盛りだくさん。
いちじく1パック、鳴門金時1kg、淡路産玉ねぎ3個、淡路牛100g、などなど。
とっても嬉しい~♪~んだけど。。。

                             自前で土産も買い込んで、
                               重い足腰、
                               重い荷物を道連れの帰路 

   でも、でも~どれも美味しかった
   いちじくと牛肉なんてホッペタ落っこち~


しょうぶ vs ゆり♪

2012-06-22 | 日帰り観光

台風4号が接近していた。
どうやら直撃のもよう。
旅行会社から、中止の連絡がいつ入ってもおかしくない状況だった。
ところが、午後になると進路が変わり、気分も方向転換。
早く消えちゃえ~!と、4号を見送った。

その翌朝は、ありきたりな曇り空がもどっていた。
台風4号を5号が追いかけるさなか、幸運にもたった一日だけ風雨が途切れた日。

しょうぶとゆりを愛で、古民家でイタリアンランチを食す日帰りバスツアーに、友と二人で参加した。
天を味方に、ツアー開始。

しょうぶは、昨日までの慈雨を存分に吸い込んで息吹を漲らせている。
しゃんと自身たっぷりの容姿で、美麗を競う。
雨上がりは、花々が最も光輝を放つときだ。


次なるは、篠山ほろよい城下蔵の見学と試飲。

モーツァルトを聴きながら熟成するタンクがあった。
調べが振動となり、触れた手に伝わりくる。
贅沢に育てられるのだから、美味しいはずだ。

変り種は、丹波栗の里ならではの栗のリキュール。
栗の香りが舌根で一時停止すると、素朴な里山のイメージが現れる。
ほかにも数種の試飲後は、いよいよランチ♪

このツアーを選んだのは、ランチに惹かれたのが一番の理由。
自力で行くには、遠すぎて叶いそうにないし。
私たちのみならず、ランチに魅了され期待する人が多かったようだ。

築400年の茅葺き古民家でランチだなんて、そう容易く見つかるものではない。
山あいにポツリと佇む一軒家。
少し離れた敷地内に、菓子工房が先月オープンしたばかり。
だから二軒家かな。

先ほどの試飲は、ほどよい食前酒となったわけだ。

カップルや会社員に家族連れと、客層は様々。
四人掛けテーブルは相席だったため、写真撮影は差し控えた。

たぶん、食したのは一般ランチメニューのAコースだろう。
新鮮野菜がふんだんに使われ、薄味の丁寧な仕上げだがこれと言って特徴はない。
ツアーに盛り込まれた異色ランチゆえの満足感は得られたが。。。
内容のわりには高価だ。
個人的に再来はあるのか・・・?・・・と考えた時、願望は限りなくゼロに近い。
場所がら、珍しさゆえの人気店なのかもしれない。


ゆり園でバスを降りると、薄日が射しだす。

あれよあれよの内に雲が割れ、青空がぽっかりと広がった。
雨傘は急きょ日傘の代役となる。

日を浴びて色とりどりに笑い出し、エキゾチックな香りをふりまくゆり群。
風に吹かれて揺らめけば、たちまち賑やかなカーニバル。
ゆりには太陽がとても似合う。


二ヶ所の花園では、それぞれを最も魅する空模様だった。
幸運に感謝するばかり。

立姿の艶やかさにおいて、甲乙つけがたい しょうぶ と ゆり。

                   ・・・しっとり涼やか、涼華のしょうぶ・・・
                   ・・・日光と陽気にじゃれ合う、陽華のゆり・・・


せせらぎ街道♪

2012-04-28 | 日帰り観光

春のかけ声に、重いコートを脱ぎ捨て、もこもこと動き出した山並み。
若葉の濃淡が青海波を画きだし、山桜のパーツが淡く点在する。
柔らかな装いへと、衣替え真っただ中のせせらぎ街道をゆく。

道の駅「明宝」(磨墨の里公園)で休憩。
併設の、和食店で昼食にした。

裏手は公園になっていて、すぐそばを流れる吉田川まで下りることができた。
川面にかかがやく光の粒が、岩石に阻まれた水流とともに左右に散る。
まだ多くの木が、桜花をたんと残していた。
風まかせの花びらが、ふわりと舞いおり、やわらかい流れにたゆたう。

涼しげなせせらぎ、その心地よさといったらない。
まるく侵食された岩に腰掛け、ここから離れたくない症候群に見舞われる。
よくあることで。。。(苦笑)

なお、せせらぎ街道を北上する。

目当ては、國田家の芝桜。
國田さんちの裏山は、花柄パッチワークのクロスを広げたような花ざかり。
まんべんなく咲きそろい、絶好日だった。
4,5日前はだめだったらしく、なんと幸運なことか。
小さな花でも、これだけ密生すると香しい。
花間のあちこちでため息の連鎖がおきる。

桃色斜面と相対して、川よりの地のはずれにただ1本、こぼれんばかりの花をかかえる桜木があった。
手繰り寄せられるように、桃色霞の下に立つ。
芽吹く若葉をすっかり隠すほどの花の固まりが、ふわふわと空からぶら下がっている。
常は満開を持てはやされる桜だが、密やかで哀愁さえ感じてしまう。

                  

このままここに居させて症候群、再び。                                                    

許される時間は、半分以下に目減りしていたが。。。

せせらぎ街道を南下し、街をうろうろするうちに、個性豊かな構えの店舗が続く商店街に入り込んだ。
肩先をツンツンとつつかれて・・・そんな気がして、ふっと振り返りざまに偶然見つけた店。
数歩で通りすぎてしまうほど狭い間口のカフェ「にど」。

 

玄関から真っ直ぐに伸びる階段。
案内書きどおり 「ほんまに土足で上がっていいの?」と躊躇してしまう。
丹念に磨き上げられ、飴色の輝きをはなっている。
踏みしめるのが申し訳ないくらい。
そっとそっと足をのせる。

2階のドアの向こうには、階段と同じく重厚な設えの店内。
表からは、想像もつかない空間があった。

チーズは無使用、主材料が豆腐、アーモンドパウダー、レモンで 「豆腐チーズケーキ」とは、これ如何に。
ところが、食感はもろに豆腐だが、チーズっぽい風味を感じてしまうのはなんで?
私が名付け親ならば、「豆腐のチーズ風ケーキ」とでもしようか。

水ようかんの、甘味はどこへ?
舌に神経を集結しても、わずかな甘さが応えてくれるくらいなもの。
それでいて、満足度は高い。
見た目にもとても可愛くて。

食後に珍しいものを勧められて試飲。
「3年番茶」、耳慣れない響きだった。
茶葉を蒸らした後、3年間熟成したものだとか。
香りは控えめで、まろやかさがあり飲みやすい。

ニード(鳥の巣)から付けられた店名「にど」。
誰もが集える憩いの場になれば、との思いがこめられている。
2度、3度がありますようにも、後からこじつけで・・・との付け加えもあった。

聞けば、10日前にオープンしたばかりらしい。
その時だからこそ遭遇できた店。

いくつもの運命的な出合いがあり、当初の目的を上回る付加多き日となった。
これだから・・・寄り道や道草は、やめられない。


バラの楽園~その秋♪

2011-10-29 | 日帰り観光

やがて厚い雲がきれ、車窓から陽光が飛び込んできた。
まぶしくて、目をほそめる。
岐阜県をめざす、観光バスに乗り合わせていた。
日帰りツアーの車内は満席で、添乗員の方はやむなく補助席に。
そのかけ心地の悪さに嘆きつつも、定員達成を喜んでいらした。
私と娘は、うれしいことに最前列席をあてがわれ、見晴らしよく気分も爽快。

岐阜県で開催された花フェスタの会場は、記念公園となり、バラの楽園として存続している。

  
    

バラ園をみわたせるベンチでお弁当をひろげた。
強風だがよく晴れ上がり、まあるい陽射しが、背中にコロコロとふりつもる。

花の付きが疎らなのが気になった。
パンフレットの写真は、こぼれんばかりに満開のバラ・バラ・バラ・・・なのに。
なぜだか・・・パラ・パラ・パラ?
見頃は過ぎたのかしら。
でも、限定日のツアーだしなぁ。
園のスタッフに、その疑問を投げかけた。
バラには、一季咲きと四季咲きとがある。
春はその両方が、秋は四季咲きのみなので花数が少ない、と返ってきた。
そうなんだぁ・・・そんな自然のからくりがあったのかぁ。
パンフの写真は、春の園だったのね。

でも、落胆することはない。
色も香りも濃くなるのが秋。
茂る葉に護衛されて、一段と麗容さがきわだつ。
風がやむと、ふわっと鼻先をかすめる花の香。

 

春の花数は秋の10倍以上だが、人出も10倍以上の賑わいだそうだ。
近くで一輪一輪、のぞきこむようにしてながめる。
こんなぜいたくな観賞ができるのも、秋ならではのこと。

往路で伊吹山のちかくを通過したさい、その不自然な姿に唖然とした。
下方のなだらかなあたりが、台形に切り取られていた。
ジグソーパズルのピースを、ひょいと抜き取ったかのように。
石灰岩を切り出している、と説明をうけた。
今後も、まだまだ続くそうだ。
伊吹山まで?
恩恵をうけているとはいえ、その人間のわがままのために、削られてゆく山を目の当たりにすると
やりきれない思いだ。

かたやバラ園となった山斜面。
遠くに連なる山々に、伊吹山がかさなる。

                   開発のための、日向と日陰をみた秋の日。  


琵琶湖ぐるっと一周桜めぐり♪

2011-04-11 | 日帰り観光

 

 

琵琶湖上空はおだやかに晴れていた。
しかし、湖北に位地する海津大崎では、あたる風に冷ややかさが残る。
600本の桜のトンネルを遊歩の予定だったが・・・。
2kmにも及ぶ桜並木の大きくふくらんだ蕾は、まだ開く頃合いを見計らっている。

 

満開の花を想像しつつ、澄んだ空気を味わいながら気持ちよく歩む。
「あら、こんなところに!」
思わず、しゃがみこんだ。
太い幹に守られ、その根元から芽生えた小枝が花をつけている。
意外な場所に、いじらしい桜花を発見。
ひだまりの暖かさをチョッピリ分けてもらった。

  

日帰りバスツアー最初の桜と別れ、奥琵琶湖パークウェイへ。
標高があるため、売り物の桜もまだまだ小さなつぼみだった。


次なるは、長浜で一際にぎわいを見せる豊公園。 
長浜城を取り囲む800本の満開の桜の下は、大勢の花見客で埋めつくされている。
地元人の憩いの場なのだろう。
午後には陽気も高まり、上着は足手まとい。
園内の自動販売機では、お茶も売り切れていた。
一角の小振りな檻に飼われている三匹のサル。
存在感が薄いのは、桜の華やかさゆえなのか。
興味を示す人は、よそ者だけなのかもしれない。
誰もが宴に忙しそうだ。


続いて、彦根城へ。
同じく、花見の人出はピークかと思われた。

 

お堀に投げかける枝が、見事なアーチを描いている。
こぼれるばかりの花の道。
ツアーも終盤にさしかかったが、軽やか気分で足もとも軽い。

 

細切れの短時間では、とても回りきれない広さだ。
斜め上ばかり見ながら、歩いているものだから・・・。
ふと気づけば、見慣れぬ様子のど真ん中!
あり得ない~~ここでまさかの迷子になるなんて。
こんな時は、時間に余裕があっても焦ってしまう。
何はともあれ、聞くのがいちばん。
捜すのは、身軽で犬を連れた方・・・ご近所さんの犬の散歩かも。
当たり~親切にすぐ教えていただけた。
もちろん、集合時間には間に合いましたとも(笑)。

 


残すは、縁結びで名高い多賀大社。
陽も傾きかけ、人影もまばら。
見事な枝垂桜が、暮れ行くなかで色を放つ。
優雅なことこの上ない。
今しがた現れた冷たい風が、花を揺さぶり、感嘆の声をもさらってゆく。

 

「娘にご縁がありますように」
と、お願いをした。
はたして、隣で手を合わす娘の思いはいかに。

 


行楽のお供、お昼のお花見弁当、夕飯の焼き鯖すし・小鯛寿し。
どちらも美味しかった。
お寿しは、また食べたい~!
小浜まで買いに行く価値はある。
機会をみて、ぜひぜひ♪

 

母娘で語らい、桜三昧の一日。
車窓の景色が夜の帳に包まれる頃、琵琶湖の地にいとまを告げた。