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。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

春ほとばしる高取城跡 & noconoco(のこのこ) & ひなめぐり♪

2016-03-29 | 野山を歩く

週末の高取町は、たくさんの人出で活気づいていた。
駐車所へ向かう途中でいただいたマップを見て、「町家のひなめぐり」の期間中だと知る。
そういえば、同じ催しが各地で行われる時期だよねぇ。

しかし、その日は家族で「高取城跡」を目指すことが目的だったから、お雛様は後回し。
夢創館の駐車場を借り、よそ見もせずに土佐街道を上がってゆくと・・・

干支にちなんだ「ミニ ジャンボ申雛」に出くわした。
よく分からないネーミングだなぁ、けっして小さくはないもの。
申雛に見送られながら脇を抜け、その先の「砂防公園」を過ぎる頃には、民家も次第に姿を隠し、山登り気分が俄然増す。

春の暖かい陽射しが心地よい日だった。
木漏れ日は、空のウインクのごとくしきりにまたたく。
木々が途切れると、降り注ぐ陽で日光浴。

「七曲り」をくねくね進むと、その先には「一升坂」(石材などの運搬の際に急坂と重荷の苦しさにへたった役夫に、米一升の加給で励ましたとの言い伝えがある坂らしい。)が待ち受けている。
一升坂を見上げると、一直線の階段が永遠に続いているようにさえ見え、気持ちがへしゃげては大変、と間近に目を落として登る。
私は、二年前に次ぐ二度目で、当時の風景などはつぶさに覚えてはいるものの、しんどかった記憶だけは全て消え失せている。
まあ、前回の雪空と比べればストレスも少なく、晴れやか気分で断然歩きやすいことは確かだ。

息を弾ませた私たちを迎えたのは、城内への入り口である「二ノ門」手前の「猿石」
飛鳥時代に制作され、高取城築城の際、石垣に転用するために明日香から運ばれた物らしい。
郭内と城内の境目を示す「結界石」とした説もあるとか。
これは縁起物やし~ヾ(・ω・*)なでなでしとこかな。
飾り気のない雰囲気に癒され、疲れも軽くなった。

城内には、迫力ある石垣が随所に残っていて圧倒される。
それも然ることながら、ハイカーの多さに飲まれてしまった。
昼時と重なったものだから、数組の団体も加わって、あたり一面鮮やかな人の花が開く。

ほど良く空いた場所を見つけ、シートを広げた。
積もった落ち葉の自然クッションは座り心地満点だし、春陽が背中に遊びホカホカと綻びゆく。
お弁当の美味しさが各段に増すのも、自然の魔法よね。
満腹になると、春暖にまどろみかけたが、それを振り払い来た道を下山した。

下りが苦手な私の、トレッキングポールデビューの日でもあった。
いざ使ってみると思い通りにいかない。
意識し過ぎて、足の出し方までぎこちなくなる始末。
膝への負担は軽減したが、いつもに無い筋肉痛を誘発する結果となった。
練習期間を要するのは、私だけだろうか。
誰も難なく使いこなしているように見受けるのだが。

街なかまで戻ると、ちょうど八つ時。
町家カフェ noconoco (のこのこ)で、お疲れさま~のティータイムとした。

「もちもちぴょこちゃん(苺大福)」と「いちごのショートケーキ」をそれぞれケーキセットでいただく。
どちらにも使用のスポンジは、パティシエのそれとは違い少々硬めで、お母さんが家族のために作りました感が溢れ、素朴な味わいに懐かしさを覚える。
苺大福は、スポンジ、いちご、白餡、ホイップクリームを求肥で包んで仕上げた絶品だ。

疲れは癒えたが、「ひなめぐり」をする余裕がなく数軒だけを見学した。
あるお宅で、我が家と同じく昭和初期の物が飾られていて、そっくりなのに驚く。
雛人形にも流行りがあるようだ。

メイン会場では、大雛段を見上げる。

トレッキングだけの積りが、思いがけず幾つもの副産物と出合え、満ち足りた日となった。

 

 

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青谷梅林~美味しい「梅まつり」♪

2016-03-14 | 野山を歩く

梅を愛でようと、青谷梅林までウォーキングした。
途中の長池商店会の道筋には、梅と椿とカラーの生花が間隔をとって活けられ、梅林へ至る前奏かのように心を和ませる。
なんと粋なはからいだろう。



梅まつり会場は、1万本もの梅が植わった広大な梅林の一部が解放されたエリアで、花見を楽しむことができる。

既に、花を落とした枝が目立つ中で、この一本はいっぱいの花が誇らしげに陽を返している。

ここは、白梅が大半を占めるため、紅梅が一際目立つ。
八重の花びらが初々しい。

梅の芳香ただよう木の下でひろげたお弁当は、ありきたりの物でも格別だ。
同じ頃、会場内で餅つき大会が始まると、つきたてのきなこ餅が振る舞われるとあって、人の列がどんどん伸びてゆく。
美味しい~って声が飛び交えば、じゃぁ私もって気になり、行列に加わった。
わぁ、つきたてはやっぱ美味~い。

お腹を満たし、散策を再開する。
と、発見!!
かれこれ半年前の感動がよみがえった。
黒豆のポン菓子食べたかったんだよねぇ。
一袋いただくと、ちょと前に五袋まとめ買いした人がいたとのこと。
分からないでもないなぁ、その気持ち。
また、いつ出合えるかしれないし。

美味しい梅見ウォーキングのあとは。。。
黒豆ポン一袋なんて、短時に跡形もなくなった。

こちらは、復路に寄った城陽酒造の梅園に咲く梅。

 

 

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積雪の高円山大文字♪

2016-02-18 | 野山を歩く

この案内板を見逃してはいけない。
「大文字登山口」の小さいプレートが特に重要。
今から目指す高円山への登り口を示す、唯一の道標だから。

近鉄奈良駅を出て東方面の百毫寺を目当てにゆくと、その先にある現場がここ。

登山道は、おびただしい落ち葉に覆われている。
一昨年と同じ、と思いきや状態が著しく異なった。
葉はぐっしょりと濡れ、落ち葉が途切れると泥が靴底にまとわりつく。
途中から眺めた火床に積雪が見て取れたから、雪解けの仕業だろう。

またまた見落としがちな道案内。

どれもこれも、小さな板に書かれたもの。

火床の手前に、面白い木が1本。
左目と尖った口で、無言の誘導をしているみたい。

火床の大半は雪化粧。

その上、強風でメチャクチャ冷た~い。

わずか400m余りの低山なのに、地上とは大違い。
街中が、いやに暖かそうに見える。

 

一欠けらのチョコレートを口に放り込み、水分補給と深呼吸。
10分ほどで我慢も限界をむかえ、長居は無用。

滑りやすい急坂を、ゆっくりゆっくり下山した昨日のこと。

 

 

 

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落ち葉たっぷり 甘南備山♪

2016-02-01 | 野山を歩く

朝の淡い陽射しが心地よい日、再びの甘南備山をめざした。
登り口の駐車場まで車でスイスイ。
前回と同じく、旧登山道から登る。

整備された小路には、全て名前が付けられている。
「日だまりの小路」「木もれ日の小路」には、日差しが降り注ぐ。
清々しさ全開。

ぎっしりと厚く積もった落葉絨毯。
カサコソと乾いた葉が鳴らす伴奏に、歩は軽やかさを増す。

途中に「狸谷」があり、タヌキの遊び場だったりしてね、と冗談交じりの話をしていたのだが。。。
現にタヌキが生息しているらしい。

「雨乞いの小路」に沿った竜王ヶ谷川には、小さな滝が連なっていた。

展望台からの眺望は、その日も良好。

 

樹木を挟み、山裾の小路と国道が並行し、目と鼻の先に見慣れた風景が見え隠れする個所がある。
街はずれの低山だったんだ、と思う瞬間だ。

案内板がしっかりと設置されているので、迷う心配はない。
起伏に富んだ小路は、低山であることを忘れさせる。
昼休憩を含め、4時間ばかり森林浴を楽しんだ。

 

 

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タヌキが可愛い~鶏鳴八滝♪

2016-01-21 | 野山を歩く

信楽町の『鶏鳴八滝』をめぐった。
駐車場の一角に、和風の趣きがいい感じの案内板がある。
そのすぐ横を川が流れ、1つ目の初音の滝を確認。
そして、垂尾の滝~白神の滝~鶏鳴の滝~白蛇の滝~白布の滝~岩しだれの滝~神有の滝、と続く。
山あいを縫って登ってゆくイメージで歩き出した。

4つ目の鶏鳴の滝まで僅か125mゆえ、歩いた感は殆どない。
その日は水量が少ないようで、すべらかな岩肌が広く露出していた。

案内役は、滝名をまあるいお腹に示した信楽焼きのタヌキ。
滝ごとに、この愛嬌で迎えてくれる。
もう、それだけでほっこり。

途中の池で、水面を覆う薄氷を目の当たりにし、冷え込みの凄さを改めて感じる。

離合困難な細い山道が、クマザサに隠れ歩きづらい。
右下は見えないが、踏み外せば悲惨な結末を招きそうな予感が。。。
できる限り左寄りに進む。

最後の神有の滝まで、そう時間は要しなかった。



もっと山歩きが楽しめるものと思い込んでいたから、歩き足りない。
その先は笹ケ岳へ続くが、クマザサが勢いよく一面を覆い尽している。
それでも登る気満々の娘と私を、夫が制した。
クマザサから熊を連想し、先だっての「小坂の滝めぐり」のシーンと重なったようだ。
その思いを後で聞いたのだが、踏み跡のない細道は、そうでなくとも危険をはらんでいたかもしれない。
最終の滝で折り返したのは、きっと正解。。。だよね。
 

 

 

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登り納め~大文字山♪

2015-12-27 | 野山を歩く

今年の登り納めは、3年前と同じく大文字山。
いつも火床の天辺までで折り返していたが、今回は娘と山頂まで登った。

私達の前をゆく高齢の女性が、孫に注意や指示を繰り返している。
5才くらいの男の子は、身軽でピョンピョンと跳ねるように登っていくから気が気ではないようだ。
小休止の時に言葉を交わし、男の子とチョッピリ仲良くなった。
そのA君は、今回が2回目で、初回はわずか3才の時だと言うから驚いてしまう。
すると、たちまち照れて、抱っこしてもらった、とつぶやく様子がめちゃくちゃ可愛い。
横並びになったり、前後になったりしながら、楽しく火床に到着。

さらに、上を目指した。
軽々と先をゆくA君の後を、離れずに登るのが結構しんどい。
息が荒くなりかけた時、頂上が見えた。

単独や2人連れが何組もいて、思い思いに寛いでいる。
遠望しつつ丸太ベンチでランチもできるし、次は、おにぎりを持って来ようかな。

因みに、昨年末の登り納めは、舞鶴へ帰省時の愛宕山だった。

 

 

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天滝(てんだき)を仰ぎ見る♪

2015-12-19 | 野山を歩く

幾度となく天候に見放され、年内は無理かと思われた天滝へついにやってきた。
風はなく薄日もさし、歩くには程よいコンディションだ。
駐車場には、既に4台が止まっていた。

 

準備も整い、さあ出発。

秋が、その色を潜め冬へ移行しようとしていた。
厚く降り積もった、名残り秋の落ち葉を踏みしめ上る。
ほどよく湿り気を帯びた葉っぱの道は、たいそう足に優しい。

キリッと張りつめた山間に絶え間ぬ水音が、気分をシャキッとさせた。
すれ違うのがやっとこさの階段道は、慎重に足を運ぶ。

山手から細い流れが行く手を横切る。

「滑落注意」を呼びかける立札を横目に、ひとまたぎ。

もう一か所も、難なくクリア。

流れが速く、轟音に遮られて声が全く届かない。

幾つかの滝を確認しつつ、上流へと進む。
この階段を上り詰めると、いよいよ天滝。

落差98mの全景が目前に現れた。

岩盤の突起が流れを分かち、幾筋もの複雑な軌跡をえがく。

予定通り、天滝から俵石を目指すことにしよう。
天滝を回り込むように進むと、観瀑台からは味わえない絶景が迫り来た。

名付けの由来通り、天から降るかのように流れ落ちる雄大さに見惚れる。

徐々に滝から遠ざかり、川の流れが緩やかになる。
一方で、たどる道は急斜に激変した。

九十九折りの細道は、いつ終わるとも知れない。
途中で立ち止まり身を起こそうものなら、リュックの重みも手伝って後ろへ倒れそうな恐怖感に襲われる。
それに耐えて遅々と上る、ひたすらのぼる。
しかし、ふと考えた。
どうにか上ったとして、下りは。。。

ストックもないし、ちょっと無理かも~と言うことで踵をかえした。
規則正しく俵を積み重ねたように見える俵石に興味あったんだけど。。。

駐車場へ戻る頃には、山の上空から日光は遠ざかり風も吹きかけた。
どうやら、頃合の下山となったようだ。

 

 

 

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陽光あびて甘南備山(かんなびやま)♪

2015-12-11 | 野山を歩く

近鉄京田辺駅から『甘南備山』を目指す。
駅前通りをひたすら西へ進む。
途中までは、歩道もないに等しい道を、行き交う車を気にしつつ歩く。
山手に折れ、やっと危険を切り抜けると。。。
そこは、高台を切り開いたと思われる住宅街で、かなりの急坂だ。
おのずと汗が噴き出し、不要な上着を剥ぐ。

やがて田園風景が広がり、登山口まで900mの標識を確認すると、心身がのんびりと解れだした。

登山道入り口に駐車場があり、その先に案内板が立つ。
分岐左手の旧登山道を選んだ。
橋あり階段ありの明るい山道が続く。
地元民の散歩コースになっているのか、多くの人を見かけた。

いよいよ展望台へ。
200m余りの低山とはいえ、遥か京都市内まで見渡せる。
かなりの驚き。
京都タワーが微かに尖って見えた。
次は、双眼鏡をもって来なきゃ、と娘。



最後の力を振り絞ったかのような紅葉が、陽射しを浴びて煌めく。
思いがけない光景に、気持ちまで輝きだす。

展望台から折り返し、管理道路を下る。
なだらかなアスファルト道で、とても歩きやすい。

案内板によれば、山全体に、名前の付いた散策路が巡っている。
ぜひ、別ルートも歩いてみたい、気持ちをそそる山だ。

 

 

 

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雨中の「竹田城跡」と「猿尾滝」♪

2015-11-12 | 野山を歩く

何をどうもがいても、天候だけは操作できない。
早朝の街は、しっぽりと雨に濡れていた。
昨夜の予報では、曇りだったのに。
そのうちに上がることを願って、我が家を後にする。

愛車が目指すは、話題になってから久しい兵庫県朝来市の『竹田城跡』。
ずっと気になりつつも、さほど遠くなく、いつでも行けると言う思いが災いしていた。

JR竹田駅近辺に何ヵ所かある駐車場のひとつに車を止める。
どうにか雨も途切れ、曇天の空が重苦しく広がっていた。
竹田駅舎の裏手から「駅裏登山道」を登るつもりで、駅舎内の観光案内所に立ち寄り周辺地図を入手。
駅前にいる私達は、線路を横切るために、来た道を戻り大きく迂回せねばならないらしいが。。。

案内所で得た、近道云々の耳寄り情報。
その近道とは・・・。



小さな鉄橋の下を、腰をかがめてくぐり抜ける。
初っ端から、こんな珍しい体験ができるなんて楽しいね。

約800m(40分)の山道は、きれいに整備されたほぼ完全な階段コース。
5分も登れば、汗が噴き出す。
先をゆく2人連れに追いつき挨拶を交わし、ちょっと立ち話。
その1人から湿度が90%だと聞き、尋常でない暑さの訳を理解する。
早々とパーカーを脱ぎ、腕まくり。
噴き出す汗にタオルはグッショリ。



25分ほど登りくると、何やら建物が見える。
休憩所かな・・・それは無いはずだよねぇ。
辿り着いてみれば、料金所だった。
ってことは、ほぼ登り切ってるんだ。
カウンターに置かれた扇風機がブンブン回っていた。
その前に暫く立ち尽くすと、汗が引いてめちゃくちゃ気持ちいい。

観覧料を払い歩き出すと、泣いても笑ってもあと3分、と係員の励ましが飛んできた。
ここまで来れば、笑って、笑ってゴールだよ。

観覧コースの指示があり、それに沿って歩く。
スケールの大きさに圧倒された。
ロープで仕切られたコース内は、シートが敷き詰められ歩行しやすい。
途中から小雨が降り出し、少々早足で回る。

山々が見事に色付き、深まる秋を堪能した。

下りは「表米神社登山道」を使ったが、こちらも往路に劣らぬ急階段が全てだった。
半ばで、膝がガクガク笑い出す始末。
いにしえ人達の健脚ぶりを思い知る。



街なかから見上げた石垣は、冷たい雨に霞んでいた。

昼食を挟んで、雨天でも平気なスポットへ。
駐車場から2,3分なので、カサを差していても大丈夫。
滝好き一家が訪れたのは、『猿尾滝』。

車道から既に滝の一部を垣間見ることができた。
くねった岩盤を撫でるような流れの上流へ、ぬれ落ち葉を踏みしめ歩を進める。
滑らぬよう足元に注意しながら。

猿の尻尾に似ていることから、その名が付いたとか。
この時季は、紅葉と白の瀑布とのコントラストが美しい。

今にも、尻尾の端が跳ねそうな気がする。
数日前の、小雨に煙る滝壷にて。

 

 

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曽爾高原~ススキがキラリ♪

2015-11-02 | 野山を歩く

数日前の曽爾高原は、色を落とし哀愁を帯びていた。
一昨夏今春に見た緑一面の風景が全てだったので、その変貌ぶりに目を瞠る。

今回は、娘の達ての願いで訪れた。
彼女が喜びそうな、この前と同じコースを歩くことにする。

お亀池の周囲に灯篭が立ち並ぶ。
火が点されれば、幻想的な眺めであろう。

開きかけたススキの穂が、キラキラと陽に遊ぶ。

現地の最高気温17度との予報だったが、ひたすら階段を上がると汗ばむのを通り越して汗が伝う。
朝方は肌寒く、着込んだ上着やシャツを次々と脱ぎ去ってもなお暑い。
半袖姿で颯爽と先を行く人が羨ましくさえ思える。

だが、尾根筋まで上り詰めると、冷ややかな風が当たりだし汗を引き剥がしていく。
堪らなく気持ちがいい。

大小の岩が剥き出しの斜面を上る。
初回は無我夢中で、気が付けば上り切っていた。
次は、慎重にも多少の余裕があった。
で、今回は、余裕綽々のはずが、最も足取りが不安定で恐怖感を覚えた。

展望広場から先へは上がる気になれず、皆も賛同したので折り返すことに。
その前に、遠景をバックに記念の1枚。

亀山峠まで下り、亀山山頂を目指す。
道筋は幅広に下草が焼かれ、邪魔物がなく歩きやすかった。

娘が大喜びの岩場にさしかかった。
全く躊躇することなく、さっさと挑んでいる。

後は、いくつかのアップダウンを繰り返し、山道を抜ければゴールだ。

初めての娘は、いたるところで写真を撮り、立ち止まる回数の多いこと。
お蔭で、ゆっくりと楽しく歩き終えた。

今回のランチも、曽爾高原ファームガーデンにて、お米パンとヨーグルトを買い込んでベンチで頂いた。
できれば、レストラン「すすきの館」でランチと洒落こみたかったのだが、待ち列ができていたので諦めた。
でも、やっぱり気になるなぁ。



 

 

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春日山遊歩道~春日山原始林を一回り♪

2015-09-17 | 野山を歩く

世界遺産である春日山原始林。
そこを一回りできる『春日山遊歩道』を歩いてみよう、ってことになり最寄駅から電車に乗る。
そして、降り立った近鉄奈良駅から東へ2kmほどの、遊歩道北入り口を目指した。

なだらかな幅広の遊歩道は、とても歩きやすく出足は上々。
日常のウォーキングと思しき数人とすれ違った。
自分たちの足音だけが唯一の静寂の中で、人の気配に安堵する。
若草山山頂で、ちょうどいい頃合の小休止。
駅から歩きづめだった足を、ベンチで解す。
草を食む鹿の群が微笑ましく、屈託ない彼らの優しい眼差しに癒され腰を上げた。

山頂を後にし、若草山ドライブウェイから続く『春日奥山道路』に入る。
始点の鎌研交番所から芳山交番所のちょっと先の終点までをそう呼ぶ。
交番所といっても、警察の交番ではなく監視係員の詰所だ。

春日奥山道路は、ほんまにドライブウェイなのって疑いたくなるほどの未舗装道だった。
環境上、手を加えられないのか。
急カーブだけは部分舗装され、安全対策はなされている。
その日は、車の走行もなく安心しきっていたら。。。
水分補給で立ち止まった途端に、耳元をかすめた恐怖音。
1匹の大きな蜂(多分スズメバチだろう)に、のんびりムードは急変した。
静止すると、と言うより身体が固まって動けなかったのだが。
偵察が任務なのか、無抵抗とみてどこかへ消えた。

スズメバチに集団が襲われたニュースを見たばかりで、その懸念をしていた。
だから、鎌研交番所でわざわざ蜂の有無を確認した。
「大丈夫ですよ」の爽やか笑顔を信用して、全く不用心だったところに不意をつかれ驚いたのなんのって。



春日奥山 最大の山桜。
ひねり上げたような太い幹は、幾本にも分かれ、頭上にアーチをえがく。
春になれば、あたりは淡く霞むことだろう。

蝉の声が、明るい木立の間を透けてゆく。
その声は、彼女に届くかしら。

などと、蝉の心配をしている場合ではなかった。
世界遺産記念石碑をバックに写真を撮っていると、平穏は又してもやぶられた。
後をつけてきたのかもしれない巨大蜂の羽音におののく。
その場にうずくまって息をひそめると、スッといなくなったが、生きた心地がしなかった。



春日奥山道路は、『春日山遊歩道』と『東海自然歩道(旧柳生街道)』に分かれ、一旦『首切り地蔵休憩所』で合流し、再び分岐する。
近道だし、東海自然歩道を下りたい。
休憩所で昼休憩をするグループに問うたところ、キレイな道だと言われ気をよくした。

多少のぬかるみはあるが、大したことはない。
だが、半分以上が石畳で、雨上がりなど石面が濡れていると危険かも。
そうでなくても、下りに選んだのは間違いだったと歩き出してから思う。
かなりの急斜で、ただでも下りが苦手な私の膝は、チョット元気をなくしてしまった。

階段が無くとても歩きやすいので、9kmの距離もさほど気にならない。
駅からの距離を加えても、13kmほどだし。
次は、逆回りがいいな。
蜂のいない季節に。

頑張ったご褒美ランチに、『かめや』の暖簾をくぐる。
う~ん、美味い~疲れが吹っ飛ぶ~。
冷コーのサービスまであるんだよ。

お疲れさま~♪





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箕面公園~みのお大滝♪

2015-08-03 | 野山を歩く

昨朝、市営箕面駅前第2駐車場に車を止めた。
9時半ともなれば、戸外はすでに炎天下。

うちわ片手に、箕面滝を目指す。
暑さになんて負けてはいられない、って人の多いこと。
それが励みになる。

阪急箕面駅から箕面滝までが2、8km。
駐車場からだと、3km以上かも。
駅前からはずっと上り坂が続く。

殆ど風もなく、蒸し暑いことこの上ない。
うちわなどは、無いよりマシかなってくらいの気休め。
手が疲れるだけだし、早々に仕舞う。

アスファルト道が通り、茶店や土産物屋が並ぶ。
高級そうな喫茶店もあった。
静かな自然探索コースとは程遠い。

暫くして、展望台への入り口を見つけた。
400m、380段とある。
滝までの往復だけでは、当然歩き足りないはず。
引き込まれるように階段道へ折れた。

多種の階段構成で、全てが手強かった。
一段たりとも気が抜けない。

往復して本筋に戻ると既に汗だく。
でも、階段の試練後は坂道も楽々クリア。

ほんの少し空気が代わり、涼しいはずなんだろうけど。
体内から発生する熱量も半端なく、一向に火照りはおさまらない。

滝まで上り詰めると、観瀑用のベンチは大賑わい。
気温は地上より7度も低いらしいが、30度近くはあるはずだ。
極暑の日差しがジリジリと肌を焦がす中で、腰を据えるには忍耐がいる。



少し離れた木陰から眺めることにした。
目には涼やかでも、まとわりつく熱気になすすべもなく佇む。

戻りの下り坂は楽ちんで、俄然元気づく。
川べりに「川床料理」の看板があがっている。
昼時とあって、ランチを楽しむ人の姿が見受けられた。
でも、きっと暑いだろうね。

川の流れの濁りが、最初から気になっていた。
滝壷のすぐ下流を含む数ヶ所で、大勢の家族連れが水遊びをしている。
公園ならではの情景だが、その影響なのかしら。


 

 

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赤目四十八滝♪

2015-07-14 | 野山を歩く

赤目四十八滝の最終「巌窟滝」までの散策路を往復しようとしていた。
有料駐車場は、ほぼ満車。
観光バスも数台見かけた。
考えることは同じ、涼を求める人たちで溢れていた。

赤目牛をなでなで、ご利益があるそうな。



足元に気を付けて、さあ出発。



ミストが浮遊する。
途中にある寒暖計が22度を示していた。
京都は、30度を優に超えていたらしいが。
ここは、地上の現実とはかけ離れた別天地だ。

場所によっては、エアコン並みの風が流れ、ひんやりと気持ちがいい。



パンフレットの写真よりも豪快。
水量が多い日だったのかもしれない。

布曳滝を前にして、お弁当を食す。

瀑布に続き、静かなる渓流と渓流瀑。

移動中は足元凝視、ゆく先々の滝に立ち止まり魅了され、を繰り返す。
ふと反対側に目を遣ると、滝のミニチュア版があった。
いいよね、こんなの。

片道3,290mの道筋に、大小20以上の滝があるのだが、中には見落としたものもあった。

瀑音が荒々しく身体を駆け抜け、地中に吸い込まれてゆく。
体内が浄化されるような心地よさ。

滝を斜めから一心に眺める若いカップル。
岩に横並びで腰かけ、微動だにしない。
羨ましい光景だ。
私もこの場で佇みたいけど、家族連れには許されない。
恋愛時代ならどうだったかな・・・なんて、ふと思ったり。


帰路は、容赦ない蒸し暑さが待ち構えていた。

 

 

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深草トレイル 自然探索コース と 力餅食堂♪

2015-07-05 | 野山を歩く

曇り空に降水確率10%のおまけ付きだが、それごときでは怯まない。
深草トレイル「大岩山展望所コース」に続き、「自然探索コース」を歩いた。



JR稲荷駅改札の真ん前に建つ伏見稲荷大社の大鳥居。
そこを始点に、本殿の横手から千本鳥居を抜けるコースをゆく。
千本鳥居の分岐点には「右側通行」の指示があり、登りはかなり混みあって動きそうにもない。
ならば、と脇道からショートカットすることにした。
調子よく、どんどん進んだはいいが、なかなか深草トレイルと交わらない。
どうも様子が変だ。

再スタートを決め千本鳥居を暫く下る。
中ほどに来て見つけたものは。。。

これだよ、これ、この道標。
素直に右側の鳥居をくぐっていれば、迷うことはなかったはず。
初っ端から反省。



なだらかな山道は、「竹乃下道」と名付けられていた。

その名の通り、竹林を縫って造られた遊歩道が続く。

緑の濃淡に、可憐な小花が白く発光するかのように鮮やかだ。

歩きはじめから、細雨が降ったり止んだりを繰り返していた。
しかし、竹のアーケードに守られて殆ど気にならない。
汗ばみつつも涼しさを感じる竹林の道は、美しさに加え清々しい。
気持ちいいウオーキングの終点は、京阪藤森駅。

雨を心配して、弁当を持たなかった。
おかげで、感動の出合いが。。。

いなり寿司とおはぎの店頭販売を見つけた。
テイクアウトだけでなく、「力餅食堂」の店内で食べられるなんて嬉しいねぇ。
その上「ある方が食べやすいでしょ」と出された吸い物はサービスですって。
何と客本位の店だこと。
丼ぶり物に付く吸い物と同じで、とても美味しい。

具だくさんの寿司飯が、大振りの揚げから豪快にはみ出している。
おはぎは餡がたっぷり。
甘さが控えめで、ペロリと食す。

引っ切り無しに客が入れ替わる。
地元の常連さんが殆どだ。
注文の仕方も、「〇〇丼とおはぎ」とか「〇〇うどんとお稲荷さん2個」って具合。

「ごゆっくりどうぞ」と何度も声を掛けられ、ほっこり長居客は私たちだけ。
忙しいはずなのに、落ち着いた店内は居心地がいい。
身も心も膨らんで、ごちそうさま。

今回も歩き足りないということで、近鉄桃山御陵前駅までウォーキング。
帰宅後、降り出した雨が本降りになった。
よくぞ持ち堪えてくれたものだ。

 

 ==前回の伏見稲荷大社==




 

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大阪府民の森~ぬかた園地へ再び♪

2015-06-29 | 野山を歩く

微妙に雨予報がずれ込む昨今。
天気予報をチェックしつつ、どうやら大丈夫そうと判断した翌朝『ぬかた園地』を目指した。

途中、幾度となく微雨がフロントガラスを濡らす。
遠く生駒山頂を雲がかすめている様にも見えた。
だが、心配には及ばず、曇り空に時折り晴れ間がのぞきだす。

生駒遊園駐車場に車を停め、そのわきから辻子谷ハイキングコースに入った。
今日は、同じ道をたどる人も多い。

さぁて、昨年に続き再びのあじさい園へGO~!

まるで抹茶チョコ。
レンズを合わせていると、見に来た対象が違う、と置いてきぼり。
家族を含め、誰一人として興味を示す人はいない。
こういうのって好きなんだなぁ。

あじさい祭りの開催中で、かなりの人が行き交う。

いつ頃からか、カタツムリを見なくなった。
そう話していた矢先、いるじゃないの。
茶色に黒筋の印象しかない私が釘付けになったのは、スケルトンみたいな色白さん。
これが今風なのかな。

あっ、こっちにも。
やはり日焼け知らず。

気持ちよさそうに、花のベッドでまどろんでいる。
珍しがってはしゃいでいるのは私たち家族だけだが、構うものか。
多方向からシャッターをきる。

遊歩道を折り返してくると、葉っぱに舞台を移し、伸び伸びポーズ。
紫陽花には、やっぱりカタツムリが似合う。

生駒遊園地に戻り、園内をウロウロ。
娘の目に留まったのはゴーカート。
小さな子が驚くほど上手に走らせている。

さて、娘の腕前は。。。



自動車とは勝手が違い、手こずったと言う。
メチャ上手いと思ったけどなぁ。

知人も同日に行ったらしいが、ちょうど私たちと入れ違いだった。
その彼女いわく、カタツムリを葉っぱごと持ち帰る人がいたと。
絶句する。

撮ってもいいけど、取っちゃダメよね。

 

 

 

 

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