奈良は東向き南通りの「おしゃべりな亀」にランチの席をとった。
人気があるらしく賑わっている。
オムライスは久しいなぁ。
デザートやドリンクのセットメニューもあったが、長居するには向かなさそうな雰囲気だし単品を注文。
普通サイズのオムライスに乗っかったトンカツが、いやに挑戦的だ。
選べるソースのデミグラスも、これでもかとタップリ目。
雰囲気がどうこう言う前に、セットにしなくてよかったと本気で思った。

この三重層が、やがて三重苦に。。。
許容限度をこえつつも、フンワリ卵とあっさりめのソースに助けられ、努力をもって完食できた。
真ん丸になった腹部をかかえ、腹ごなしの散策開始。
当てもなく、角に来ればさてどっち。
全く知らない道も通過する。
そして・・・三条通りをJR奈良駅に向かうのは、かれこれ十年ぶりのことだろうか。
建造物や店舗の多くが様変わりして驚いた。
晴れがましさが上塗りされたような違和感があり、私の中に眠る記憶と反りが合わない。
建て替えられたJR奈良駅舎も、どういう見かたをすれば「奈良」が浮き上ってくるのだろうか。
にわかに哀愁を帯びる。
外見だけで県外人が好き勝手を言うとはけしからん、とお叱りを受けるかもしれないが。
その昔何度となく利用した珈琲館は、変わらぬ佇まいで健在だった。
懐かしい想いでドアを押す。
禁煙席を希望すると、選択肢は三席。
先客の間の一席はせせこましい。
あとの二席は、入口からすぐで落ち着かない上に開閉時に吹き込む冷気に耐えねばならい。
思案の余地はなしと踵を返す。
間髪入れずに、スタッフの声が追いかけてきた。
別の禁煙席に案内していただけるそうだ。
ならばと、スタッフの後に続く。
禁煙席と喫煙席の傍らを通り過ぎ・・・。
その奥のドアが開かれた。
わぁい、特別室だ。
四つの大きなテーブルをたくさんの椅子が囲んでいる。
待てよ・・・、ホワイトボードまで備わったこの部屋ってミーティングルーム?
実際にその利用方法もあると後で知った。
だが、メニューの常備から察するに、客を逃さないための策として個人用の普段使いも兼ねているようだ。
広くたって個室には違いないのだから、ご機嫌。
メニューを繰って、え~~っ?!
デキャンタ??ビール(他に何かあったっけ)しか知らんよねぇ!!
コーヒーのデキャンタだって~ぇ。
興味津津、もうそれしか目に入ってない。
百円玉ひとつ足せば、カップ二杯分とはメチャお得やないの。
冷めても構わなく飲める人なら、断然おすすめ。

いただいたグアテマラの美味しいこと。
こくがあり、ほのかに甘い香りに魅了されつつ、お喋り全開。
他に入室者もなく、貸切部屋で気兼ねなく楽しい時は過ぎゆきて。。。
デキャンタにしてよかったよ。
最後のひと口で、お喋りにも終止符を打った。
==オムライス色々==
やまぼうし
京都オムライス ルフ
セルポア
