。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

水口町に ”おかやま” と ”くらしき” が♪

2014-03-21 | カフェ(滋賀)

古城山の水口岡山城跡への道を歩いた。
レジャー組は、他に2人連れの2組と出会ったのみ。
1人の工事作業員と発掘作業員が4名ばかり仕事中だった。
大量の瓦が出土したらしい。

城跡一帯は、やたらと太い切り株が点在し、伐採のすごさを物語っていた。
そうして手に入れた明るさが、絶対不可欠の現状ゆえ、やむを得ずともいえようが。

残された樹木は伸び放題。
階段の丸太は所どころ朽ちて土が傾れ、危険がいっぱい。
以前は公園だったのか、その名残の木製ゲートが無残な姿で残っていた。
石垣も草木に隠れ、崩れて埋もれていたりする。

1人置いてきぼりにされたら、昼間でもいやだなぁ。
ここまで荒廃すると、地元住民でさえも近づかないだろう。
知らずに来る遠方客は余計にガッカリだ。



お陰さまで見晴らしはよく、ベンチの設置数も申し分ない。
遠望がきくベンチでおにぎりを食む。
吹き抜ける風は、チョッピリ春をはらんで軽くなった気がした。

発掘がより進めば、少しは整備されるだろうか。
ぜひ、そうありたい。 

帰りの道すがら、ハッと思った次の瞬間には店の駐車場にいた。
大きな蔵が喫茶店の看板をあげていた。
水口で見つけたんだよ 蔵四季 ”くらしき” をね。

蔵だから店内も和風を想像していたら、アンティークで大人な空間だった。
カウンター越しの壁面には、とりどりのカップがおとなしく出番を待っている。
私のために選ばれたのは、その日の空と重なる色合いのブルー。

手作りのケーキは、甘さ控えめのハートを感じる絶品。
泡のようにスッと溶ける生クリームと、米粉とあずき入りシフォンとの仲睦まじさに心が動く。
手作りクッキーも販売されていたが、食せずとも美味に違いない。

もうひとつの売りは、炭火焙煎珈琲。
神戸の店から取り寄せる、こだわりの珈琲豆が使われている。
ひと口含めば香ばしさが鼻腔を、と同時にほろ苦さが口腔を占拠し、こういうの好きだなぁ・・・陶酔すること暫し。

ケーキと珈琲豆の話の続きに、建物について問いかけた。
蔵を改造したものなのか、はたまた。
建築のさい、町並みの景観からはみ出さないように、外観のみを蔵のイメージにしたそうだ。

1人で入ってきた女性は、出かけたついでのようで常連ぽかった。
日差しをうけた窓際には、主婦のグループが集っている。
蔵四季が愛される店であることは、初めての私にも汲み取れた。

 

 

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シャトレーヌ♪

2012-08-25 | カフェ(滋賀)

ヒグラシが、名残惜しむように晩夏を奏でる。
それを耳にしつつ、群れ飛ぶアキアカネを目で追う。

秋の本隊は、もう近くに潜んでいそうだ。
酷残暑が攻略されるのは、もうじき。

ここは、大津プリンスホテルのロビーラウンジ「シャトレーヌ」。
ガラス越しの屋外プールは、親子連れで賑わっていた。

窓いっぱいに広がる琵琶湖の空の、なんと涼しそうなこと。
木々を揺らすのが温風だとは、とても思えない。

白いピアノからは、自動演奏が流れている。
記憶をくすぐるポップスが小気味よい。

身の置き所が定まらないソファーに少々てこずる。
テーブルがもうチョット高めだと嬉しい。
と、思ったのは最初だけ。

穏やかな甘さに脳が支配され、すべてが丸みを帯びてくる。
コーヒーのお代わりもスムーズ。
そして、お喋りに明け暮れる。


幸せのシュークリーム~メゾン ローズ♪

2012-08-10 | カフェ(滋賀)



ここは南フランスの片田舎。

生クリームをぬりたぐった壁が、容赦ない日差しに融けてしまわないか心配になる。
いかにも美味しそうな、お菓子の家。

そんな形容がピッタリのスイーツカフェ。
お菓子造りの家は、お菓子作りの家だった。
閑静な住宅街にあって、なにくわぬ顔でとけ込んでいる。

店内もヨーロピアン風な造りだ。



一日限定120個のシュークリームは、ナイフとフォークでいただく。

一見かたそうなシュー皮。
ところがどっこい、あてたナイフがいとも簡単に皮を通過する。
それだけで、もう興奮気味。

パテシエの心意気を感じる、満タンのカスタードクリーム。
皮もろ共の口どけの良さは、驚きと嬉しさの極みをゆく。
これさえあれば他のケーキは望むまい、と思わせる絶品。

すこしずつ少しずつ、フォークの先で舌上にのせる。
幸せが長く続くように。

離れの静かな小部屋を二人じめして、優雅な異国情緒に包まれたひと時。
まだまだ夏光が乱れ飛ぶ、残暑きびしき琵琶湖あたり。


迷宮殿のフルーツバスケット~ ロイヤル オーク ホテル♪

2011-08-26 | カフェ(滋賀)


とつぜん、ポッカリあらわれた空間に目をみはる。
これは白日夢?
どうやら、どこかの宮殿に迷いこんでしまったようだ。

  

とぎれぬ視線を四方八方にめぐらす。
吹き抜け大天井のまん中はステンドグラス風で、星くずをまとった天使がいまにも舞いおりてきそう。
思わずため息がもれる。
曲線でデザインされたクラシックな造りに、気分までまあるくなったころ・・・・・・。

2階のカフェにいた。
そう、ここは ロイヤル オーク ホテルのなか。

ケーキセットのケーキサンプルを、きょときょとと見比べる。
女性に大人気だと聞き、選びべたの私がそくざにくい付いたのは「フルーツバスケット」。

 
フルーツバスケット                    バナナとレモンの・・・(うろ覚え)
   
チョコの蝶々が羽を休めるこんもりフルーツの下には、チーズムースがたっぷり詰まっていて、クッキーのカゴもろともいただける。
とても手の込んだ芸術作品なだけに、崩すのが惜しくてためらってしまったが。。。
2品とも、素材の自己主張がそれぞれに揺るぎなく、かつ調和している。
品のよい甘さは舌となじんだあと、サラッと引いて残らない。
いくつでも食べられそう、などと珍しく思ってしまう。
私としては、ずい分と暫くぶりの感動をえた。

コーヒーのお代わりを問うスタッフの、急かさず待たせずのタイミングは最たるものだ。
その、ほどよい距離感に、安らぎはグンと嵩をます。

 

窓越しにイングリッシュガーデンを見下ろす席は、背もたれだけの椅子だった。
でも、気分は貴賓席。
それが、もっと掛け心地よかったならば・・・

                        まだまだ話し込んだことだろう。