。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

セミにも方言が♪

2011-07-30 | ゆみのひとりごと


蛙鳴と寝入り、蝉噪に目覚める。
恒例の夏模様。

一匹が鳴き出すと、われも負けじと追従する。
周辺の樹木は、血気に逸るセミたちのたまり場となりつつある。
寸刻を惜しみ、根限り鳴きつづける彼らはとても甲斐甲斐しい。

セミとくれば・・・。                                     

セミ捕りは言うにおよばず・・・夏休み・麦わら帽子・スイカ・かき氷・ラムネ・プール・・・。
小学生の夏、その折々のタイムカプセルが弾ける。
うちわと扇風機さえあれば十分に涼がとれた時代だ。
過ごしやすい夏だったと、今だから言える。
夕立が昼間の熱気をかき消して、ぎょうずい後の夕涼みは心地よかった。
花火遊びの子供たちがいて、縁側将棋に興じるおじさんたち、井戸端会議に熱中するおばさんたちの図。

それと、もう一つ。
この時期になると、必ず思い出す話題がある。
数年前に、セミ列島を西へ旅した時のこと。
ところ変われば同種のセミでも鳴きかたが違うと、バスガイドのお姉さんから教わった。
セミにも方言があるとは、初耳だった。
それ以来、ゆく先々でセミの声が気になって仕方ない。
その違いとやらを知りたくて、耳を傾けてはみるものの・・・。
セミ語を認識しない私に、それを識別するなど10年早い、いや一生無理。
あの、しぼり出すような音の反復にしか聞こえない。
いまだに私の中では、十把一からげのままだ。


       ≪セミ予報≫       
  
          今日も快晴のもと、各地でせみ時雨となるでしょう。
          もちろん、ご当地語で・・・。

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晴れのち曇り♪

2011-07-25 | ゆみのひとりごと


陽光が勢いづいた今、遮光手段として活躍するのが日傘だ。
UVカットが騒がれだして久しいが、さほど気にはしていなかった。

99.8%UVカットが謳い文句の日傘を手に入れた娘は、素晴らしいと満足顔。
それには見向きもしない私だった。
愛用の日傘があるんだもの。
私を陽射しから守り続ける10年の間に日焼けし、黒色もすっかり赤茶けていたが。
それでも手放せず、今夏もお供にしていた。

その日は、肌に食い込む焦熱をとりわけ激しく感じ、日傘は飾り物かと思うほどの酷暑だった。
試しに、娘のものとさし比べをして驚がくした。
実際に、飾り物以下と化していたからだ。
ぼちぼち引退の時をむかえたかな。

思い切って、娘のより上をゆく、UV99.9%カット(ほんまかなぁ?)の晴雨兼用を購入した。
0.1%が欠ける理由はいかに。
あえて 100%としないところがおもしろい。
色んな意味合いで融通性があって、販売会社には都合がいいのかもしれない。

  

使うほどに満悦。
空からの暑さは、かなり遮ってくれる。
しかし、午後になると、地面からの反射熱が全身を射る。
下向きにさすカサがほしくなるほどに。

先日、ウキウキと出かけた娘が、見事なまでに落胆してもどった。
551がある時・・・ない時・・・みたいな変貌ぶりだ。
聞けば、お気に入りの日傘をなくしたと言うではないか。
出先の駅トイレに置き忘れ、気づいて引返したが時おそし。
すでに、消えていた。
しょげるのも無理はない。
大好きなおばあちゃんからのプレゼントだったから。
たった2ヶ月間のつき合いでは短すぎる。

駅へ問い合わせもしたが、届けられてはいなかった。
いちるの望みも消え、
「おばあちゃんに謝らなあかんわ・・・。」
と、自分の不注意でなくしたことを電話で話しつつも、ショックが隠せないでいた。

夏空がこんなに晴れ渡っているのに、気分はちょっぴり曇り空。
カサを持ち去りし人よ、日陰の日々がずっと続かぬようご用心あれ。

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酒ときどきビール♪

2011-07-19 | ふるさと


この3連休、ちょっぴり早いが、母の誕生日を祝いに帰省した。
一人暮らしのため、心細い思いをさせている。
すぐに会えないから、せめて好きな時に気兼ねなく話せるよう、固定電話は両家共に「eo光」だ。
どれだけ話してもタダなのが、すこぶる嬉しい。
そこで、ついつい長電話になってしまうのだが。

80歳近くなった今も元気で、毎日の散歩を欠かさない母には頭が下がる。
手先が器用で、物作りが大好き。
ボケとは全く無縁だ。
年齢よりも若く見え、動きもテキパキと若々しい自慢の母だ。
その母をこよなく愛した父の仏前で、朝に夕に般若心経を唱えるのが母の日課だ。
並んで、皆が手を合わせた。

「お父ちゃん、暑なったし、ワンカップはちょっとおいといて、生ビールにしよか。」
「せやけど、おじいちゃんがビール飲んでるとこ、見たことないよな。」
「ずぅっと、お酒やったもんなぁ。」
和の酒を、ひたすら好いた父だった。
しかし、寛容な父は、子供のいたずらを共に楽しんでくれるだろう。
愉快なロウソクを見つけ、即買いした娘に苦笑しつつも。

  

位牌のかたわらの絵手紙。
趣味の域を超越した、千葉に住む叔母の秀作だ。
いつも、見惚れる。
同じく、誰もの願いだ。
父の性分だと、かなり忠実に東西南北と奔走しているに違いない。

・・・父が・・・おじいちゃんが・・・。
『・・・守ってくれたんかなぁ・・・』
『・・・思いとどまらせてくれたんやろか・・・』
『・・・きっと、助けてくれたんやわ・・・』
『・・・気ぃつけやって、暗示かもしれへん・・・』
折にふれて、亡き父を登場させる。

日々、ご苦労さま。
これじゃ、天国でも気が休まらないって?
そう言わずに、これからも見守りつづけてね。
さぁさっ、お疲れなおしに、ググッと~!!              

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透かし千鳥紋の足~京都伝統工芸館♪

2011-07-14 | 京都を行く


またしても、炎天下に京都を目指す。
京都伝統工芸館のチケットを入手したのがいけなかった。
今度は私が誘うがわに。

常設と伝統工芸大学生の作品が展示されている。
建物に入ると、まず学生作の木製仏像に迎えられた。
そこが、寺のお堂であってもおかしくはないほどの美しい姿だ。

実演コーナーでは、その制作過程を間近で見られる。
木工芸、竹細工と続き、金属工芸では、七宝焼の透きとおる繊細さに興味津々。
質問も交えながら、色々と話を聞いた。
ふと、目に留まった真鍮のしおり。
入館時に、サービス券と交換で、各種多数のオリジナル作品の中から選んだのと同じものだ。

  

それを見せると、彼女たち卒業生が作ったものだとの返事。
糸鋸で形を抜くのだが、千鳥の足は高難度らしい。
「じゃぁ、そっちの方が値打ちがあるんだ。」
と、花形のシンプルなしおりを手にした友達は残念そうだった。
そうとは知らず、デザインのみで決めたけど、お得だったかしら。

4階までをくまなく鑑賞すること約2時間。
その間、私たち以外に誰もいない不思議。
こんな所もあるのだ。
これで成り立つのか・・・との心配は不要だと気づく。
何てったって、運営するのが財団法人。
来館者の有無など、関係ないわけだ。

涼しくランチして、我が家へたどり着いたものの。。。
身体の火照りと疲労をかかえたまま、へたりこむ。
外出は節電協力と言えども、この暑さゆえ、マイ消費パワーもうなぎ上り。
じつに、エネルギーの体内生産が追いつかない。

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和・和・「わぁ~~っ!!」~「草乃しずか日本刺繍展」・「栄寿庵」♪

2011-07-12 | 京都を行く


こう暑くては、筆を執る手も鈍るというものだ。
集中力は消え失せ、寸断された思考回路は、再閉路に失敗をくり返している。
この体たらくを何としよう。

猛暑をむかえ、随所で節電の工夫や努力に拍車がかかる。
家を空けることも一役かうならばと、大手を振って出かけることにした。

友達にチケットがあるからと誘われた 「草乃しずか日本刺繍展」 を見るべく、京都駅へと向かった。
私鉄ホーム、待合室の窓は全開だ。
いっそのこと、昼間は不要な電灯も消灯すればいいのに、とイエローカード。

会場には、着物や帯、屏風など 150 点ほどの作品が展示されていた。
なんと繊細な日本美だろう。
刺繍と言えば、クロスステッチの経験しかない私にとって、それはまるで別世界。
高尚かつ精妙な技術に見惚れる。
全国に 260 人のお弟子さんがいらしゃるそうだが、時間と金銭的余裕がたっぷりと必要なんだろうな。
私には手の届かない趣味だと思いつつ、贅沢な目の保養をさせていただいた。

ここでも、またもや節電チェック。
ストレスになるほどの、冷房の効きすぎはいただけない。
客商売ならば、節電云々の前に、客の快適さを考えるのが第一ではないか。
それが、節電にもつながるのだから一石二鳥だ。
早くも二枚目のイエローカード。

  

目で楽しんだ後は、舌で楽しもう。
駅前のヨドバシビル1階 「栄寿庵」 へレッツゴー!
京のおばんざいビュッフェで、とても美味。
3度目の来店だ。
料理は、しっかりなのに優しくて、変化に富んだ味付けで、とても丁寧な仕上がりだ。
充実のデザートコーナーと、フリードリンクつき。
「ホームページを見ました」 の一言で、10 %引きに加え、クマのストラップまでプレゼント。
ポイントカードもあって、これまた嬉しい。
スタッフの方々の対応は、スムーズに穏やかで、とてもスマート。
70分制だが、その日は空席もあり長居させてくださったようだ。
空調がほどよい静穏の時に、暑中であることさえ忘れてしまう。

いざ帰宅・・・「わぁ~~っ!!」 と玄関で後ずさる。 
閉めきった室内は、呼吸もためらうほどに、よどんだ暑気が湧きかえっていた。
窓という窓すべてを開放し、扇風機をブンブンまわして、熱気を外へ追いやった。
そこで、やっと人心地がつく。

この暑さと決別できぬなら、知恵くらべをしつつ、仲良く同居するしかない。

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オンリー ワン♪

2011-07-05 | 趣味&体験教室


3月の終わりに、六臂窯で作った陶芸作品ができあがってきた。
あら?
随分と小さくなって、驚きの色が隠せない二人。
2割がた縮むのは、承知の上だったが。

 ゆみ作

以前に娘が使っていたご飯茶碗を、私がうっかり割ってしまった。
それも彼女自作のお気に入りだったので、ショックは大きかった。
その負い目もあって、茶碗は娘のための物だ。
しかし、小ぶりなのに重く、手にしっくりとこない。
それなのに、快く受け取ってくれたことに胸をなでおろす。

 あゆ作

ずんぐりと重量感がありすぎて、せいぜい鉛筆立てかなと気落ちしていた娘。
ほどよい収縮のおかげで、思い描いていたタンブラーの誕生に歓喜。
色合いも素敵だ。

「いびつなとこがええよね。」
「素人の手作りって、温かみもあるし。」
せいぜい自分達で褒めておこう。
思いがいっぱい練りこまれたオンリーワン。
さっそく食器棚に紛れ込んだ。

焼成までに3ヶ月の時を要するには、ちょっとしたエピソードがあった。
私達の前に、高齢者の方々が体験されていた。
「1日でも早く見せてあげたい。」
その施設側の要望に応え、予定外で窯に火入れしたばかりだとか。
で、次回はかなり先延ばしになる・・・ってな訳だった。
「お年寄りは、待つのが苦手な方が多いですもんね。」
「いやぁ、せっかちとかじゃなくて・・・『残された日が、時間が少ないから、早く見せてあげたい。』ってことらしいですよ。」と、六臂先生。
私の軽いひとことは、その重い意味合いに一瞬にして飲み込まれた。

作品を眺めつつ、3ヶ月前の体験昼食時に交わした会話が脳裏をよぎった。
全ては、生きていればこそ。
できたてホヤホヤの器を手土産に、近々、母の顔を見に行くとしよう。 

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