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。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

繖山(きぬがさやま)♪

2013-11-03 | 野山を歩く

夏がだらだらと長居しているかと思えば、次から次へと台風続き。
その後、限定の短い秋晴れと聞けば、山が我を呼ぶ。

東近江を一望できるらしい繖山を目指した。
裾野にある、安土文芸の郷に車を止めてスタート。
なのだが・・・。
登り口はいくつもあって、そのどれもが全く把握できていない。

周辺の絵地図案内を見るかぎりでは、レストランの裏手から階段が続いている。
駐車場から見あげる頂上と思しきあたりの真下だ。
山に向かって歩き出し、木々の間に見え隠れする階段を発見。
喜び勇んで近づけば、途中に幾つかの踊場をもうけた滑り台のための階段ぽい。

立て札も何もないのが少々腑に落ちないが。
子供の遊び場なんだから安全に違いないと、調子よく上り出した。

ところが。。。
滑り台の終わりと共に階段も途切れていた。
その先は、ただ山の斜面が広がっているだけ。
むき出しの木の根と、石がごろごろ。
道なき不安よりも、息吹き込んだ風船のように冒険心が膨らんだ。

踏み後もなく、誰も好まない進路に思われた。
ところが、あら・・・赤や黄色のテープが枝に結ばれている。
なんだか力がみなぎってきた。
先人がつけた目印をありがたく信じて導かれるままに。

登る途中で何度も振り返ったが、下りるのは絶対無理(人はどうあれ私には)。
上り来たのさえ疑いたくなる極急斜に目がくらみそうだった。

道標などあるはずもなく、どの辺りなのかさえわからない。
ひたすら上を目指すうちに、階段道とまじわった。
それが正規のルートらしい。



風景も足場も変わり、先が見えてきた安堵感をいだく。
だが、ホッとしたのは、ほんの束の間。
行けども行けども伸びる階段。
段差が高すぎて、私の歩幅には到底あわない。
我が身長が足りないだけ、とも言えるが。
また、遊歩道だが低木に覆われ歩き辛い箇所もあった。

階段面に、ふんわりと耕された土場が数え切れなくある。
イノシシが掘り起こしたものなのかしら。
などと思い巡らしているものだから、突然の物音にドキッとする。
よく聞き分ければ、ガサッと枝が落ちた音だったりするから可笑しい。

頂上までの道のりには、きっちりと階段が詰め込まれていた。
後半に差し掛かると、立ち止まりながら息を整えながらのゆっくりペースになる。
しかし、歩き始めた一年前と比べれば、苦痛は激減した。
まさに継続の賜物だ。

山頂で、少々遅いお弁当タイム。
やっと視界が開け、湖国の大パノラマを望む。
雲が邪魔をしなければ、琵琶湖もくっきりと見えただろうに。

標高430mとはいえ、風は冷たさを含んでいた。
ほんの暫くで汗が乾き、寒さが忍び寄ってくる。
慌てて上着を羽織った。

さて後半は、桑實寺方面へ下る。
しばらくして、階段遊歩道から寺の私有地へ分け入った。
石段の裏参道につながっている。
手入れされた様子はない。

口数も少なに、ひたすら石面に足をおろす。
爪先の感覚が鈍くなるが、ここで躓けば・・・と気を引き締める。

石段のゴールが境内への裏口。
ピ~ンポ~ン♪♪ な、な、なんとセンサーが設置されていた。
これで、拝観料の取りこぼしはないってことね。
一回りして振り出しにもどる最短コースゆえ、通らぬわけにはいかない。

とりあえず、本堂をチラッと横目に表参道へ抜けた。
さすがに表だけあって、ていねいに敷きつめられた石段だが。。。
まさか、最後までこれが続くの?!
そのまさかは、まさしく怖ろしい現実で、地上に着く最後の一歩まで階段だった。

荒れ斜面と階段構成のルート。
終わってみれば、二度目はないかなぁ。
いつだって思うこと。
初心者だから、まだまだ知りたい山が沢山あるし。
そのうちに、お気に入りが見つかればいいな。

ひどい筋肉痛に見舞われもせず、疲れを持ち越すでもない。
足腰が鍛えられ、元気になったのは喜ばしいことだ。
去年の今頃は、「山歩き」なんて言葉さえ無縁の私だったのに。

先週の晴れた日、湖東に遊ぶ。




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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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階段は本当につらいですよね (おっくん)
2013-11-18 14:13:03
階段は本当に嫌なものですよね。

写真をお見掛けしたところ、繖山(きぬがさやま)には危険と思われる階段はなさそうですが、いかがでしたか?

私が先日登った山は、障害物競走か、110メートルハードルか?という階段の出来損ないが並んでいました(怒)

URLに拙ブログのリンクを入れさせていただきました。

石段は侵食もされないし、丸太に比べれば滑り難いからまだ許せるけど、丸太を並べた階段は憤慨ものですよねぇ~
返信する
Unknown (ゆみ)
2013-11-19 12:32:58
ブログ拝見しました。
丸太階段の云々は、全く同感です。
凄いというか、惨い写真ですね。
山歩きは、いつから競技になったのでしょう。
憤慨されるのも、よ~くわかります。

繖山の丸太階段は歩幅にあわず、無い方がいいと思われる箇所も多く見られました。
返信する

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