夏の花と言えば、真っ先にピンとくるのがひまわり。
ここは、佐用町のひまわり畑。
町内6箇所で開花時期と場所をずらして、合計約120万本のひまわりが咲き誇る中の、東徳久地区を訪れた。
人の背丈ほどのひまわりが一面をうめつくす絶景に圧倒される。
ひまわりの数には届かないまでも、人の多さにも驚いた。
ひまわりイコール炎天下は承知の上だが、水滴を垂らしたかのように流れ落ちる汗がうっとうしい。
くらくらするような陽射しの中で、夏の子ひまわりは、元気いっぱいに咲き誇る。
ひまわり油に加工する目的で栽培されているのが、いつの間にか観光スポットとなったそうだ。
カメラのシャッターをきったり、モデルになったりと、ちょっと元気を出してみた。
それでも厳暑には勝てず、畑半ばで折り返した。
さ~て、次はランチだよ♪
二年前に初めて店のドアを押した『イルターボロ』が忘れられずにいた。
事前に予約の電話を入れると、土日の予約は取っていないとのこと。
空席があることを祈りつつ、店に向かう。
開店から一時間後だったが、祈りが通じたんだねぇ~再訪が叶った。
絶品のピザは外せない。
~本日のランチ~
サラダまたはスープ(冬瓜とショウガの冷たいスープ) + ドリンク付き
A マルゲリータピッツァ
B ロースハム・ボイルエッグ・オニオン・ピーマンのマヨネーズピッツァ
C ソーセージ・レタス・ミックスビーンズのブイヨン煮スパゲティ
D 鶏ひき肉と野菜のトマト煮ソーススパゲティ
A、B、C に即決。
ピッツァとパスタが美味なのは言うに及ばず、本日のスープが新しい味と食感でひとしきり話題となる。
とろける冬瓜がゴロゴロ入ったスープは、生姜ほのかに爽やかな味わいで、この時季にピッタリ。
和やかな時は過ぎ去り。。。
この暑さから一気に解放される冷所に向かう。
入洞料を払い、無料駐車場から谷底を目指して坂を下る。
見えてきたのは、冷気が漂う『備中鍾乳穴(かなちあな)』の入り口。
近づくにつれ、ひんやり感が増しカメラのレンズが曇り出した。
岩の裂け目みたいな入口を抜け、石段を下りると。。。
日本一気温の低い鍾乳洞で9度ゆえ、まるで冷蔵庫の中にいるようだ。
受付で「長くいると、指先がしびれてくるのでご用心」と言われた意味がわかった。
赤い浮橋がしっくりと馴染んでいる。
全国に類を見ない22階層の巨大な鍾乳石でできた「五重塔」は圧巻。
壮大な眺めが続く。
洞内富士。
別世界から現実へ、気合を入れて踏み出す。
小雨が降り出していた。
身体に蓄えた冷気が、暑さのせいで少しずつ損なわれてゆく。
駐車場に戻る頃には汗だく状態。
さて、気を取り直して宿までゴー~!!
温泉につかって、スッキリ♪
美味しい夕飯に舌鼓♪
ロビーにて『鷲羽太鼓』の演奏があった。
直径1.8メートルの巨大な鷲羽太鼓は、国内で2番目の大きさを誇る。
大太鼓の迫力と小太鼓の繊細さが絡み合い、身体の芯を揺るがす。
場の雰囲気は、最高潮。
どこかで会ったような・・・と思っていたら。。。
演奏者は、宿のスタッフの方々だった。
仕事の合間を縫って日々練習に励んでいらっしゃるそうだ。
どなたも素晴らしくお上手で、大喝采。
素敵な夜となった。