大阪府民の森、三度目のその日は「くろんど園地」へ。
事細かに書かれたアクセスマップがあり、それを利用する。
要所ごとの目印写真まであり、百人力のはずが・・・。
自力検索の道路地図と、どうしても重ならない。
何度も曲がり角を見過ごし迷ううちに、ずいぶんと行き過ぎてしまった。
白地にくっきり くろんど園地の黒文字と赤矢印の案内板を、見落とすはずがない。
こんなの絶対におかしいよ~!
いったいどうなっているのかしら?
ユーターンをして間もなく。
発見、はっけん、掲載写真のまんまの立て札があるじゃないの。
大阪方面からだと難なく行ける。
京都方面に背中をむけた看板だもの、到底わかりっこない。
他府県民にも親切な誘導を願いたいものだ。
やっとの思いで園地にたどり着けた。
駐車場からしばらくで、多くのラクウショウに迎えられた。
周囲には気根(呼吸根)がにょきにょきと突き出ている。
遠目にはタケノコのよう。
園内の散策路はたっぷりと幅をとり、足休めのベンチもいたる所に設置されている。
どれも綺麗で、腰掛けてみようかなと思わせるものばかりだ。
林間をゆくと可愛いキノコが。
遊具かな・・?・・い~え、雷時のシェルターだった。
かと思えば、ほんもののキノコも育っていたりする。
何よりも釘付けにされたのは、巷じゃお目にかかれないクワガタ!
生きて動いているんだよ。
先ほど見かけた虫取り親子なら、奇声を発してとびつくだろうなぁ。
珍しいものに続々と遭遇。
大きな岩の下から激しい水音がする。
のぞき込むと、小さいながらも涼しげな滝がかくれていた。
やや森林が開けると、冒険心をあおる岩壁があらわれた。
この鎖を登るの?当然でしょ!
かなりな急勾配で、慎重に足を掛ける。
もちろん手だって使うけど、炎天下に放置された鉄はマジで熱い。
炊きたてご飯でおにぎりが握れない私には、かなりの試練。
登りおえた手のひらは真っ赤だった。
再び木陰の道をたどると、小さな池に巨石が浮かぶ 水舞台があった。
私たちに驚いたカエルが・・・。
まさに 古池や蛙飛びこむ水の音 の光景だ。
心身ともに和がれる。
家にこもってジットリとかく汗は、不快感がつのる。
街なかをうろうろしては無駄に疲れるだけ。
暑日だかこそ山へ行こう、と言いたい。
身体を動かして流した汗の爽快なこと。
広々とした園地。
気温37度の猛暑日に、緑を渡る風が肌に涼をもたらした。
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