早稲田松竹で"イタリアの巨匠、フェデリコ・フェリーニ"の『青春群像』『8 1/2』を鑑賞しました
「青春群像」あらすじ gooより
彼らの仲間、五人ののらくら者たちは、何をしたらいいのか生きる目的をもっていない。
最年長の色男ファウスト(フランコ・ファブリッツィ)は、仲間の一人モラルド(フランコ・インテルレンギ)の妹サンドラ(レオノーラ・ルッフォ)を妊娠させ、結婚しなければならぬ羽目になる。
彼はいやおうなしに聖像や聖画を売る店につとめさせられた。
だが、主人の奥さんにたわむれかけたり、妻と映画館に入れば隣席の女に手を出す始末で、仕事は馘になった。
しかえしにモラルドと二人で天使の像を盗み出した彼は、それを僧院に売りつけようとしたが、どこでも相手にされない。
ついには妻に愛想をつかされ、父に子供の頃のようにたたかれて、はじめて彼は妻と抱き合って泣いた。
仲間のアルベルト(アルベルト・ソルディ)は、働き手の姉に小遣いをもらって暮す怠け者だが、謝肉祭の翌朝、その姉は彼と老母をのこして男とかけおちしてしまった。
彼をなぐさめるのは、仲間で一番若いインテリのモラルドだった。
もう一人の仲間レオポルド(レオポルド・トリエステ)は、詩人であり劇作家志望の男である。
しかし彼は、ろくろく机にもむかわず、地方廻りにやってきたおちぶれた老俳優と話をしても、おじけづいてしまう男だ。
歌のうまいリカルド(リカルド・フェリーニ)も、みんなといっしょに、カフェーでなすこともなく時を過したり、海辺を理由もなく歩き廻ったりして日日をくらしている。
ただ若いモラルドだけが、ある日ひとり深夜の町を歩きまわって、まだ暗い町を仕事にいそぐ駅夫の少年を知った。
そして、彼は、仲間たちとこの町での生活からはなれて、一人旅立つことを考えたのだ。
「どこに行って何をするの?」という少年の問に、「どうにかなるさ」と答えて、モラルドは早朝の汽車で町をたった。
ファウスト夫婦や、レオポルドや、リカルドや、アルベルトたちの、ベッドでのまどろみをあとに、モラルドの汽車は走りさっていった。
「8 1/2」あらすじ gooより
43歳の売れっ子映画監督グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は、過労のため湯治場を訪れていた。
この地方で新作の撮影準備を進めてから5ヶ月。
だが、構想のまとまらない彼はすでにクランクインを2週間も延ばしていた。
彼の元には進行状況を気に掛けたプロデューサー、脚本家、俳優など、多くの人物がやってくる。
しかし、その対応に追われて気の休まらない彼は混乱し、一向に映画の構想をまとめることが出来ない。
彼の元を訪れた愛人のカルラ(サンドラ・ミーロ)も、彼の混乱に拍車を掛ける。彼の思いをよそに、周囲では着々と映画の撮影準備が進行していく。
しかし、現実から逃げるように彼の頭には子供の頃の思い出ばかりが浮かんでくる。
両親や兄弟に囲まれて幸せだった幼少の頃、娼婦とダンスをして罰せられた神学校時代…。
その一方で、気分転換にグイドは妻のルイザ(アヌーク・エーメ)をロケ地へ呼び寄せる。
しかし、彼女に浮気の事実が発覚し、2人の間は険悪になってしまう。
カルラとルイザの間で板ばさみになったグイドは、女たちに囲まれたハーレムのような生活を夢想するのだった。
相変わらず、グイドはオーディションを行っても配役を決定できないでいた。
ルイザにも愛想を尽かされた彼は、かねてから出演を依頼していたクラウディア(クラウディア・カルディナーレ)と、その場から逃げるようにドライブに出かける。
だが、心の中を見透かされ、彼女にも相手にされない。
そして、いよいよ迎えた撮影初日。だが、混乱したままで記者会見にもまともに対応できないグイドのせいで製作は中止に。
解体の決定したオープンセットを立ち去ろうとしていたそのとき、グイドの中で何かが変わる。
混乱した自分の人生をあるがまま受け入れると決意したことで、彼は立ち直ってゆくのだった。
2作共、フェリーニ監督の自伝的な映画です
「青春群像」は、行き当たりばったりで生きる青年の姿を描いているのですが、
破天荒な若者達に比べ、周囲の大人達の対応が優しく、
常に冷静に状況を見ている若者一人が、旅立っていくラストが印象的でした。
「8 1/2」は、主人公のグイドのなんなく情けない姿が憎めなく可愛らしかったです
映画の中の女優さんの洋服や髪型、グイドの帽子や眼鏡もおしゃれで、
時代を感じさせませんでした
あと、セットも凝っていて見ていて楽しかったです
ストーリーは、色々入り乱れて少し混乱しましたが、
その混乱ぶりが主人公グイドの心情なのだと、
「人生は祭りだ。一緒に楽しもう」と、
宇宙線発射台のオープンセットの前で、明るい音楽が流れ、手を繋ぎみんな踊るラストシーンは、
その前のモヤモヤしたエピソード続きから一転、何か吹っ切れた様に感じで清々しい気分になりました
「青春群像」あらすじ gooより
彼らの仲間、五人ののらくら者たちは、何をしたらいいのか生きる目的をもっていない。
最年長の色男ファウスト(フランコ・ファブリッツィ)は、仲間の一人モラルド(フランコ・インテルレンギ)の妹サンドラ(レオノーラ・ルッフォ)を妊娠させ、結婚しなければならぬ羽目になる。
彼はいやおうなしに聖像や聖画を売る店につとめさせられた。
だが、主人の奥さんにたわむれかけたり、妻と映画館に入れば隣席の女に手を出す始末で、仕事は馘になった。
しかえしにモラルドと二人で天使の像を盗み出した彼は、それを僧院に売りつけようとしたが、どこでも相手にされない。
ついには妻に愛想をつかされ、父に子供の頃のようにたたかれて、はじめて彼は妻と抱き合って泣いた。
仲間のアルベルト(アルベルト・ソルディ)は、働き手の姉に小遣いをもらって暮す怠け者だが、謝肉祭の翌朝、その姉は彼と老母をのこして男とかけおちしてしまった。
彼をなぐさめるのは、仲間で一番若いインテリのモラルドだった。
もう一人の仲間レオポルド(レオポルド・トリエステ)は、詩人であり劇作家志望の男である。
しかし彼は、ろくろく机にもむかわず、地方廻りにやってきたおちぶれた老俳優と話をしても、おじけづいてしまう男だ。
歌のうまいリカルド(リカルド・フェリーニ)も、みんなといっしょに、カフェーでなすこともなく時を過したり、海辺を理由もなく歩き廻ったりして日日をくらしている。
ただ若いモラルドだけが、ある日ひとり深夜の町を歩きまわって、まだ暗い町を仕事にいそぐ駅夫の少年を知った。
そして、彼は、仲間たちとこの町での生活からはなれて、一人旅立つことを考えたのだ。
「どこに行って何をするの?」という少年の問に、「どうにかなるさ」と答えて、モラルドは早朝の汽車で町をたった。
ファウスト夫婦や、レオポルドや、リカルドや、アルベルトたちの、ベッドでのまどろみをあとに、モラルドの汽車は走りさっていった。
「8 1/2」あらすじ gooより
43歳の売れっ子映画監督グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は、過労のため湯治場を訪れていた。
この地方で新作の撮影準備を進めてから5ヶ月。
だが、構想のまとまらない彼はすでにクランクインを2週間も延ばしていた。
彼の元には進行状況を気に掛けたプロデューサー、脚本家、俳優など、多くの人物がやってくる。
しかし、その対応に追われて気の休まらない彼は混乱し、一向に映画の構想をまとめることが出来ない。
彼の元を訪れた愛人のカルラ(サンドラ・ミーロ)も、彼の混乱に拍車を掛ける。彼の思いをよそに、周囲では着々と映画の撮影準備が進行していく。
しかし、現実から逃げるように彼の頭には子供の頃の思い出ばかりが浮かんでくる。
両親や兄弟に囲まれて幸せだった幼少の頃、娼婦とダンスをして罰せられた神学校時代…。
その一方で、気分転換にグイドは妻のルイザ(アヌーク・エーメ)をロケ地へ呼び寄せる。
しかし、彼女に浮気の事実が発覚し、2人の間は険悪になってしまう。
カルラとルイザの間で板ばさみになったグイドは、女たちに囲まれたハーレムのような生活を夢想するのだった。
相変わらず、グイドはオーディションを行っても配役を決定できないでいた。
ルイザにも愛想を尽かされた彼は、かねてから出演を依頼していたクラウディア(クラウディア・カルディナーレ)と、その場から逃げるようにドライブに出かける。
だが、心の中を見透かされ、彼女にも相手にされない。
そして、いよいよ迎えた撮影初日。だが、混乱したままで記者会見にもまともに対応できないグイドのせいで製作は中止に。
解体の決定したオープンセットを立ち去ろうとしていたそのとき、グイドの中で何かが変わる。
混乱した自分の人生をあるがまま受け入れると決意したことで、彼は立ち直ってゆくのだった。
2作共、フェリーニ監督の自伝的な映画です
「青春群像」は、行き当たりばったりで生きる青年の姿を描いているのですが、
破天荒な若者達に比べ、周囲の大人達の対応が優しく、
常に冷静に状況を見ている若者一人が、旅立っていくラストが印象的でした。
「8 1/2」は、主人公のグイドのなんなく情けない姿が憎めなく可愛らしかったです
映画の中の女優さんの洋服や髪型、グイドの帽子や眼鏡もおしゃれで、
時代を感じさせませんでした
あと、セットも凝っていて見ていて楽しかったです
ストーリーは、色々入り乱れて少し混乱しましたが、
その混乱ぶりが主人公グイドの心情なのだと、
「人生は祭りだ。一緒に楽しもう」と、
宇宙線発射台のオープンセットの前で、明るい音楽が流れ、手を繋ぎみんな踊るラストシーンは、
その前のモヤモヤしたエピソード続きから一転、何か吹っ切れた様に感じで清々しい気分になりました