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<映画を通して"核"について考える>~1

2011-06-04 23:59:59 | 映画~映画館鑑賞
土曜日、谷中の習い事が夕方で終わったので、池袋・新文芸座で映画を見ました。
たまたま、どうせ出掛けたし名画座で映画でも見よう  と思い調べていた所、
新文芸座で、今旬な話題の映画が監督のトークイベント付きで上映があると知り、
時間もちょうどいいし  なんて気軽な気持ちで見に行った所、とてつもない衝撃を受ける事になりました。
お前今頃、衝撃受けてるのかよ~って思う人もたくさんいると思いますが(苦笑)

鑑賞した映画は、『六ヶ所村ラプソディー』『ヒバクシャ 世界の終わりに』(ドキュメンタリー映画) 


映画を鑑賞する前に、鎌仲ひとみ監督のお話が30分程ありました。
全くの予備知識無しどんな方なのか全く分からない状態で話を聞き始めましたが、
淡々と、しかし力強い口調で話す姿、話の内容にすぐに引き込まれました。


監督のお話の中で、初めて肥田先生会った時に「君は無知だな~」と言われたと同じ様に、
私も"放射能"に無関心で無知な状態で話を聞いていました。
これだけ世の中が騒然とし避難している人もいるのに、多少なりとも医学関係者と係わる事もあるのに
どこか"対岸の火事"で、同僚から色々と話を聞かされても"ハリウッド映画の世界の話のよう"
"今さらしょうがないし…""電気使わないと生活出来無いし"ぐらいに思っていました。


しかし、監督の話を聞いている内に"自分も被爆者だったのか"と思ったのです。
3/11のあの福島の事が起きて、東京で暮らしている自分は、"既に被爆者ではないのか?"と。
そして、自分がいかに恐ろしいモノに囲まれて暮らしてきたのか、
便利で安定した暮らしと思っていたのが、実はどれだけ大きな犠牲を払い、薄氷の上を歩く様な状態であったのかという事を。


"原発は儲かる"、頭のいい人達は"原子力"がどれだけ危険な事は充分に分かっています。
プルトニウムは、角砂糖6個分で日本人が全滅するほどの威力があるそうです。
でも、"儲かる"から、田舎の村や町へお金を積み原子力発電所を作り続けています。
過疎化し仕事の無い村や町…人参をぶら下げられた馬の様です。
その"儲かり""人類の暮らしを過剰な程に便利にしてきた"原子力の元は、その危険性を失うまで"10万年"を要すと言われています。
そんな危険な物質に囲まれて、"安全だ"とお抱え学者お墨付きで…でも、彼らは"危険"だと分かっているのです。
ごく一部の人達が潤う為に、日本国民が犠牲になり、その一部の人達の為に"電気を使わされていた""使う様に仕向けられていた"
だったんだな~と思いました。
しかも、何十年も前から…


『六ヶ所村ラプソディー』は、見ていて時間がとても長く感じました。
一つ一つの話しが深くて重くて…とても長い時間に感じました。
この映画は2006年公開の映画ですが、福島の原発事故が起きてから、この映画に出ていた人はどう感じているのかな~とも思いました。


つづく~ 

ミツバチの羽音と地球の回転はこちら→ 

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