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英国王のスピーチ☆鑑賞

2011-04-21 20:43:16 | 映画~映画館鑑賞
アカデミー賞受賞作の『英国王のスピーチ』を鑑賞しました 
2月位から公開しているハズですが、まだまだ"多入り満員"で、混雑していました。


(あらすじ)

現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記を映画化。
吃音障害を抱えた内気なジョージ6世が、妻・エリザベスや言語療法士・ライオネルの助けを借り、
ナチス・ドイツとの開戦にあたって、国民を勇気づける見事なスピーチを披露するまでのお話 


こういった作品がアカデミー賞を受賞するとは、めずらしい気がします。
劇的な事が次々起きる訳ではありませんが、王様のジョージ6世とオーストラリア出身の平民のライオネルとのやり取りには
見ていて心地良い緊張感があり、気が付くとあっと言う間に2時間が経っていました。
無駄の無い作りの美しい映画  鑑賞後の爽快感が、たまりませんでした 

「王位を賭けた恋」の兄・エドワード8世の話は知っていましたが、その出来事で王位に付く事になった弟が、
こういった症状で悩んでいたとは知りませんでした。
しかも、兄妹で性格が正反対 
奔放な兄に比べ内気な弟は幼少期の虐待により吃音になり、その特殊な身分によって更に悩みが深く(人前での演説等で)
それを見抜いたライオネルは、心の治療を施します。
身分や育ちが全く違う二人ですが、最後には、人と人との繋がり友情が生まれ、当初は自信の無い表情の多いジョージ6世が
ライオネルの助けを借りながら演説を完璧にこなし、ラストシーンで王様らしい堂々とした表情を見せたのが印象的でした。

ライオネルという人物、とても魅力的でした。
自身の経験を取り入れ、新しい物を生み出す柔軟性のある広い思考。
おだやかですが芯が強く、自分のやり方を貫く姿勢。
そういった姿が、ジョージ6世の信頼を得ていきます。

あと、衣装やお城のインテリアも素敵でした 
この辺りも見所でしょうか 


立場や身分、そういったしがらみが無いからこそ、得られる友情 
人と人との出会いを大切にしたくなる作品でした。 


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