六枚目のコイン

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母子家庭の生活苦

2020年09月10日 09時00分26秒 | つぶやき

今朝、テレビを見ていたら、

母子家庭の生活が苦しくなっているので、

生活支援団体が、

食料を送って支援しているニュースを流していた。

 

いよいよ、深刻な状態になってきたなと感じる。

一般的には、

「アフターコロナ」とか「コロナ終息後」とか言って、

コロナ禍は一過性のものだと考えている風潮があるが、

そんなことはない。

もう元には戻らないと覚悟して、

今後の現出する状況に対して、

先を見据えた対策が必要となるのを準備しないといけないのだ。

 

ただでさえ、国民の生活はひっ迫しているのに、

消費税は上がり、さらに不況感が日々の生活ににじみ出てきて、

職を失くした人々は先行きに不安でいっぱいになっている。

年金はこのコロナ対策とその支援に使われるようになると、

実際問題、年金は期待できなくなる。

政府がお金が無いと宣言すれば、もう終わりだ。

庶民も、税金を払えと督促状が来ても、

払えないものは無いんだから、払えない。

 

そうなると、どうなる?

そこまで行くような、この一連のコロナ禍なのだ。

これは単なる一過性の災いではないのだ。

時代の大きな転換を要請されての、

とつぜんの状況が出現しているのだから。

そこに私たちは気が付かなければならない。

 

今は、特に若者たちはぼーっとした頭で、

コロナが終わって、ふたたび元の生活に戻ることを、

漫然と期待しているのだろうと思う。

だが、

そんなことでは、自らの命をどうやって伸ばしていくのか、

どうにも心もとない。

 

永遠にとは言わないが

そう簡単に元には戻らない。

少なくとも、あらゆる社会のシステムが、今の状況に対応するまで、

変わることはないと覚悟せねばならないだろう。

 

ところが、

政府や役所には、そういう準備と心がまえが感じられないように思うのは

私だけだろうか。

この状況は容易に予測できるはずなのに、

そういう対策が行政にされているように感じられない。

それ、次の総理は誰だ?とか、新党の合流するメンバーは?とか、

派閥争いだとかなんだとか、

そんな自己の利益ばかり、

目先の問題ばかりが、お役人たちの頭にはある。

 

おいおい、

お前たちは、自分たちの仕事を履き違えているんじゃないのか。

一体だれがお前たちのボスだと思っているのか。

少なくとも、タテマエは「国民」だぞ。

マスコミからが、それを忘れて総裁選に上や下やの大騒ぎだよ。

ふざけるな、この烏合の衆たちよ。(雑魚とも言うがね)

 

いい加減に目を覚ませ!

大衆迎合文化は、このように本筋を忘れて、

どうでもいいことに目を奪われてしまいやすいのが難点だ。

基本を忘れてはいけない。

 

人は何かあった時、基本に立ち返れということをよく言われるが、

社会の在り方にも、それは言えるのではないか。

社会そのものが基本に立ち戻って、いかに在るべきか、

本来の自分たちの役割はどうあるべきか、

ようく考え直すときが必要だと思う。

 

それは今なのだ。

人から非難されて考え直すのではなく、

自己に立ち戻って、反省することが大事だろう。

そして、

役人はこれからの社会がどうなるのか、それをよく見て、

国民の幸せと安定を保てるようにしなきゃいけない。

 

ところで、

先日、ある所用で香川県の坂出に出かけてきた。

それは空海さんの作られた「まんのう池」のあるところだ。

坂出地方は車を走らせるとよくわかるのだが、

平地がとても広いところである。

まっすぐな道がずーっと走っている。

香川県と言えば四国では一番狭いところなので、

意外に広い土地が広がっていて驚く。

 

だが、ここもかつての稲作は廃れていて、

見渡すばかりに、

畑と変わり果てた、作物の作られていない空き田ばかりが目立っている。

せっかく溜め池を造られた空海さんも、

さぞやがっかりされているものと思う。

 

残念なことしきりで、都会で職を失った人たちは、この土地を見てどう考えるのか。

私とすれば、この土地を有効に使って、

そして、人々に食の不安から解放してあげてほしいと願うのだ。

生物を育てることの喜びを知ったならば、

農業はとても生きがいのある仕事である。

身体を使うことの充実を知ったならば、

農業は素晴らしい仕事である。

 

農業が「汚い仕事」だと思うようでは、

この先、日本の未来は耀けることはないだろう。

一番の基本を忘れた政治に、その国の繁栄は期待できないだろう。

もっと基本に戻ろう。

日本だけではない、

世界は基本に立ち戻ることが最重要課題だと思うのだ。

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