玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

テロを支えていることに気が付かないだけなのか

2008-10-14 22:44:28 | 海外ニュース
「俺達は、どんな武器だろうと手に入るものは使うぜ。ソ連が残していったもの

だろうが、パキスタン、イラン、ロシアから買った物だろうとね。」

アフガニスタンに駐在するBBCのケイト・クラークがタリバンの司令官にインタビュー

した記事が載っている。(1)

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その司令官は、戦歴30年の古株で、6メータ高の壁を張り巡らした隠れ家に家族と

暮らしている。家の中には、ライフル銃や自動小銃がズラリと並んでいる。

インタビュー前夜、ケイトは政府軍の攻撃による小銃やロケット弾の音で起きた。

タリバンの攻撃目標は、幹線道路や町だが、30年前にソ連軍と戦った時とは

作戦がまったく違う。まず小さな村を攻撃して、村人を洗脳、そこを拠点に次の攻撃

を仕掛けるといった戦法だ。米兵を待ち伏せて不意打ちを食らわす、また路端に爆弾

を仕掛けて爆発させるなど。米兵に休息を与えないで、米兵がヘトヘトになって逃げ出す

ようにすることが目標だという。

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「今のお気に入りの武器は、イラン製の通称 ”ドラゴン”って武器で、装甲車もぶち抜くほど

威力が凄いし真直ぐに飛んで目標によく当たるぜ。」

「それからイラン製のAK47(自動小銃)は、ロシア製のカラシニコフ自動小銃より2~

300ドル高いけど物がいいからね。それに、イラン政府高官とのコネもあるし 手に入りやすいんだ。」

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イラン政府は、タリバンへの武器供給にたいする英、米政府からの非難を とぼけて

知らぬ存ぜぬを通している。

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ではタリバンは武器購入の資金を何処から得ているのか?

武器商人が証言するところによると、タリバンの資金源はケシ、アヘン栽培、

それから昔敵として戦った北方部族が武器を供給しているのだという。アフガニスタンを

紛争状態にしておくことが彼等にとって都合がいいのだという。

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結局、私たちに遠い存在だと思われるタリバンは、私たちが毎日使うイラン製の原油、

暴力団が稼ぎ出すアンダーグラウンドマネーが還流して、テロリストの銃や弾丸に

姿を変えて紛争を支援しているともいえる。

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ノー天気な民主党の政治家が、アフガニスタンに自衛隊を派遣しましょうなんて、

簡単に良く言えると思わずにはいられない。


参照
1)Arming the Taleban 、BBC News、18 September 2008 19:39 UK


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