玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

面白くなってきましたオバマ・マケイン

2008-09-25 23:33:16 | 海外ニュース
ブッシュ政権の米国金融危機救済法案が、議会の反対に立ち往生している中、

大統領がオバマ、マケイン両大統領候補をホワイトハウスに呼び、金融危機に関する

緊急会談が実現される運びとになった。(1)

・・

ブッシュ大統領は、金融危機に対して救済策が遅れるとさらなる費用が掛かるため

両大統領候補に協力を要請する。先週月曜のリーマンショックが起きてから、マケインは

この金融危機に迅速に対応するため大統領選挙のキャンペーンを中断して議会に戻った。

オバマはこれこそ共和党政権攻撃のチャンスと批判を繰り広げていた。

・・

会談は米国現地時間で木曜日、14:00というからそろそろ始まっている頃だ。

両候補ともこの救済法案に反対しているものの、金融危機回避には異論はない。

議会がこの法案に反対しているのは、政府が買い取る不良債権の詳細が不明で、

サブプライムローンで住宅を失った側の救済がないことだ。また、高級取りの

投資銀行の失敗をなぜ国民が税負担しなければならないのかといった感情論もある。

・・

結果は明日の新聞に載るのを待つとして、野放しの市場原理主義がまねいた失敗を

強調するために、大統領選挙直前に情報戦によりリーマンを破綻に追い込んだことに

政治的な倒産劇の匂いがプンプンする。

・・

裏で金融危機を演出して、救済策でヒーローを作りあげ、ボロ儲けと選挙勝利の両方を

手に入れる計画。アメリカ映画の台本によくあるパターンなのだが。

この推理が当たっていたら、笑いものは日本銀行であり日本政府だ。いまごろ投資銀行の

幹部とブッシュ側近は、笑いがとまらないだろう。



参照
1)US rivals in economy crisis talks ,BBC News,25 September 2008

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。