玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

チャベス吼える、再び

2008-09-13 11:54:49 | 海外ニュース
ベネズエラのチャベス大統領がアメリカに吼えた。(1)

チャベス大統領は、アメリカ大使Patrick Duddyに72時間以内に首都カラカスから

退去するように云い、「"Go to hell 100 times." 」と大使に言い放った。

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今年の流行語にノミネート。

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ボリビアとホンジュラスはチャベスのベネズエラと同じく反米左翼国家。

その反米ボリビアで反政府勢力をアメリカが支援していることにチャベスが切れたのが原因。

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チャベスは、隣国コロンビアで反政府左翼ゲリラを支援している。

そのゲリラがコロンビアで民間人を誘拐して山賊行為を繰り返しているのは有名。

共産主義者は、自分がするゲリラ支援は棚に上げる。

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ベネズエラはこの12ヶ月で物価上昇がおよそ30%。しかしベネズエラ政府の収入の

50%は原油。今年の原油価格の高騰で儲かったため、物価上昇分の賃上げを実施。

大盤振る舞いをしたため、国民からは受けがよかった。

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しかし、原油価格はいまや100ドル/バレルを切るほど値下がりし、政府の収支は

赤字に転落し 国営化した石油会社からは 訴訟を起こされている。

また、今回のアメリカ大使追放に対して アメリカは米国内のチャベス大統領に関連する

資産を凍結。速やかに対策を取った。

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失政のアラが見えそうになると敵を攻撃して目をそらすのは いつもの戦略だ。

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資本家から奪った資産を食潰してしまったら もう何も残らない。

それが今のチャベス政権。生き残る道は 共産主義国を広げて そこで資産の略奪を繰り返す。

その最前線が コロンビアであり ボリビアである。



参照
1)Expulsions stoke US-LatAm dispute ,BBC News,12 September 2008