ミサの中で「病者の塗油」が行われ様々な病に直面されている方々のために祈り
ミサの後に「敬老の集い」が開催され大勢のおじいちゃん、おばあちゃんたちが集まりくつろがれて
「教会まつり」(2006年10月29日開催)の大抽選会の抽選券付きお守り天使ハガキの販売を始めて準備の悪さをみんなでフォローし合い
Live『VOICE』4th(2006年11月19日開催)の第一回ミーティングを開催し、「熱」を感じあい共通認識し新たなパワーの導火線に火が付き
ハンバーガー屋台企画のポスター作りに感心し
外側の皮をむかれてツルツルになった高級メロンはぼくの思い切りの悪さという潤滑油でお皿の上でダンスを踊り
ビールサーバーくんが金色に輝く泡の彼方からうっすらと、ぼんやりとその姿を見せ、手の届きそうなところに近づいてきて
予定を変更してお茶の間に根をはりそうになりながらも「白い」餃子の手招きに誘われ仲間家族とガッツリ食べグビッと飲み
一息つく間もなく
午後九時から午前1時30分ころまで一仕事。
冷たい雨が降る日曜日の夜更け
老人用の手押し車を押しながらちっちゃいおばあちゃんが入ってきました。
ゆっくりゆっくり動きながら気のせいかもしれませんが目は少しうつろな感じ
「どうしました~?」と聞くぼくに
そのおばあちゃんはこう言った
「あのねぇ、夜、ねむれないから、お酒一合でいいから売ってくれない?1000円持ってるからさぁ。」
おばあちゃんはシワシワの手で確かに千円札をギュッとにぎりしめている。
「おばあちゃん、ごめんね~、ここお酒置いてないの。斜め前のコンビニエンスストア、ほら後ろに見えるでしょう。あのお店に行って売ってもらってください。」
「でも、お酒一合だけでいいんだよ。それくらい置いてるでしょ。」
「ごめんね、おばあちゃん。ビールはあるけど日本酒は置いてないんですよ。だからコンビニで・・・。」
おばあちゃんはあきらめきれなそうな顔をしながらゆっくりときびすを返すと手押し車を押しながらスローモーションのように出て行った。
冷たい雨の中。
しばらくすると入り口の自動ドアが開いた。
ふたたび、おばあちゃんがゆっくりゆっくり近づいてくる。
「おばあちゃん、買えた?」
「あの~、お酒一合だけでいいんだけど売ってもらえませんか。1000円持ってるんで。」
「おばあちゃん、ここには無いんですよ。あのお店で売ってなかったの?」
「・・・」
ぼくは胸がぎゅ~っと締め付けられた。
せつなくなった。
対応をぼくに任せてた中国人の女性が言った。
「日本人は冷たいよ。中国、歳とると子供たちみんな、自分の親、大事に守るよ。日本、みんな、一人で置いてどこか行っちゃうね。」
もしかしたらコンビニエンスストアにおばあちゃんの家族から連絡が入ってて「日本酒」は売らないで欲しいみたいな事になってるのかもしれない。
いつも徘徊しちゃってるのかもしれない。
でもほんとうに眠れなくて、寝酒を求めて彷徨ってるのかもしれない。
目頭が熱くなった。
でもどうしようもない。
ぼくは店を出て行くおばあちゃんを追いかけて
「おばあちゃん、もう夜も遅いし、雨も降ってるから今日はおうちに帰って寝よう。お酒は明日の朝買いに来ればいいじゃん。」と言った
「明日じゃいらない。明日じゃいらないんだよ。」
ぼくは仕事に戻るしかなかった。
「病者の塗油」は「いやしの秘蹟」
あのちっちゃいおばあちゃんにも神様のお恵みがありますように。
神に感謝。
Copyright© 2006 Luke8488
ミサの後に「敬老の集い」が開催され大勢のおじいちゃん、おばあちゃんたちが集まりくつろがれて
「教会まつり」(2006年10月29日開催)の大抽選会の抽選券付きお守り天使ハガキの販売を始めて準備の悪さをみんなでフォローし合い
Live『VOICE』4th(2006年11月19日開催)の第一回ミーティングを開催し、「熱」を感じあい共通認識し新たなパワーの導火線に火が付き
ハンバーガー屋台企画のポスター作りに感心し
外側の皮をむかれてツルツルになった高級メロンはぼくの思い切りの悪さという潤滑油でお皿の上でダンスを踊り
ビールサーバーくんが金色に輝く泡の彼方からうっすらと、ぼんやりとその姿を見せ、手の届きそうなところに近づいてきて
予定を変更してお茶の間に根をはりそうになりながらも「白い」餃子の手招きに誘われ仲間家族とガッツリ食べグビッと飲み
一息つく間もなく
午後九時から午前1時30分ころまで一仕事。
冷たい雨が降る日曜日の夜更け
老人用の手押し車を押しながらちっちゃいおばあちゃんが入ってきました。
ゆっくりゆっくり動きながら気のせいかもしれませんが目は少しうつろな感じ
「どうしました~?」と聞くぼくに
そのおばあちゃんはこう言った
「あのねぇ、夜、ねむれないから、お酒一合でいいから売ってくれない?1000円持ってるからさぁ。」
おばあちゃんはシワシワの手で確かに千円札をギュッとにぎりしめている。
「おばあちゃん、ごめんね~、ここお酒置いてないの。斜め前のコンビニエンスストア、ほら後ろに見えるでしょう。あのお店に行って売ってもらってください。」
「でも、お酒一合だけでいいんだよ。それくらい置いてるでしょ。」
「ごめんね、おばあちゃん。ビールはあるけど日本酒は置いてないんですよ。だからコンビニで・・・。」
おばあちゃんはあきらめきれなそうな顔をしながらゆっくりときびすを返すと手押し車を押しながらスローモーションのように出て行った。
冷たい雨の中。
しばらくすると入り口の自動ドアが開いた。
ふたたび、おばあちゃんがゆっくりゆっくり近づいてくる。
「おばあちゃん、買えた?」
「あの~、お酒一合だけでいいんだけど売ってもらえませんか。1000円持ってるんで。」
「おばあちゃん、ここには無いんですよ。あのお店で売ってなかったの?」
「・・・」
ぼくは胸がぎゅ~っと締め付けられた。
せつなくなった。
対応をぼくに任せてた中国人の女性が言った。
「日本人は冷たいよ。中国、歳とると子供たちみんな、自分の親、大事に守るよ。日本、みんな、一人で置いてどこか行っちゃうね。」
もしかしたらコンビニエンスストアにおばあちゃんの家族から連絡が入ってて「日本酒」は売らないで欲しいみたいな事になってるのかもしれない。
いつも徘徊しちゃってるのかもしれない。
でもほんとうに眠れなくて、寝酒を求めて彷徨ってるのかもしれない。
目頭が熱くなった。
でもどうしようもない。
ぼくは店を出て行くおばあちゃんを追いかけて
「おばあちゃん、もう夜も遅いし、雨も降ってるから今日はおうちに帰って寝よう。お酒は明日の朝買いに来ればいいじゃん。」と言った
「明日じゃいらない。明日じゃいらないんだよ。」
ぼくは仕事に戻るしかなかった。
「病者の塗油」は「いやしの秘蹟」
あのちっちゃいおばあちゃんにも神様のお恵みがありますように。
神に感謝。
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