働き方コンサルタント 椎葉怜子のごほうびブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

『きのうの神さま』

2009年07月12日 | 日記
西川美和監督の『ディア・ドクター』という映画が気になっている。

見に行きたい。
でも、その前に西川監督による『きのうの神さま』という本を読んで予習することに。



『きのうの神さま』は7月15日に結果発表される、141回直木賞候補にもなっている。
この本には、『ディア・ドクター』のサイドストーリーともいえる短編小説が5本
収められていた。

椎名林檎さんが、この本について書いた文を一部引用。

”―しかし、西川美和というひとの書き写す街には、我々の暮らす日本よりも
日本が散らかっている。そして倦怠感に苛まれる我々を、安直な見出しで
発情させてはくれない。むしろ音もなく傷つける。―”

まさにこの通りで、読み終わった後、心に傷をおってしまったような鈍い感覚が・・・。
そのまま夜遅くまで、子供のころの田舎の情景やその時に感じた気持ちを
延々と思い出し続けることになったけど、何か希望を見いだしたり、救われた
気分になったわけでもなく、残ったのは胸に何かが沈殿したような異物感

心の沈殿物を取り除くために、わたしがとった行動は、衣類の”大掃除”
45リットルのゴミ袋がいっぱいになるまで、あんまり着ないスーツや
ジャケットを処分したのでした。

神さまは、あしたも笑ってくれると信じたいな

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