lie to me 3

映画(海外メイン)・洋楽(HR/HM)など日々徒然のハマっているものごとの覚え書き

シェイプ・オブ・ウォーター@新宿TOHO 03/10/18

2018-04-14 16:23:09 | 映画・ドラマ
リリカルラブロマンス。ひたすら美しい世界へようこそ。公式コチラ。



まず、このポスターが良いよねえ。
この赤いくつ。
脱げてるんだよねー、これが、映画を観てると「あ、あーっ、そういうことなのね」となるわけです。
幸せになっとくれ。

さて、われらがカイジュー映画の監督だと思っていたらものすごいロマンチッククみを発揮してオスカー攫っていったデルトロちゃんですよ。
先に「スリービルボード」観てて、いやーこれでしょーと思ってたらトロちゃんでしょ、まあ評判は良いけどどんなもんよ、と思って観に行ったら、やられましたね。
ロマンチック万歳。

なんでしょうね、まず絵が綺麗。
終始一貫したブルーとブラックのしっとりした色味のアンティーク観が良いですね。
あの怪獣(と言ったら怒られそうだが)も、無駄にスタイルいいのは置いといても、キレイなビジュアルでいやなカンジがしなくて素敵。
ま、パシフィックリムの時もカイジュー全般的にカッコよかったもんなあ。
あと音ね、雨がもうずっと降ってましたね。。
実際はそんなことはないんだけど、思い出すシーンはどこをとってもいつも雨が降ってるイメージなの。

まあ、主人公の姉ちゃんとカイジュー王子のロマンスは、あ、ハイ、いいんじゃないっすか、ってカンジですが。
姉ちゃんの友達の絵描きのおやじと同僚の姉ちゃんがよかったわー、あとロシアン。
で、アイツね、あの悪役というにはあまりにも世知辛いストリックランドたんね。
作中の年代が1960年代の冷戦かアメリカってことで、言ったら家父長制度がまだ生きてるアメリカですよ。
ストリックランドたん、正直ちょっと神経質でカンの強い子だからカイジューなんて触りたくなかったんだろうなあ、、嫁はどう見てもすげー上昇志向だから家出も全然くつろげなかっただろうし。
そりゃあ、唖のイライザにぐっとくるわなあ、、まあ、ヤツは見かけを裏切る強気なオンナなんだけどさ。

主人公のイライザも良かったですよね。
最初の彼女の一日のスケジュールシーンのところで、靴屋のディスプレイの赤いくつをうっとり眺めてるところがあるんだけど、その後カイジュー王子となにやら出来上がったらこれをゲットし、最後に結ばれると…という、少女漫画もかくやという展開がもうね。
どれだけ生々しいことをエレガントに描くかっつーのに血道を上げとったような気もします。


原 題 The Shape of Water
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配 給 20世紀フォックス映画
上映時間 124分

字 幕 稲田 嵯裕里

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする