lie to me 3

映画(海外メイン)・洋楽(HR/HM)など日々徒然のハマっているものごとの覚え書き

ロイヤル・アフェア @Bunkamura ル・シネマ 04/30/13

2013-05-01 11:16:33 | 映画・ドラマ
「北欧の至宝」ことマッツ・ミケルセンさんが、若い男女をころころ落とす映画でした。
いや~眼の保養。

とりあえずパンフ。ううむ、格調高い。




こちらはチラシ。
 



18世紀後半のデンマーク王室の物語。
だいたいフランス革命(ベルバラのあのへん)の直前くらい。

(ストーリー)
18世紀後半、精神を病んだデンマーク国王クリスチャン7世の侍医となった野心家のドイツ人ストルーエンセ。王の唯一の理解者であり、親友となる一方で彼は、孤独な王妃カロリーネの心も虜にし、禁断の恋に落ちる……。啓蒙思想を信奉する彼は、やがて国王の言動を操り、事実上の摂政として数々の改革を推し進めていくが、不満を募らせた保守派貴族たちは密かに政変を起こそうと画策していた…。欲望渦巻く宮廷の権力争いの行方、そして侍医と王妃の許されざる愛の結末とは…。


↑↑↑

どのサイトを見ても大体このように書いてあるんだけど、たしかにそうなんだけど、映画を見終わった最初の感想は「クリスチャンがかわいそう」でした。。。
だって王様、本当に本当にストルーエンセのことが大好きなんだもん!
だから、やっぱりストルーエンセのことを好きなブラント君のことは大嫌い。
ストルーエンセに諭されればあんまり好きじゃない政治も頑張っちゃうし。
摂政の権限をほぼ無限にしちゃう書類にもサインしちゃうし。
最終的に彼が禁断の恋を認めた時も許しちゃうしさ。
王様の唯一の信頼できる人で心の拠り所だったんだろうなあストルーエンセ…。
(でもストルーエンセさんは王妃さまにメロメロなのでした)

そう、侍医と王妃さまはちょっと…自由すぎるじゃろアンタ達…。城の中だと言うのに。
もう少し慎めや。
そんなストルーエンセさんの血はスウェーデン王家にいまだ引き継がれているという。
(そういやあの王室はわりとオープンでスキャンダルもいろいろあるよね)

そして衣装は素晴らしかった!
馬車の内装も素敵。ドレスもどれも素敵。
若い女子は首や胸元になにも着けないという、肌を最大限に美しく見せるドレスでした。うっとり。
あ、マッツはもう少し脱がせても良かったんじゃない?

マッツはねえ…良かったです。
印象に残ったシーンのひとつが国王クリスチャンと最初に会うシーンなんだけど、シェイクスピアの台詞をお互い言い合いながらクリスチャンがストルーエンセを気に入っていくというもので、ああ王様は気違い扱いされてるけどそんなバカじゃないんだなってことも見ている方に伝わる良いシーンだったわ。
あとは王妃さまとの宮廷でもダンス。
これは可愛かった!まずダンスが可愛い。仮面舞踏会なので仮面の使い方もいいし衣装も素敵。
マッツはさすが元ダンサーだけあって背筋がピンとしていて映えます~。
(ちょっとキャプってみた)




あとは最後のシーンですね。
白シャツに黒いベストは、この手の男性のマストアイテムと言って過言ではない。



それともうひとつ、王様クリスチャン役のミケル・ボー・フォルスガード。
なんと演劇学校在学中にこの役を演じ、これでベルリン国際映画祭の銀熊賞を獲ってます。
彼はとても良かったです。エキセントリックだけど可愛げもある若い演技。
彼の演技だから観ているうちにクリスチャンに親近感が湧いてしまったんだろうな。


と、ここまでミーハーにきましたが、デンマークの歴史モノとしても優秀な映画だったと思います。
フランス革命前にこんなことがあったんだ、ってびっくりしたもの。
パンフにそのへん詳しく載っています。
まあ民主化というものは上からお仕着せでやっても意味がないのね、ということがよーくわかる映画でした。



英 題:A ROYAL AFFAIR
原 題:En kongelig affare
製作年:2012年
製作国:デンマーク
日本公開: 2013年4月27日(Bunkamura ル・シネマ ほか)
上映時間: 2時間17分
配 給: アルバトロス・フィルム
カラー/シネマスコープ/デジタル5.1ch
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

28週後 @DVD 04/28/13

2013-05-01 00:25:12 | 映画・ドラマ
tsutayaって素晴らしい♪
さて、せっかくのGWなのでちょいとレナー祭をば。
大好きなんですが、あんまり彼の出演作をチェックしていないので、とりあえずハードル低そうな「28週後」に手を出してみました。



すごいジャケットだ…。
ゾンビ映画はまず観ないからなー大丈夫かなー。
という心配は、杞憂に終わりました。
そんなにゾンビじゃなかったw

(映画.comさんよりストーリー)
ウィルス発生から28週後。アメリカ軍の介入によってウィルス根絶宣言が出されたロンドンでは、ようやく復興の兆しが見え始めていた。
ところが、ある人物の体内にウィルスが潜伏しており……。

あ、すごい簡単なストーリーになってるw
まあこの先はネタバレだもんねえ。DVDだから今更だけど。

とりあえず主役のロバート・カーライルが優秀なまでに情けないパパでした。
こういうのやらせると天下一品ですね!奥さんがゾンビ(というかウィルス感染者)になった途端に気持ちよい見捨てっぷりが清々しい。
そしてそれを涙ながらに子供達に語る姿もとってもリアリティ。
で、その奥さんがなんとウィルスの抗体を持っているというのがこの映画の要ですね。一応ね。
子供達もその抗体を持っているやもしれぬ、ということで彼らを救おうというストーリーになります。

その子供達を救いに立ち上がるのが、ジェレミー演じるドイル軍曹ですよ。
や~んカッコいい!
後ろのカラフルな二人が、そのお子さまたちです。




(メリーゴーランドの馬が怖い)

すごい守ってくれそうね。
実際すごい守ってくれました。もうこういう良い人ってすぐ死ぬからドキドキして観ましたよ。
思ったより長く生きたほうかな。。
相方のフリン(ヘリの黒人兵士)も良かったな。あのヘリのプロペラのとこは「ぎゃっ」てなったけど。

命令を受けて釈然としないながらも、彼の持ち場である屋上から一般人を狙撃しまくって、でもこの男の子をどうしても撃つことができずに逡巡するレナーの演技、よかったです。

しかし、この映画のすごいところは、ゾンビの皆さんの走りっぷりじゃないかしら。
私のつたない知識のゾンビさん達は、ゆ~っくりした動きでキシャーってイメージなんですが、こちらの皆さまは明るい青空のもと走る走る。そらもー元気いっぱい。



しかも噛み付かれたりしてウィルスに感染すると「あっ」という間にその人もゾンビ化するので、伝染がすごい早い。
そりゃまあ「コードレッド」で焼き払いたくもなるよねえ。。

思ったよりちゃんとした話だったし盛り上がったしで、なかなか面白い映画でございました。


原  題:28 WEEKS LATER
上映時間:104分
製作国 :イギリス/スペイン
公開情報:劇場公開(FOX)
公開年月:2008/01/19
ジャンル:ホラー/SF/アクション
映  倫:R-15
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする