「北欧の至宝」ことマッツ・ミケルセンさんが、若い男女をころころ落とす映画でした。
いや~眼の保養。
とりあえずパンフ。ううむ、格調高い。
こちらはチラシ。
18世紀後半のデンマーク王室の物語。
だいたいフランス革命(ベルバラのあのへん)の直前くらい。
(ストーリー)
18世紀後半、精神を病んだデンマーク国王クリスチャン7世の侍医となった野心家のドイツ人ストルーエンセ。王の唯一の理解者であり、親友となる一方で彼は、孤独な王妃カロリーネの心も虜にし、禁断の恋に落ちる……。啓蒙思想を信奉する彼は、やがて国王の言動を操り、事実上の摂政として数々の改革を推し進めていくが、不満を募らせた保守派貴族たちは密かに政変を起こそうと画策していた…。欲望渦巻く宮廷の権力争いの行方、そして侍医と王妃の許されざる愛の結末とは…。
↑↑↑
どのサイトを見ても大体このように書いてあるんだけど、たしかにそうなんだけど、映画を見終わった最初の感想は「クリスチャンがかわいそう」でした。。。
だって王様、本当に本当にストルーエンセのことが大好きなんだもん!
だから、やっぱりストルーエンセのことを好きなブラント君のことは大嫌い。
ストルーエンセに諭されればあんまり好きじゃない政治も頑張っちゃうし。
摂政の権限をほぼ無限にしちゃう書類にもサインしちゃうし。
最終的に彼が禁断の恋を認めた時も許しちゃうしさ。
王様の唯一の信頼できる人で心の拠り所だったんだろうなあストルーエンセ…。
(でもストルーエンセさんは王妃さまにメロメロなのでした)
そう、侍医と王妃さまはちょっと…自由すぎるじゃろアンタ達…。城の中だと言うのに。
もう少し慎めや。
そんなストルーエンセさんの血はスウェーデン王家にいまだ引き継がれているという。
(そういやあの王室はわりとオープンでスキャンダルもいろいろあるよね)
そして衣装は素晴らしかった!
馬車の内装も素敵。ドレスもどれも素敵。
若い女子は首や胸元になにも着けないという、肌を最大限に美しく見せるドレスでした。うっとり。
あ、マッツはもう少し脱がせても良かったんじゃない?
マッツはねえ…良かったです。
印象に残ったシーンのひとつが国王クリスチャンと最初に会うシーンなんだけど、シェイクスピアの台詞をお互い言い合いながらクリスチャンがストルーエンセを気に入っていくというもので、ああ王様は気違い扱いされてるけどそんなバカじゃないんだなってことも見ている方に伝わる良いシーンだったわ。
あとは王妃さまとの宮廷でもダンス。
これは可愛かった!まずダンスが可愛い。仮面舞踏会なので仮面の使い方もいいし衣装も素敵。
マッツはさすが元ダンサーだけあって背筋がピンとしていて映えます~。
(ちょっとキャプってみた)
あとは最後のシーンですね。
白シャツに黒いベストは、この手の男性のマストアイテムと言って過言ではない。
それともうひとつ、王様クリスチャン役のミケル・ボー・フォルスガード。
なんと演劇学校在学中にこの役を演じ、これでベルリン国際映画祭の銀熊賞を獲ってます。
彼はとても良かったです。エキセントリックだけど可愛げもある若い演技。
彼の演技だから観ているうちにクリスチャンに親近感が湧いてしまったんだろうな。
と、ここまでミーハーにきましたが、デンマークの歴史モノとしても優秀な映画だったと思います。
フランス革命前にこんなことがあったんだ、ってびっくりしたもの。
パンフにそのへん詳しく載っています。
まあ民主化というものは上からお仕着せでやっても意味がないのね、ということがよーくわかる映画でした。
英 題:A ROYAL AFFAIR
原 題:En kongelig affare
製作年:2012年
製作国:デンマーク
日本公開: 2013年4月27日(Bunkamura ル・シネマ ほか)
上映時間: 2時間17分
配 給: アルバトロス・フィルム
カラー/シネマスコープ/デジタル5.1ch
いや~眼の保養。
とりあえずパンフ。ううむ、格調高い。
こちらはチラシ。
18世紀後半のデンマーク王室の物語。
だいたいフランス革命(ベルバラのあのへん)の直前くらい。
(ストーリー)
18世紀後半、精神を病んだデンマーク国王クリスチャン7世の侍医となった野心家のドイツ人ストルーエンセ。王の唯一の理解者であり、親友となる一方で彼は、孤独な王妃カロリーネの心も虜にし、禁断の恋に落ちる……。啓蒙思想を信奉する彼は、やがて国王の言動を操り、事実上の摂政として数々の改革を推し進めていくが、不満を募らせた保守派貴族たちは密かに政変を起こそうと画策していた…。欲望渦巻く宮廷の権力争いの行方、そして侍医と王妃の許されざる愛の結末とは…。
↑↑↑
どのサイトを見ても大体このように書いてあるんだけど、たしかにそうなんだけど、映画を見終わった最初の感想は「クリスチャンがかわいそう」でした。。。
だって王様、本当に本当にストルーエンセのことが大好きなんだもん!
だから、やっぱりストルーエンセのことを好きなブラント君のことは大嫌い。
ストルーエンセに諭されればあんまり好きじゃない政治も頑張っちゃうし。
摂政の権限をほぼ無限にしちゃう書類にもサインしちゃうし。
最終的に彼が禁断の恋を認めた時も許しちゃうしさ。
王様の唯一の信頼できる人で心の拠り所だったんだろうなあストルーエンセ…。
(でもストルーエンセさんは王妃さまにメロメロなのでした)
そう、侍医と王妃さまはちょっと…自由すぎるじゃろアンタ達…。城の中だと言うのに。
もう少し慎めや。
そんなストルーエンセさんの血はスウェーデン王家にいまだ引き継がれているという。
(そういやあの王室はわりとオープンでスキャンダルもいろいろあるよね)
そして衣装は素晴らしかった!
馬車の内装も素敵。ドレスもどれも素敵。
若い女子は首や胸元になにも着けないという、肌を最大限に美しく見せるドレスでした。うっとり。
あ、マッツはもう少し脱がせても良かったんじゃない?
マッツはねえ…良かったです。
印象に残ったシーンのひとつが国王クリスチャンと最初に会うシーンなんだけど、シェイクスピアの台詞をお互い言い合いながらクリスチャンがストルーエンセを気に入っていくというもので、ああ王様は気違い扱いされてるけどそんなバカじゃないんだなってことも見ている方に伝わる良いシーンだったわ。
あとは王妃さまとの宮廷でもダンス。
これは可愛かった!まずダンスが可愛い。仮面舞踏会なので仮面の使い方もいいし衣装も素敵。
マッツはさすが元ダンサーだけあって背筋がピンとしていて映えます~。
(ちょっとキャプってみた)
あとは最後のシーンですね。
白シャツに黒いベストは、この手の男性のマストアイテムと言って過言ではない。
それともうひとつ、王様クリスチャン役のミケル・ボー・フォルスガード。
なんと演劇学校在学中にこの役を演じ、これでベルリン国際映画祭の銀熊賞を獲ってます。
彼はとても良かったです。エキセントリックだけど可愛げもある若い演技。
彼の演技だから観ているうちにクリスチャンに親近感が湧いてしまったんだろうな。
と、ここまでミーハーにきましたが、デンマークの歴史モノとしても優秀な映画だったと思います。
フランス革命前にこんなことがあったんだ、ってびっくりしたもの。
パンフにそのへん詳しく載っています。
まあ民主化というものは上からお仕着せでやっても意味がないのね、ということがよーくわかる映画でした。
英 題:A ROYAL AFFAIR
原 題:En kongelig affare
製作年:2012年
製作国:デンマーク
日本公開: 2013年4月27日(Bunkamura ル・シネマ ほか)
上映時間: 2時間17分
配 給: アルバトロス・フィルム
カラー/シネマスコープ/デジタル5.1ch