***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

紅葉狩り@蓼科その2

2012-10-21 23:59:31 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

 

今回の紅葉狩りは日帰りの予定だったんですが、

行く前に周辺の立ち寄り湯を調べてたら、ちょっと面白そうなところがありまして、
当日電話して空きがあれば泊まっちゃおうと、電話してみたらOKで
1泊旅行に変更となり、

そのお宿は奥蓼科温泉郷の行き止まり。

湯みち街道(県道191号線)を宿に向けて進んでいると、
たくさんの車が路駐している場所があり、右側はなにやら湖か沼のよう、

これはもしかして有名な観光スポットかも、と覗いてみたら、

 

それは、静かな水面に森の木々と空が映る、小さな、でもとっても綺麗な湖。

 

ほほぉ~。

 

 

光るような水草、あれは何なんでしょう。

 

 

陽が当たっているのか、発光しているのか(それは無いな)分からないけど、とにかく綺麗。

 

 

光る水草と、白く浮かび上がる白樺の幹が、これまたすんごい綺麗。

湖面に映った風景がそのまま油絵のよう。

私はたぶんその時「ほぉぉ~~」と声にならない声を上げながら写真を撮っていたと思います(笑)

 

そんな私に案内板を読んでいたダンナが教えてくれました。

「ここは御射鹿池(みしゃかいけ)という農業用のため池で、
東山魁夷の『緑響く』のモデルになったところなんだって」

 

へえ~~~~~~

そうか~~、そうなんだ~~

その昔、山梨の櫛形町にある南伊奈ヶ湖を訪れた時に、『緑響く』は
ここをモデルにしたのだと確信した私は少しガッカリもしましたが、

でもこの風景、納得です。

本当に素敵ですわ。

この先にあるお宿を選んで良かった~~。

 

 

んで、そのお宿は天下の霊湯 渋御殿湯

 

検索すると国民宿舎との表示も出ますが、HPには特に記載はなく、
でも、建物の感じは確かに国民宿舎っぽいです。
(HPの日記によれば、野口健さんと藤○クンも度々利用してるみたいですね)

 

 

至ってシンプルな玄関&ロビー。

 

お部屋は6畳間。2人なら充分な広さで、結構綺麗です。
宿泊料金は1泊2食付@8,400円。

バス・トイレは付いていません。
浴衣、丹前、洗いタオル、歯ブラシ有り。ティッシュペーパー、冷蔵庫無し。
TVは無料(笑)

共同のトイレは落としです(←お分かりですかw)
泊まった部屋はたぶん東館。料金の高い本館西館は水洗かもです。

 

夕方には団体さんが到着するというので、お風呂へ急行(笑)

奥が男湯、手前が女湯の入り口。

もうこのあたりから、硫黄臭がプンプン。あ~たまらん(笑)

 

女湯です。ええでしょ~~、この雰囲気。

 

湯船は3つ。

奥が渋御殿湯源泉で26度(!) その手前が渋長寿湯源泉で31度(汗)
一番手前が渋御殿湯の加温したもので42度(ほっw) 
※木の蓋が結構重いので腰痛持ちの方は要注意ですぜ

渋御殿湯源泉の湯は手を浸けただけで断念。
渋長寿湯源泉は入れたけど10秒でアウト。

ということで、私はずっと加温の渋御殿湯に浸かってまして、
これが湯の花の舞うとってもいいお湯でございました。
加温でも充分満足であります。

御殿湯源泉にはコップが置かれていたので飲泉してみたところ、
酸味と渋みが強い個性的な味で、薬効ありそうだけど、お腹の弱い人は
危険かもという感じでした。

 

こちらは男湯。
女湯と同じように、奥が渋御殿湯、真ん中が渋長寿湯、手前が渋御殿湯の
加温になってます。

違うのは渋長寿湯の湯船が足元自噴なこと。

 

お分かりいただけますか、この泡ポコポコ。

ダンナが言うには、これが「もの凄~~く気持ち良かった」と。
最初は冷たく感じるんだけど、入っているうちに体が温かくなるんだそうです。

入りたかったよ~~~~

このお湯に入れるのが男だけってずるくないですか。

時間による入れ替え制にすべきだと声を大にして言いたいわ。

それと、入浴可能時間が午前6時から午後10時までなのが残念。
24時間入浴可にしてもらいとこですが、加温があるので難しいのかな。

尚、御殿湯、長寿湯ともに、『この温泉固有の禁忌症』として、
「皮膚粘膜の過敏な人 特に光線過敏症な人 高齢者の皮膚乾燥症」
との表示がありました。

 

という、上記のお風呂は宿泊者専用の東の湯で、日帰り客は、

こちらの西の湯のみの入浴になります。
西の湯は26度の渋御殿湯源泉の湯船と、天然水を加温濾過した湯船の2つ。
シャワー、カランがあるので体を洗うために入りましたが、
その必要がなければ、東の湯の方が断然楽しいです。

 

 

 

食事はこんな感じ。お魚、天ぷらは冷えてます(笑)
朝食のメインがハムってのも素敵でしょ(笑) 食器はプラだし(笑) 
8,400円ですから、ええ、贅沢言いません。

それになんたって温泉がいいですもん、全然OKです。


夕食は驚く無かれ、午後5時から6時の間(←病院か)となっているので
夜が長い長い(笑)

ダンナは8時頃には寝入り、私は普段見ることのないTVを観て、

そしたらアニーが関ジャニのメンバーと太鼓対決しててビックリ(笑)

で、9時過ぎには就寝という、なんて健康的な生活(笑)

 

 

翌日は午前6時ジャストにお風呂に入り、

その後、朝靄の立ちこめる御射鹿池が見れるかも~と、行ってみたら、


 

朝靄は無かったけど、陽が差す前の御射鹿池は昨日よりひっそりと神秘的。

 

でも、湖岸にはカメラマンが大勢(汗)

皆、無風状態で水面が鏡になるのを待っているようです。

私以外全員三脚使用ってのも凄い。
気合い入れて撮る場合は必須なんだろうけど、動きが制限されて
苦手なんですよ、三脚(汗)

 

昨日の主役は光る水草。

今日の主役は白樺の幹。スポットライトが当たってるかのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぅ~~


言葉も出ませんや。

 

緑の季節の御射鹿池もぜひ見てみたいですわ。

 

 

 

 

チェックアウト後は、北八ヶ岳ロープウェイ駅へ。

山麓駅近くは木々の色付きが最高潮。

 

北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅です。
すんごい綺麗になりましたね~(←前回は10年以上前)

 

山麓駅(標高1,771m)から山頂駅(2,237m)まで約7分間の空中散歩。

下の2枚はロープウェイの中から、人の頭越しだったので
サブカメラ(PENTAXQ)で撮ったものです。

 

結構良く撮れてるじゃん(自画自賛w)
メインは黄葉ですね。

 

山頂駅到着。

一帯は自然がつくり出しだ坪庭になってます。
ほとんどの人が登山の装備をしている中、街歩きの格好の人もちらほら。

しっかり登山者風出で立ちの私たちでしたが、今回は坪庭散策だけ(笑)

 

 

手前に見えるのが坪庭の全体を為す溶岩台地。八ヶ岳最後の噴火で出来たそうです。
溶岩の上には高山植物が覆うように生えてます。

向こうの山は縞枯山。こっちからだと縞枯れが分かりませんね。

 

こちらは(たぶん)三ツ岳と雨池山。縞枯れがはっきり分かります。
枯木帯と成木帯の2層で構成され、年々移動しているという縞枯れ現象の
原因はまだ特定できていないのだそうです。

 

千畳敷カールで堪能させてもらった小岩鏡(コイワカガミ)の葉。
秋はえんじ色になるんですね。

 

黒豆の木。もちろんあの黒豆じゃありません(笑)
黒というより青紫に近いかな。ジャムにすると美味しいそうです。
葉が紅葉して坪庭に色を添えていました。

 

見た目はこちらが黒豆という感じですが、これは岩高蘭(ガンコウラン)、
別名はクラウベリーで、ジュースに適しているとのこと。

ちなみに似た名前の「クランベリー」はツルコケモモの別名で、

吉井和哉の6枚目のソロアルバム『The Apples』に入ってる曲名でもあります。
『The Apples』も次の『After The Apples』もカッコいいアルバムですぜ。

御射鹿池とかの検索でここに辿り着いちゃった人にちょっと宣伝をば(笑)

 

 散策路からちょっと歩いたところにある縞枯山荘にてコーヒータイム。

山荘の前は草原で広々。

 

縞枯山荘は風力と太陽光による自家発電。
青いトンガリ屋根はそのまま青空に溶け込んじゃいそう。

素敵な山荘だな~。

 

 

ダンナは栗ぜんざい(ほうじ茶・お新香付)@800円、
私はコーヒー@400円←最近、ミルクを入れなくてもコーヒーが飲めるようになりました♪

山歩きの時は目立つようにど派手なピンクを着ているのですが、
帰りのロープウエイで、全く同じ色のピンクのヤッケを着た小さな双子の女の子が
真横に来て、「これは親子に見えるだろうか、もしかしておばあちゃんと孫に
見えたりしちゃう?」と、誰も見てないだろうに、そんな心配した自意識過剰な私でありました(笑)

 

帰りのロープウエイからの景色。
(今度は一番に並んで、窓際からメインカメラ(PENTAX K20D)で撮りました)

遠くに見える山の名前を係の人が説明してくれてましたが、全然覚えてません(汗)

 

 

秋色の蓼科、とても綺麗で、とても気持ち良かったです。

 

来年の夏は、これに登山をプラスしてまた行きたいな~と早くも計画中♪

 

 

 

 

 


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